ブログトップ | ログイン

日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

hikagesun.exblog.jp

<   2015年 07月 ( 13 )   > この月の画像一覧

みたかの家の現場は進んでいます。

c0195909_1512593.jpg
みたかの家は、

現在、アルミサッシの取り付けや、

外回りの木製ガラス戸の造作や、

2階の床組を進めています。

僕は、大工さんの手が止まらないように、

詳細図を書き進めなくてはなりません。

同時に、図面で曖昧になっていた箇所を、

建主さんとの打合わせをおこない、

再確認事項や変更事項を、

図面に反映したり訂正したりして、

工務店に伝達していきます。

また反対に工務店からの質問も

日々、これでもか、これでもかと、

大量に押し寄せてきます。

日影アトリエだけで判断できない質問も

少なくありません。

その場合、建主さんと打合せをおこなって、、

図面を書いたり、訂正したりして、

工務店に伝達していきます。

こうして着々と完成にむけて

工事は進んでいきます。
c0195909_15125343.jpg
1階広縁の

化粧垂木の天井も、

すでに張り終わっています。

一寸五分勾配の化粧天井は、

外部に連続し、

深い庇の役目を担っています。
c0195909_15193660.jpg

by y-hikage | 2015-07-30 15:20 | みたかの家 | Comments(0)

台の家のリシンかき落とし

c0195909_9551448.jpg
台の家の外壁は

リシン掻き落しです。

リシン掻き落しの色は、

一般的に土色のような色を

想像しがちですが、

台の家の場合は、

全体的に和様折衷の意匠で

まとめていますので、

言葉では表現できない

淡い色合いとしています。

その淡い色合いは、

建主さんの好みに合わせて、

何枚か現物の塗り見本を作成して、

慎重に色を決定しました。

今朝も現場を見てきたのですが、

とてもいい色合いに仕上がっておりました。

外壁の左官工事は、

まだまだ途中ですが

塗りあがったリシン掻き落しが

とても楽しみです。

c0195909_955710.jpg

c0195909_959967.jpg

by y-hikage | 2015-07-29 10:00 | 台の家 | Comments(0)

山泰荘の土佐漆喰鎧仕上げ

c0195909_1131839.jpg
山泰荘の外壁は、

土佐漆喰鎧仕上げです。

土佐漆喰鎧仕上げ

(とさしっくいよろいしあげ)は、

台風の多い高知県で生み出された手法で、

外壁の水の切れを良くするためや

漆喰の亀裂を防ぐ役割をもっています。

山泰荘の敷地は海風が強いことから、

およそ2階床レベルまでの腰壁は、

杉板の目板押え張りとし、

その上部を土佐漆喰鎧仕上げとしています。

その鎧仕上げの下塗りが、

江原官塑の江原久紀さんの手で進行中です。
c0195909_1131182.jpg
木工事の現在は、

内部の造作工事中です。
c0195909_113617.jpg
屋根には、

薪ストーブの煙突が設置されました。
c0195909_1125948.jpg
ペントハウスからの眺め。
c0195909_1125427.jpg
現場近くの海辺は、

夏真っ盛りでした。
c0195909_118401.jpg

by y-hikage | 2015-07-28 11:09 | 山泰荘 | Comments(0)

