設計の過程のかなり早い段階で
番付を決定します。
番付は構造設計するにしても、
大工さんと図面の打合せを
するにしても、
とても重要な共通言語なので、
ある側面では番付が決まらないと
設計がうまく前に進めない
もどかしさがあります。
番付は、
たての軸が
「い・ろ・は・に・ほ・へ・と・・・」。
横の軸が、
「一・二・三・四・五・・・」と、
右上の角から下がっていきます。
(図面の寸法線に沿って書かれた
丸の中に番付が書かれています。
いつもは縦の番付の
「い・ろ・は・・・」は
図面の上に書くのですが、
今回はA3のトレーシングペーパーに
うまくレイアウトできなかったので
下に書いています。
また番付のルールは
大工さんによってちがう場合が
あるので注意が必要です・・・。)
※
ところで
現在設計中の住宅は、
敷地とゾーニングの関係上、
二辺が45度に振れています。
(45度に振れた設計は
日影アトリエではとてもめずらしいです・・・)
※
この45度に振れた軸線も
重要な通りであるため、
やむなくローマ字の
「A・B・C・D・E・・・」
を使用しました。
この住宅の番付の考え方を決めるのに
ずいぶん悩みました。
一応これで番付を決定したのでこれから
構造伏図を書いていこうと思います。
※
ちなみに、
図面上右上の青いテンプレートは、
ローマ字と数字で使用するタイプです。
右下のオレンジのテンプレートは、
ひらがなと漢数字で使用するタイプです。
ローマ字のテンプレートは、
たしか15年以上使用していてボロボロで、
折れたテンプレートをセロテープで
くっつけながら使用しています。
同じ品番のテンプレートが
東急ハンズや伊藤屋に
行っても置いていないので、
困り果てて・・・
ためしにインターネットで
探してみたら見つかったので、
さっそく注文しました。
もうじき届くと思います。
(ネットって
案外便利なところもあるのですね・・・。)