5月の連休が明けた11日の木曜日、
代官山にある旧朝倉家住宅に行きました。
この日は都内の気になる建築物を
一日かけて見学する日としました。
(けんちくday)
最初に吉祥寺のアントニン・レーモンドの作品。
次に代官山の谷口吉郎の乗泉寺。
次に代官山の旧朝倉邸・・・。
◇◇◇
旧朝倉家住宅の
2階に好きな茶室があります。
その茶室を
もう一度見てみたいと思ったのです・・・。
茶室の入口を廊下から見た意匠が
とても好きです。
実測をして図面にしました。
入口まわりの詳細・・・。
繊細かつシャープなディテール。
茶室の床の間まわり。
床の間の下地窓
水屋・・・。
広くて使いやすそうです。
見学順路にそって一通り見学しました。
きれいな形をした手水鉢
槇文彦が設計したヒルサイドテラスに
ヒルサイドテラス全景の模型が
展示してありました。
その模型に旧朝倉家住宅も含まれていました。
パンフレットに書かれた
旧朝倉家住宅の概要を読んでみます。
◇◇◇
旧朝倉家住宅は、
猿楽町の南西斜面を利用して
東京府議会議長や渋谷区議会議長を
歴任した朝倉虎治郎によって
大正8年(1919)に建てられました。
その際、虎治郎は、
材木店で働いていた経験を生かし、
自ら屋敷に使用する材木を
選んだといいます。
その後、戦後の困難期に
社団法人中央馬事会へ売却された
旧朝倉家住宅は、
旧農林省に譲渡されるなどの歴史を経て、
昭和39年から
現在の内閣府の前身である
経済企画庁の渋谷会議所として
近年まで使用されていました。
東京中心部に残る、
関東大震災以前にさかのぼる
数少ない大正期の和風住宅として
貴重であり、また、
都市化が急速に進んだ周縁部に
営まれた住宅であることが、
近代の和風住宅の展開を知るうえで
重要であるとして、平成16年に
国の重要文化財に指定されました。
◇◇◇
昭和12年(1937)ごろの建物配置図。
ヒルサイドテラスと
旧朝倉家住宅と
デンマーク王国大使館は
もともと朝倉家の一体の敷地であり、
虎治郎の先代、徳次郎は、
明治2年に朝倉商店を開き、
三田用水で水車を回し、
大きな米屋を営んでいたそうです。
1階平面図
2階平面図
南東の端にあるのが茶室と水屋
◇◇◇
追記:
茶室まわりの写真には
2015年に撮影したものが
ふくまれています。
この作品は吉村順三事務所.. |
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