富山県の国宝建造物・瑞龍寺に行きました。

c0195909_1492277.jpg
一昨日と昨日、

鎌倉の大町の家の打合せのために

福井県に行きました。

その帰りの昨日の午後、

富山県の高岡市に立ち寄り、

国宝建造物の瑞龍寺を見学しました。

瑞龍寺は、

金沢藩二代藩主・前田利長の菩提寺です。

建築年代は、

正保三年(1646)に着工し寛文三年(1663)に

伽藍全体が完成したと推定されています。

瑞龍寺は、

中央の軸線上に山門・仏殿・法堂が配置され、

その軸線上の左右対称に回廊が

繋がれている構成が特徴です。

しかも回廊が囲む中庭は芝生が植えられ、

緑の中に鉛葺きの仏殿が

まるで浮かんで見えるような演出が

とても効果的です

(芝生は当初のものと期待していましたが、

残念ながら昭和~平成の

大修理の時に整備されたものです)。

c0195909_1492628.jpg

瑞龍寺は禅宗様建築の特徴が

外観にも内部空間にも、

いかんなく発揮されています。

それはまるで鎌倉の円覚寺舎利殿(室町中期)を

拡大したかのように・・・。

内部空間は、組物を隙間なく何段も重ねて

軒や天井を支えながら

上へ上へと上がっていきます。

この手法も円覚寺舎利殿と同じで、

建築家の磯崎新が円覚寺舎利殿を見て、

「天井へと上昇する思考」と言いましたが、

まさにその通りです。

瑞龍寺仏殿は円覚寺舎利殿よりも

比較にならないほど大きな建築でした。

その分、押し迫ってくる

力強さを感じる建築でした。
c0195909_1493168.jpg
瑞龍寺仏殿の正面
c0195909_1493576.jpg
瑞龍寺仏殿の内部空間
c0195909_1494155.jpg
瑞龍寺仏殿の天井見上げ
c0195909_1494710.jpg
瑞龍寺の回廊と鐘楼。

この鐘楼の小ささが気に入りました。
c0195909_1495118.jpg
鎌倉の円覚寺舎利殿の外観。

円覚寺は日影アトリエから歩いて数分の距離です。
c0195909_1495824.jpg
円覚寺舎利殿の細部の意匠。

禅宗様建築の特徴がよく表れてています。
c0195909_1410370.jpg
円覚寺舎利殿の内部空間。
c0195909_1410822.jpg
円覚寺舎利殿の

「天井へと上昇する思考」

c0195909_142248.jpg

by y-hikage | 2015-07-24 14:22 | 国宝建造物 | Comments(0)

福島の国宝建造物を見てきました。

c0195909_16252768.jpg
先週末の7月18日、

国宝建造物を巡る会

(通称:エアクリの会)があり、

福島県に行ってきました。

福島県内の国宝建造物は、

いわき市の

願成寺阿弥陀堂(白水阿弥陀堂)の一軒です。
c0195909_16253292.jpg
白水阿弥陀堂(しらみずあみだどう)は、

平安時代の永暦元年(1160年)に

陸奥岩城郡の豪族の

岩城則通(いわきのりみち)の

妻徳姫(とくひめ)が亡き夫の

冥福を祈って建立したと伝えられています。

徳姫は、藤原清衡の娘とされ、

そのためか、

浄土庭園や堂内の装飾や須弥壇など、

平泉毛越寺や

中尊寺金色堂(天治元年・1124年)に

類似しているともいわれています。

c0195909_16253680.jpg
この国宝・白水阿弥陀堂は、

実際に自分の眼で見るまでは、

あまり期待しておりませんでした。

写真で見ると、

どうしてもスケール感がつかみにくく、

屋根の反りも強すぎ、

軒下空間も間が悪そうに

想像しておりました。

ところが浄土庭園に囲まれた阿弥陀堂は、

みごとなバランスで建っていました。

屋根のラインがとても美しく軽やかで、

屋根を支える組み物も

ふっくらとした優しい曲線を描いてました。

このどことなく素朴で柔らかく、

優しい意匠は、

建立したのが女性だったことと、

本家の中尊寺金色堂にたいして

一歩さがった気持ちの表れのように感じました。
c0195909_16254246.jpg
c0195909_16254719.jpg
c0195909_16255277.jpg
白水阿弥陀堂・・・心底、見てよかったと思える建築でした。
by y-hikage | 2015-07-21 16:27 | 国宝建造物 | Comments(0)

第52回目の吉村順三記念ギャラリー

c0195909_16314997.jpg
先週末、東京に用事あったので、

吉村順三記念ギャラリーに行きました。

第52回目の小さな建築展は、

「延33.4坪の母屋と延10坪の貸長屋」でした。

家の名前は「新潟の家」(およそ1960年に着工)。

吉村ギャラリーは、ほぼ全部の回数を

見ているので、50回以上ギャラリーに

通っていることになります。

(われながら少しおどろきです・・・)
c0195909_16314375.jpg
さて今回の展示は、とてもよかったです。

簡単に言うと、好きな設計でした。

「簡素で、きれい」という言葉が

あてはまると思いました。

そしてこうも思いました。

吉村順三の作品のなかで、

好きな設計のひとつである、

「国際文化会館住宅」(1955年)

