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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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お茶の水の文化学院

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428日、

明治大学アカデミーホールで開催された

普請文化フォーラムに参加するために

お茶の水に行きました。

開始時間まで時間があったので、

何十年かぶりに吉阪隆正が設計した

アテネフランセを見学にいきました。

アテネフランセに向かう途中、

そういえばこの通りに

文化学院があったことを思い出しました。

ところが文化学院の校舎は

エントランスだけが保存され、

奥には近代的なビルが建っていました。

いろいろな事情があるのでしょうが、

文化学院の校舎がなくなっていたことが

残念に思いました。


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こちらは、

吉阪隆正が設計した

テネフランセ。

ローマ字がくり抜かれたピンクの外壁は、

何度みてもチャーミングです。


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by y-hikage | 2018-04-30 11:39 | 建築巡礼 | Comments(0)

お風呂が椅子になりました。

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椅子の座り心地の良さは

座面の広さにも関係するのではないかと思い、

座布団の大きさの椅子を作ろうと思いました。

さて、材料をどうしようと悩んでいたら、

木製の浴槽を解体した部材が

残っていることを思い出しました。

木曽檜をあわせるために

埋め込まれていた金属を

丸ノコで飛ばしながら、

やっとの思いで

座布団の大きさに切りました。

平面的な大きさは450㎜角。

高さはキャスターを含めて400㎜です。

日影アトリエでは珍しく、

木目をつぶして

座布団の色にあうように

着色塗装をしました。

座面が広いと安定感がでて、

どっしりとした感じがします。

座布団がもう少し

厚ければよかったようにも思います。


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by y-hikage | 2018-04-28 09:26 | 日影アトリエの本棚 | Comments(0)

組手什の箱を作りました。

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組手什(くでじゅう)の箱を作りました。

僕には悪い癖があって、

心に残った新聞記事を

保管する癖があるのです・・・。

それらの新聞記事は

段ボールの箱に入れてきましたが、

美観上よくないので

木の箱で新聞入れを作ろうと考えました。

さて、材料をどうしようと悩んでいたら、

使っていない組手什を思い出しました。

使っていない組手什は、

5年前の建築家展で使用したもの・・・。

組手什は、

「日本の森バイオマスネットワーク」


で購入しました。


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組手什を必要長さに切って、

箱型に組んでみたら、

正倉院・校倉造りのようで

意外ときれいなかたちになりました。

組んだままだと持ち上げると

バラバラになるので、

裏側に3㎜×15㎜の板を

釘で打ち付けて固定しました。


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組手什の箱は、

大小二つ作りました。

大きいほうは新聞入れ。

小さいほうは領収書の仮置き場です。


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新聞記事と領収書が入った

組手什の箱ができあがりました。


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by y-hikage | 2018-04-27 12:03 | 日影アトリエの本棚 | Comments(0)

