ブログトップ | ログイン

日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

hikagesun.exblog.jp

<   2016年 10月 ( 21 )   > この月の画像一覧

コンサートに行きました。

c0195909_7575120.jpg

昨日の午後、

友人のヴァイオリニストが

演奏するということで、

鎌倉芸術館に演奏を聴きに行きました。

オーケストラは「緑交響楽団」。

曲目は、

1..シベリウス:

「 交響詩・フィンランディア op.26 」

2..シベリウス:

「 ヴァイオリン協奏曲ニ短調op.47 」

~休憩~

3..アントニン・ドヴォルジャーク:

「 交響曲第7番ニ短調op.70 」

4..アンコール..シベリウス:

「 アンダンテ・フェスティーボ 」

○ ○ ○

中でもシベリウスの

「 アンダンテ・フェスティーボ 」は、

しっとりとしたメロディーで、

かつ神聖で心洗われる音楽でした・・・。

とても感動いたしました・・・。

c0195909_7574377.jpg


c0195909_7573992.jpg

コンサートの休憩時間のワインは

楽しみのひとつ・・・

c0195909_7573583.jpg


c0195909_831338.jpg

by y-hikage | 2016-10-31 08:03 | 森の中と町の中で | Comments(0)

会津の建築:猪苗代のギャラリー

c0195909_1003532.jpg

「猪苗代のギャラリー」は、

「はじまりの美術館」と同じ町内に

建っていました。

設計は、第12回木の建築賞の

客員選考委員であられる

柴崎恭秀・会津大学短期大学部教授。

このギャラリーは、

1989年に建築された酒造作業蔵を

現地で再生したものでした。

この酒造作業蔵、127年前の建築時上棟時に

磐梯山噴火で被災し、

磐梯山噴火当時の復興のシンボルとして

竣工させたと聞きました。

そしてまたこの蔵は、

2011年・東日本大震災で

再び被災し全壊しました。

持ち主の強い意志によって

二度目の復興の兆しとして敷地内で

曳家をおこない

保存再生したとのことです。

c0195909_1003017.jpg

設計にあたって磐梯山噴火当時から現在まで

地域に伝わる蔵建築の構法や口述の記憶を

素材、外壁、内部空間で

表現したということです。

(この地域に辰野金吾設計の、

煉瓦張りの発電施設が残るそうです)

c0195909_1002644.jpg

伝統的な民家や土蔵を保存再生する場合、

一般的に日本特有の伝統技法を

使うことに腐心しがちです。

ところが「猪苗代のギャラリー」は、

外壁に煉瓦タイルを使用したり、

妻面の大きな開口部に

ガラスのカーテンウォール採用するなど、

伝統的な架構に現代の素材やデザインを

みごとに融合させています。

c0195909_1002176.jpg
「はじまりの美術館」同様、

予備知識がまったくないままで

訪れた「猪苗代のギャラリー」・・・。

空間性から細部の意匠まで含めて、

「設計力」の高さにただただ

脱帽するばかりでした・・・。

c0195909_1001670.jpg


c0195909_9592914.jpg


c0195909_9592560.jpg


c0195909_9592091.jpg


c0195909_9591741.jpg


c0195909_9591238.jpg


c0195909_959630.jpg


c0195909_959169.jpg


c0195909_9585742.jpg


c0195909_9585221.jpg


c0195909_9584654.jpg


c0195909_1091549.jpg

造り酒屋で使用していた湧水を円形の池とし、

造り酒屋で使用していた

樽の蓋の重し石を池のふちに並べています。

夕暮れ時の光が、水面でキラキラ輝き。

とても清楚で美しかったです。

○ ○ ○ ○ ○

会津の建築の連載は今回で終了です。

c0195909_10121643.jpg

by y-hikage | 2016-10-30 10:03 | 建築巡礼 | Comments(0)

会津の建築:はじまりの美術館

c0195909_11211180.jpg

福島県猪苗代町に建つ「 はじまりの美術館 」。

設計は無有建築工房の竹原義二さん。

築130年の酒蔵「十八間蔵」を

改修した小さな美術館でした。

長さが十八間あるので、

およそ33mある細長い美術館です。

伝統的な空間にモダンな要素が

調和した素敵な美術館でした。

そして何よりも地域に開かれた

運営と活動が素晴らしいと感じました。

こんな小さくて地域に愛される美術館が

全国にあったらいいと思いました。

c0195909_11204193.jpg
c0195909_11203715.jpg
c0195909_11203181.jpg
c0195909_11202569.jpg
c0195909_11202094.jpg
c0195909_11201367.jpg
c0195909_1120779.jpg
c0195909_11195559.jpg
c0195909_11195089.jpg
c0195909_11194692.jpg
c0195909_11194178.jpg