にとても良く似ているのではと・・・。

外観だけでなく、矩計もとても

よく似ているように思いました。

おそらく、雰囲気が似ているだけで、

実際の設計はだいぶ違うだろうと思い、

仕事場に帰って、

吉村順三の図面集

「住宅を矩計で考える」を見てみると、

矩計図がとても良く似ていることを

発見し、すごく驚きました。
c0195909_1631373.jpg
c0195909_16312912.jpg
次回の展示は、「週末住宅3題」。

また何かの

新しい発見がみつかることでしょう・・。
c0195909_16333134.jpg

by y-hikage | 2015-07-17 16:34 | 吉村順三ギャラリー | Comments(0)

台の家は左官工事中・・・

c0195909_12432769.jpg
台の家は、左官工事をおこなっています。

外壁のリシン掻き落しの

下塗りはすでに完了し、

今日の現場は、

内壁のしっくい塗りの

下塗りをおこなっていました。

2階では、塗装屋さんの

造作材の塗装がはじまりました。
c0195909_1243212.jpg
ガラスがまだ入っていない

2階の窓。

仮設のポリカーボネートの

半透明の光の向こうに

北鎌倉の山並みが見えています。
c0195909_12453571.jpg

by y-hikage | 2015-07-16 12:48 | 台の家 | Comments(0)

明治神宮のどんぐりの不思議

c0195909_10202591.jpg
たしか2013年のこと

アースデイいのちの森で

どんぐりチームから

育ての親として

一本のどんぐりの苗をあずかりました。

どんぐりは、アラカシ。

その後、水やりを欠かさず

育ててきました。

途中、葉っぱがムシに食われたように

穴があいたりして、

けして順調とはいえませんが、

なんとかがんばって生きています。

でも実は、

あとから野山でひろってきて

植えたいくつもの

どんぐりの実のほうが

はやく成長し、ついに

明治神宮のどんぐりを追い越しました。

ところが明治神宮のどんぐりは、

ぐんぐん大きくならないかわりに、

いつの日か、

幹の途中から葉っぱがでてきました。

でも実は、

大きくならないのは、

ポットが小さすぎるのではと思い、

ついに今年の春、大きな植木鉢に

植えかえました。

そしたら、

根っこ近くの土から新しい

葉っぱが生えてきました。

その葉っぱの種類が、

どう見ても、ちがう種類に見えるのですが、

目の錯覚かもしれません。

ひとまず、

今朝も炎天下。

水をたっぷりあげました。

c0195909_1021922.jpg

by y-hikage | 2015-07-15 10:25 | 森の中と町の中で | Comments(0)

山ノ内の祭り

c0195909_18341973.jpg
きのう製図室で仕事をしていたら、

表のとおりから、

にぎやかな太鼓の音と

神輿の掛け声が聞こえてきました。

子どもたちが

たたく太鼓の音です。

太鼓の音は夏の風情です。

山ノ内八雲神社祭りの季節になりました。
c0195909_18341519.jpg
c0195909_18353896.jpg

by y-hikage | 2015-07-13 18:36 | 鎌倉・逗子・葉山で | Comments(0)

五年たった循環の家

c0195909_13362517.jpg
何年ぶりでしょうか。

七月七日、

八ヶ岳(原村)にたつ

循環の家に行きました。

循環の家は、アトリエDEFの

モデルハウスとして設計しました。

竣工は2010年2月。

もう竣工して5年もたちました。

まわりの緑ともすっかりなじんで、

風景とひとつになった循環の家が

この場所にたっていました。
c0195909_13362141.jpg
c0195909_13361626.jpg
c0195909_13361199.jpg
c0195909_1336640.jpg
c0195909_1336168.jpg
c0195909_13355696.jpg
c0195909_13355023.jpg
c0195909_13354546.jpg
c0195909_13354044.jpg
c0195909_13353432.jpg
今回、循環の家を訪れたのは、

あるウェブマガジンに取材のためでした。

そして僕は、

この取材で僕のめざしてきた

建築をあらためて思いました。

それは三つの環境との調和。

ひとつは、「地球環境との調和」

ひとつは、「風景やまちなみとの調和」

ひとつは、「家族との調和」

循環の家はモデルハウスなので

具体的な家族はいませんでしたので

アトリエデフのスタッフ全員を

家族に見立てて設計しました。
c0195909_13352698.jpg
循環の家の概念的な模型。

循環の家のコンセプトは、

「空に近く、土に近く」

意識としては屋根と床だけ・・・。

周辺の自然環境と一体となった空間。

c0195909_13395228.jpg

by y-hikage | 2015-07-10 13:40 | 循環の家 | Comments(0)