たためる椅子のための「うごく机」を作りました。

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建築家・吉村順三が設計した

「 たためる椅子 」のための

「 うごく机 」を作ってみました。

たたためる椅子は、

とてもすわり心地がよく

気持ちよく本を読むことができます。

しかしながら座ってスケッチするには、

一般的な机の高さだと

座面が低いように思います。

そこでたためる椅子に合うような

机はどんなものかと考え、

実際に作ってみました。


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たためる椅子に合う

机の条件を以下のように設定しました。


1・椅子の肘掛けの上

  すれすれに机の天板があること。

2・机の下で足をのばせること。

3・机の上にA4サイズのクロッキー帳と

  コーヒーカップがのること。

4・机が動くこと。

5・机が安易に転倒しないこと。


いくつかスケッチしながら検討し、

たためる椅子の実測図を書き、

机の図面を書いてみました。

一応、上記の条件を全て満たしています。



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うごく机の簡単な説明

・・・・・・・・・・・・・・・・

たためる椅子の肘掛けの天端から

机の天板まで7㎜の隙間があります。

つまり7㎜以上は傾くことがなく、

机が転倒しようとしても

肘掛けが天板を支えてくれます。

・・・・・・・・・・・・・・

机の下で足をのばすには、

机の天板が

机を支持する脚から

跳ね出していなければなりません。

跳ね出しているとスケッチする場合、

腕の荷重に耐えきれず

転倒の原因になります。

しかも可動にするための

キャスターがついているため、

転倒の条件が増加します。

この問題を解決するために、

二つのことを考えました。

ひとつは、

机の天板を軽い杉とすること。

あわせて天板を支持する脚の材料を

重たい赤松とすること。

ふたつめは、

一枚の側板を床面すれすれまで伸ばし、

側板の下端が机の転倒を防いでくれること。


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うごく机が、

たためる椅子の肘掛けの上まで移動しました。


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うごく机の上にA4サイズのクロッキー帳と

コーヒーカップがのりました。


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一枚の側板が床面から3mm浮いています。

そのためうごく机は3mm以上傾きません。

しかもキャスターの存在もわかりません。


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机の天板は杉。

机の脚は赤松。

使用した材料は、

古材を加工して製作しました。

木工技術がないので

脳天ビス止めとしています。

あいかわらず粗っぽい仕事ですが、

材料の良さが

その粗っぽさを助けてくれています。


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実際の人間が座ると

こんな感じです・・・。


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「 たためる椅子 」をたたんだ場合、

「 うごく机 」は、

製図板のサイドテーブルにも使え、

うごく机の中が本棚としても利用できます。


これで「 たためる椅子 」の

有効利用の世界が格段に広がりました。




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by y-hikage | 2018-04-26 11:49 | 日影アトリエの本棚 | Comments(0)

68.吉村順三記念ギャラリー「ホテル小涌園」その3

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吉村順三が設計した「 ホテル小涌園 」には、

ドライブインが併設されました。

このドライブインが

ホテル小涌園の中で好きな建築になりました。

シンプルな形態と開放的な空間・・・。

そして何よりも

プールに面していること・・・。

なぜドライブインから

プールが見えるのか理由がわかりませんが、

どこかリゾート気分にさせてくれます。

ハワイのように・・・。


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写真だけだと配置関係がわからないので、

配置図を描いてみました。

黄色いゾーンがホテル棟です。

左下の赤いゾーンがドライブインで、

長方形の青い部分がプールになります。

車を駐車場にとめて、

ドライブインに入ると窓の向こうに

プールの水辺が見えるという演出です。


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ギャラリーに展示されていた上の写真は、

どことなくレトロ感があって

いい雰囲気を出しています。

プールの飛び込み台から

飛びおりたい気分にさせてくれます・・・。


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ところで今は、

ドライブインという施設はあるのでしょうか。

よく子どもの頃、岩手の父が家族旅行で

ドライブに連れていかれました。

はらがへってきたら

ドライブインに入って、

父と母と妹と弟でラーメンを

食べた記憶があります。

今はドライブに行くことがないので

(ほとんどが電車の移動・・・)、

世の中のドライブインの状況がわかりません。

道の駅かコンビニがドライブインに

変わったのでしょうか・・・。


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次回の吉村順三記念ギャラリーは、

55日からです。

テーマは「軽井沢の家」です。



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by y-hikage | 2018-04-24 13:59 | 吉村順三ギャラリー | Comments(0)

68.吉村順三記念ギャラリー「ホテル小涌園」その2

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吉村順三記念ギャラリーの

小さな建築展・第68

「箱根 ホテル小涌園」の展示を

見ていて思ったのは、

このホテルのために設計された

家具や照明のデザインの多様性でした。

家具や照明のデザインだけに絞って

見ているだけでも

時間があっという間に過ぎました。


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テーブルに置かれた灰皿に注目!

なんと灰皿までも設計しています。


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その実物の灰皿が

ギャラリーに展示されていました。

灰皿の縁に

マッチ箱を立てられるように

工夫されていました。

芸が細かいです!


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ホテル小涌園のために設計された照明・・・。


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その実物の照明が

ギャラリーに展示されていました。


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次回・・・

68.吉村順三記念ギャラリー

「ホテル小涌園」その3に続く・・・。


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by y-hikage | 2018-04-23 17:21 | 吉村順三ギャラリー | Comments(0)

68.吉村順三記念ギャラリー「ホテル小涌園」その1

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3
月のとある週末、


吉村順三記念ギャラリーに行きました。

テーマは、

68回「 ホテル小涌園 」

ホテル小涌園は、

1959年に箱根に竣工したホテルです。

「ホテル小涌園」について

吉村順三作品集に書かれた解説を読んでみます。


〇〇  〇〇 〇

戦後はじめて作られた大規模なリゾートホテルで日本の風景の中に日本的性格のホテルを意図した作品である。地形にならってプランの形が決められている。そのために客室からそれぞれ違った構図の山の景色が見える。暖房、給湯、温水プールの熱源は天然蒸気を利用している。冷房機器設備はないが、中廊下をダクトとして排気し、山の冷気を室内に取り入られるように考えられている。戦後のことで照明器具、家具、布地等に至るまで特別に設計している。

(吉村順三作品集1941-1978より引用)