次回の見学は、猪苗代のギャラリーです。

設計は第12回木の建築賞客員選考委員の

柴崎恭秀さん。

c0195909_11223995.jpg

by y-hikage | 2016-10-29 11:23 | 建築巡礼 | Comments(0)

会津の建築:熊野神社長床

c0195909_1116648.jpg
熊野神社長床・・・。

僕に、あらたに国宝建造物を

指定してほしいという依頼が

国からあったとしたら、

まずはじめに福島県喜多方市に建つ

「 熊野神社長床 」を推薦するであろう・・・。

この名建築を見学するのは三回目である。

茅葺屋根で壁のない

柱のみが林立する姿は、

様式をはるかに超えた

美しい建築を生み出している。

c0195909_1116269.jpg
イチョウの葉っぱが

黄金色に輝く時期の熊野神社長床は、

息をのむほどに美しい・・・。

c0195909_11155882.jpg
熊野神社長床について、

建築史家の後藤治先生の解説が

明快かつ名文なので、

そのまま引用してみます。

○○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

部材が木太く、細部が簡素で力強い印象を受ける。高蔵寺阿弥陀堂と共に、東北地方ならではといった感がある古建築の秀作である。
吹き放しの建物の床上に上がると、柱が林立して見える姿は、なんとも不思議な雰囲気である。
外観は、内法と足元に長押が通り、水平線が強調されているのに対し、内部では、林立した柱の垂直線が強調されている。その対比が空間の印象を高めている。
さらに、中央部の身舎と、側回りにある庇の間には、漆喰塗りの小壁が設けられていて、空間が一様なものにならないような工夫がされている。新薬師寺本堂が、この部分に小壁をつくらないことによって、堂の一体感を出していたのとは、対照的なつくりである。
急な石段を上がって一段高い位置にある本殿に向かう拝殿の役割を果たした建物なのだが、吹き放しに床を張った姿は、建物内において単なる礼拝以外の儀礼が行われたことを感じさせる。
それものそのはず、「長床」と呼ばれるこのような建物は、修験道にかかわるものだったと推定されている。
(日本の建築空間:新建築社・75頁より引用)

○○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

c0195909_11155428.jpg

熊野神社長床

建立:鎌倉時代初期

c0195909_11154916.jpg


c0195909_11153655.jpg


c0195909_11152991.jpg


c0195909_11152175.jpg


c0195909_11151729.jpg


c0195909_11151281.jpg

木の建築賞選考委員の皆さまと記念撮影・・・。

次の見学は、「はじまりの美術館」

(設計:竹原義二氏 / 無有建築工房)です。

c0195909_1123333.jpg

by y-hikage | 2016-10-28 11:24 | 建築巡礼 | Comments(0)

