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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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西大寺東塔の基壇

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先週の木曜日の午前中、平城京跡に行く前に西大寺に立ち寄りました。西大寺は東大寺の大仏殿を基点とすると約5250m(地図で計測すると)西にあります。780年ごろには110を数える堂宇が甍を連ね壮大な伽藍であったと伝えられています。しかしながらたびたびの被災で堂塔を失っていき南都七大寺のひとつとして東大寺に次ぐ威勢も衰微していきます。
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西大寺本堂の前に四角い基壇が残っています。当初は八角七重塔として設計されましたが、途中で設計変更され四角五重塔(高さ46m)が東西に建立されたそうです。雑誌などで西大寺を紹介する写真は東塔の基壇の上から本堂を撮影したものです。
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この基壇は一般の人は立ち入り禁止。内緒で上がってみようと思いましたがあまりにも目立つのでやめることにしました。本堂から見る東塔の基壇です。
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さてその真四角の基壇の石積みですが僕の眼にはどうしても荒々しい積み方に見えてしまいます。見ようによっては他の石を再利用しているようにも見えます。もしかしたら突然の設計変更のために石工たちが慌てた結果、粗野な積み方になったのかもしれません。いやあえて粗野に積んだとしたら彼らの芸術性に驚いてしまいます。およそ1200年前のことでした。
# by y-hikage | 2009-12-10 18:03 | 建築巡礼 | Comments(0)