〇〇  〇〇 〇


僕の読みまちがいか、

聞きまちがいかもしれませんが、

吉村順三がこの敷地に初めて訪れて

設計を着手してから

完成までちょうど1年だったとか・・・。

これが本当だとしたら

驚異としか言いようがありません・・・。

家具から照明まで

全てホテル小涌園のために

設計し製作しているのですから・・・。

次回の展覧会で再度聞いてみることにします。


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エントランスの独特のかたちをした庇。


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エントランスの

独特のかたちをした庇の断面図。


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回遊性を感じさせる片廊下。



〇〇  〇〇 〇


次回・・・

68.吉村順三記念ギャラリー

「ホテル小涌園」その2に続く・・・。



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by y-hikage | 2018-04-23 11:25 | 吉村順三ギャラリー | Comments(0)

沼津の駿河待庵

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たしか20年ぐらい前のことだったと思います。

旧沼津御用邸に千利休(1522年~1591年)が

設計した茶室・待庵の写しの

移築工事がおこなわれているので、

見学しに来ませんかと

京都の左官屋さんから連絡があり

沼津に行きました。

完成間近の茶室・待庵の写しは、

写真で見る待庵とほとんど同じで、

まさに本歌として

再現(復元写し)されたものでした。

さいわい茶室の中に

入れていただくことができ、

畳は敷かれていなかったにせよ、

床に座り待庵の内部空間を

身体で感じることができた

貴重な体験となりました。

とても二畳敷の

狭小な空間とは思えない

ふくらみのある広さを感じたことを

今でも忘れることはできません。

〇 〇 〇〇〇   〇

先日、旧沼津御用邸の近くに来ていたので、

再訪の機会を得ることができました。

手入れがむずかしいのでしょう、

外壁の土壁が部分的にはがれていましたが

20年前の姿を保っていました。

連子窓からのぞいた茶室の中は、

待庵そのものでしたが、

やはり畳の上に座り

内部空間に包まれてみないと、

待庵のよさはわからないものだと

つくづく思いました。

〇 〇 〇〇〇   〇

旧沼津御用邸の待庵は、

「 駿河待庵 」と呼ばれています。

駿河待庵は沼津御用邸記念公園の

東付属邸に隣接する

茶室・翠松亭(すいしょうてい)の一部として

移築されたものです。

茶室・翠松亭全体の設計は、

京都伝統建築技術協会の

中村昌生氏によるものです。

工事は京都の安井杢工務店が担当されました。



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by y-hikage | 2018-04-22 14:36 | 建築巡礼 | Comments(0)

プーランクの悲歌

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製図室にある古いスクラップブックを

何気なくめくっていたら、

坂本龍一が書いた音楽のページをみつけました。

「 耳の記憶----

12の調べが奏でる音楽の贈りもの 」

というタイトルの連載で

32回目の文章でした。

その32回目は、

プーランク(18991963)という作曲家の

オーボエ・ソナタ第1楽章「 悲歌 」

について書かれていました。

プーランクの「 悲歌 」第1楽章は

のどかでゆったりとしていて

好きな曲です・・・。

坂本龍一は

この曲についてこのように書いています。

〇 〇〇 〇 〇

これは戦後(1962年)に作られた曲ではありますが、ト長調と調整も明快。モーツァルトの音楽のように朗々としたわかりやすいメロディーがあり、そしてポップなピアノの伴奏があるという、ある意味、古典的な曲なんです。どうしても「戦後の曲」というとノイジーな現代音楽が多いですから、プーランクを知らない人が聞いたら、一体いつの時代の人が作ったんだろう、と驚くぐらい明朗な音楽です。

〇〇〇〇   〇

なるほど・・・・。

この曲は僕が生まれた年に作られたんだ・・・。

とはじめて知りました。

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by y-hikage | 2018-04-22 11:13 | 日影アトリエの本棚 | Comments(0)

沼津御用邸の沼津垣

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千利休が設計した

茶室・待庵の写しを見るために

旧沼津御用邸に先日行きました。

そこで見つけた垣根に目がとまりました・・・。

いつになくおおづくりでありながら、

羽織のようなとじた模様が好きになりました。

この垣根を

「 沼津垣 」と言うそうです・・・。

沼津垣の説明文を読むとこう書かれています。

〇 〇 〇〇   〇

沼津垣(ぬまづがき)は、昔から沼津周辺で浜の潮風を防ぐために用いられてきた垣根で、景観的にも、実用的にも優れています。旧沼津御用邸でも多く用いられたことから、一般的に知られるようになりました。

材料は、箱根竹と呼ばれる細い篠竹を十数本ずつ束ねて、網代(あじろ)網にしています。この束を「手」といい、どの束も別の二つの束を越えて編んでいるため、この編み方は「二手(ふたて)超し」と呼ばれています。

〇〇 〇〇        〇

「 二手(ふたて)超し編み 」・・・。

この言葉にどこかになにか

深い意味を感じてしまいます。


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by y-hikage | 2018-04-21 08:56 | 建築巡礼 | Comments(0)