会津の建築:左下り観音堂

c0195909_13312079.jpg

左下り観音堂(さくだりかんのんどう)・・。

会津若松市の南西に位置する

会津三里町の山の中腹に

この建物は建っていました。

荒々しく力強い三層懸造りの建築。

山を登っていくといきなり視界が開け、

この観音堂は切り立った崖に

へばりつくように建っていました。

その迫力を前にすると誰しも

あぜんとするでしょう・・・。

○ ○ ○ ○ ○

最上階の回廊からは会津盆地を囲む

磐梯山から飯豊山などの

美しい山並みが見わたせます。

c0195909_13311681.jpg

左下り観音堂は、

修験道のために入行(修行に入ること)に

先立ちお籠をする行堂(長床とも呼ぶ)でした。

会津地域に拡がる

羽黒山信仰、飯豊山信仰、磐梯山信仰など

周辺の修験道と密接な関係があり、

密教道場として造られたとされています。

鎌倉時代初期に空海(徳一ともいわれる)が

開基したと伝わっています。

c0195909_13311270.jpg

高さはおよそ15mあり、

回廊付き桁行五間(9m)、梁間五間(9m)の

舞台の上に方三間の

身舎(しんしゃ)が乗っています。

現在の建築は鎌倉時代から江戸時代にかけて

何度か改修されているようで、

鎌倉時代の原型をとどめているかどうかは、

僕の勉強不足でわかりません。

福島県指定重要文化財になっていますが、

保存状態も安全対策も

あまり良くないところが、

よりいっそうこの建築を荒々しく見せ、

建築の魅力を高めているように思いました。

c0195909_1331875.jpg

崖にへばりつきながら建っている

懸造りの観音堂・・・。

c0195909_1331365.jpg

遠くを眺めているのは安藤邦廣先生・・・

c0195909_13305999.jpg

東側正面

c0195909_13305479.jpg


c0195909_13304938.jpg

身舎を囲む回廊

c0195909_13301071.jpg

身舎を囲む回廊

回廊は南に大きく開いている。

c0195909_1330682.jpg


c0195909_1330257.jpg

荒々しい構造のディテール

c0195909_13295838.jpg

南に見える山並み

c0195909_13295439.jpg

気を許すと

落下しそうなほど低い手すり

c0195909_1329505.jpg


c0195909_13294625.jpg

身舎の内部空間

c0195909_13294294.jpg


c0195909_13293791.jpg


一層目の柱に囲まれた抽象的な空間。

天井の高さと

柱の太さと

その間隔の寸法・・・、

そしてこれらの部材が構成する

平面の広さとの調和の整いが抜群で

居心地のいい空間を創りだしていいました。

時間があれば実測をしてみたかったです。

c0195909_13293378.jpg


c0195909_13292884.jpg


次回の見学は、熊野神社長床です。


c0195909_13474999.jpg

by y-hikage | 2016-10-27 13:48 | 建築巡礼 | Comments(0)

会津の建築:さざえ堂

c0195909_10595379.jpg
会津のさざえ堂の見学は二回目でした。

はじめて見た時も、

とても奇妙な建築だと思いましたが、

二回目の見学でも、

その奇妙さの加減は

失われることはありませんでした。

僕にはどうしても装飾過多に見えるのです。

この装飾過多には、

必ず理由があるのだろうと思いますが、

その理由はいまだに不明です。

とりあえずそばに置いてある本から

解説文を拾ってみることにします。

c0195909_10594854.jpg


さざえ堂は会津若松市の飯盛山西麓に建っています。1796年(寛政8年)の建立とされています。
もともとは阿弥陀如来像を本尊として、堂内をめぐる斜路に沿って、西国33観音札所の本尊を写した33体の観音像を祀っていましたが、
明治の新政府による廃仏毀釈に伴い「皇朝二十四孝」の絵額に取り替えられました。
1辺3.4mの六角形平面をもち、右回りに登る斜路と左回りの下る斜路が二重螺旋を構成しています。
構造は中央に6本の通し柱をまとめて貫でつなぎ、側柱は内転びに通し柱を立てて、これを繋梁で渡しています。
天井は斜路の床板がそのまま下層階の天井になっています。

(解説参照:日本の建築空間・369頁:新建築社)

c0195909_10594190.jpg

二重らせん構造が

そのまま外観になっているとはいえ、

とても不思議な外観です。

c0195909_10593634.jpg


c0195909_1059630.jpg

堂内をめぐる斜路・・・。

c0195909_1059018.jpg

右回りに斜路を登り切った

太鼓橋の空間。

c0195909_10585385.jpg

今回の記事では図版も

掲載してみようと思います。

図版は日本大学理工学部建築史研究室

によるものを転載させていただきます・・・。


c0195909_10584716.jpg


c0195909_10584039.jpg


c0195909_10583479.jpg


c0195909_10582867.jpg


c0195909_10582071.jpg


さて次の見学は、

左下り観音堂です。

c0195909_1174270.jpg

by y-hikage | 2016-10-25 11:08 | 建築巡礼 | Comments(0)

会津の建築:鶴ヶ城

c0195909_10534258.jpg

第12回木の建築賞・二次選考会が

おこなわれたのは10月8日のことでした。

選考会は朝の9時開始のために、

前日に会津若松市内のホテルに

宿泊することになっていました。

せっかく会津若松に行くのだからと、

午前中に栃木県足利市の

国宝建造物の鑁阿寺(ばんなじ)を

見学し郡山経由で

会津若松市に向かいました。

あんがい

足利市と会津若松市は距離があり

磐越西線各駅停車が

会津若松駅に着いたのは

夕方の4時前ぐらいでした。

c0195909_10533785.jpg

会津若松市といえば鶴ヶ城です。

鶴ヶ城は、東日本大震災の記憶が

生々しく残っていた2013年の

大河ドラマ「八重の桜」の

舞台のひとつとなったお城です

(今でも震災の記憶は

消えることはありません・・・)。

主人公の綾瀬はるか演じる

新島八重ら女性たちが

戊辰戦争(明治元年の会津戦争)で

鶴ヶ城に籠城し新政府軍と戦い、

新政府軍の猛攻の前に

1カ月持ちこたえたといわれています。

大河ドラマ好きの僕は、

ホテルに荷物を置いて

まっさきに歩いて鶴ヶ城にむかいました。

c0195909_10533285.jpg

難攻不落の鶴ヶ城は戊辰戦争によって

激しく損傷はしたものの

城郭自体は残りましたが、

戦争後に新政府軍によって、

石垣だけを残して解体されました。

現在の城郭は昭和40年に

鉄筋コンクリート造で復元されたものです。

c0195909_10532730.jpg

鶴ヶ城を見学したことがきっけかで、

僕にとって新しい建築の視点を

見つけることができました。

それは「石垣」です。

鶴ヶ城の石垣を見て

石垣の美しさを再発見したのでした・・・。

石垣は城郭建築だけのものではありません。

○ お城の石垣・・・。

○ 農家の石垣・・・

○ 畑の石垣・・・・

○ 古い町並みの石垣・・・

石垣は様々な場所で、

その地域の材料と技法で、

美しく積まれています。

これから石垣を興味をもって

見つめていきたいと思います。

c0195909_10532294.jpg
c0195909_10531699.jpg
c0195909_10531192.jpg
c0195909_1053464.jpg

会津若松市内には、

興味深い蔵が点在しています。

蔵さがしをしてみたかったのですが、

残念ながら夜になったので

あきらめました・・・。

c0195909_10524933.jpg


二次選考会の翌日は、

「木の建築賞・見学会」が企画され参加しました。

その見学会について

これから連載してみようと思います。

c0195909_115584.jpg

by y-hikage | 2016-10-24 11:08 | 建築巡礼 | Comments(0)

ゴーヤが収穫できました。

c0195909_12445348.jpg

10月も終わりが近づき

日影アトリエ・ゴーヤ村の

葉っぱのほとんどは落ちました。

もう実がなることはけしてないだろう・・・

と思っていましたが、

小さいゴーヤを三つ収穫できました。

黄色い花もわずかですが咲いています・・・。

生き抜こうとする植物の力を知りました。

c0195909_1244498.jpg


c0195909_12444179.jpg


c0195909_12443529.jpg


c0195909_12442857.jpg


c0195909_1244239.jpg


c0195909_12441763.jpg


c0195909_12462785.jpg

by y-hikage | 2016-10-21 12:47 | 製図室のゴーヤ村 | Comments(0)

紫いろの実をかざりました。

c0195909_10101947.jpg

道ばたで見つけた

紫いろの実をかざりました。

おそらくですが、

ムラサキシキブという植物だと思います・・・。

c0195909_1010121.jpg


c0195909_10131470.jpg

by y-hikage | 2016-10-20 10:13 | 日影アトリエの本棚 | Comments(0)

稲田堤の家の今日のできごと・・・

c0195909_171953.jpg

今日の稲田堤の家の現場では、

三つのことが同時に行われました。

ひとつめは、構造検査。

ふたつめは、建主さんとの打合せ。

みっつめは、現場見学の来客・・・。

1・

構造検査は、

JIO:日本住宅保証検査機構によるものと、

日影アトリエによるものです。

筋違の有無のほか、

接合金物のすべての箇所の

チェックをおこないました。

検査の結果、特に問題となる箇所はなく、

図面通りに施工されていることが

確認できました。

2・

建主さんとの打合せの内容は、

図面上での設備の位置の確認。

天井伏図や展開図で

照明位置や

スイッチ・コンセント・換気扇や

棚などの位置の確認。

すべての位置をひとつずつ確かめました。

3・

現場の見学に来てくれたのは、

毎度おなじみの

「kata.建築工房」の片岡さんと

現場が近所ということで、

「設計事務所 サイク」の

佐藤さんが来てくれました。

( ⇒ http://saik-arc.jp/ )。

4・

現場での三つのことが完了した後、

稲田堤の駅の近くの

庶民的な中華屋さんで、

現場監督の木村さん、

片岡さん、

佐藤さんと昼食を食べたあと、

皆さん、それぞれの場所に帰りました。

c0195909_171360.jpg

天井伏図に照明の位置を記入し、

建主さんに確認していただきました。

c0195909_171039.jpg

稲田堤の家の展開図は七枚あります。

展開図に、

スイッチやコンセントや照明、

棚などを書き込み確認しあいました・・・。

c0195909_1705058.jpg

JIO:日本住宅保証検査機構による

検査の様子・・・。

ピカピカ光る床は、

床暖房の「 うらら 」・・・。

c0195909_1712396.jpg

by y-hikage | 2016-10-19 17:12 | 稲田堤の家 | Comments(0)