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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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カテゴリ:北鎌倉の家( 23 )

北鎌倉の家・漆塗り教室・その5

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漆塗りのロゴマークが完成しました。


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北鎌倉の家から製図室に搬入した

漆風呂を開けました。

赤松に塗った拭き漆の色が綺麗にでていました。

と同時に

年輪による漆の吸いこみのちがいと、

紙やすりの研磨不足のために

ムラがでていました。


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色ムラもひとつの味と考えることにしました。


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二枚組の漆塗りのロゴマーク。

よく見ると年輪のちがいがわかります。


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急きょ、


ロゴマークを立てるための脚をつくりました。


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ロゴマークを製図室に飾ってみました。

特に用途目的のないロゴマークです。

裏表全面に漆を塗っているので、

壁掛けのために

裏側に引っかけ金物を

取り付けられないのが、

計算ミスでした・・・。


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今度、機会があれば

クリなどの広葉樹に

漆を塗ってみたいと思います。




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by y-hikage | 2018-07-09 12:40 | 北鎌倉の家 | Comments(0)

北鎌倉の家・漆塗り教室・その4

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さて、いよいよ

「北鎌倉の家」の建主さんの家での

漆塗り教室がはじまりました。

講師は、建主さんのK先生・・・。

・・・・・・

1週間おき合計3回の漆塗りの講習・・・。

初日、最初のおこなったのは、

木地を紙やすりで磨くこと・・・。


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よく使いこまれた漆塗りの道具。

毛の束を板で挟んであるのが漆刷毛。


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ガラスの上にチューブ入りの漆を絞り出し、

テレピン油をほんのわずかたらして

漆をよくかき混ぜました。


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ぼろ布で木地に漆をすりこみ、

拭きとっていきます。


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全体に漆が染み込んだら、

段ボールの漆風呂に木地を入れました。

漆風呂には、湿気を保たせるために

濡れた布を一緒にいれてあります。


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一週間後に開けた漆風呂の中。

漆の色が濃くなっていました。

と、同時に漆のムラが浮き上がっていました。

少しショックを覚えました。


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漆風呂から木地を出して、

紙やすりでよく磨いたあとに、

前回と同じように漆をすりこみました。


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漆刷毛の毛を出しているK先生。

漆刷毛の構成は、人の髪の毛を漆で固めた毛板を

ヒノキの板ではさんでいます。

毛先が傷んできたら、

小刀で毛先を切り、

板の縁を鉛筆のように削って

新たしい毛板をだします。

毛板の人の毛は海女の毛が一番いいそうだと、

K先生に教えていただきました。


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奥左手はキムラ建設の木村亮介さんの小皿。

奥右手は大工の西矢誠さんの墨坪。

二人とも材料がケヤキなので

美しい木目が浮き上がっていました。

僕の赤松のようにムラはありません。



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3日目、最後の講習・・・。

間にK先生に塗っていただいているので、

木地に漆が塗られるのは4回目になります。

最後は、薄く薄く漆を塗る程度で終わり・・・。

木地を段ボールでできた漆風呂に入れて、

製図室に持ち帰って乾燥させることになりました。



( 次回に続く・・・ )


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by y-hikage | 2018-07-08 13:53 | 北鎌倉の家 | Comments(0)

北鎌倉の家・漆塗り教室・その3

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「北鎌倉の家」の漆塗り教室のための

下地となる白木の材料が完成。

漆の世界では、

漆を塗るために加工した材料を

「 木地 」というそうです。

または

「 素地 」ともいうそうです。

拭き漆の場合、

ケヤキやナラやクリなどの

広葉樹のほうが

きれいに木目がでると思いますが、

今回は、高樹齢の赤松にしました。

針葉樹と拭き漆の相性を

試してみたかったのです。

日影良孝建築アトリエのロゴマークの木地は、

2枚つくりました。

赤松をくり抜いた残りの木地をふくめると

4枚の木地になります。

仕上がった木地は、

見た目にも、

触った感じも、

ざらざら感はなくつるつるしていますが、

いざ漆を塗ってみると

ムラがでるかもしれません。

その原因は研磨不足かもしれないし、

木地となる赤松の性格に

よるのかもしれません・・・。



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( 次回に続く・・・ )


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by y-hikage | 2018-07-07 12:01 | 北鎌倉の家 | Comments(0)

北鎌倉の家・漆塗り教室・その2

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「北鎌倉の家」での漆塗り教室のために、

その下地となる白木の材料を作りました。

デザインは日影良孝建築アトリエのロゴマーク。

大きさは、巾30cm×高さ30cm×厚み17㎜の赤松

赤松は古い民家の床の間まわりに

使用してあった古材です。

目のつんだ高樹齢の赤松です。

それなりに重さもあり、

加工がものすごく大変でした。


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ロゴマークの形に切断したあと、

ひたすら紙やすりで磨きました。

手作業で丸一日かかりました。

僕の木工の作業台は屋根のない屋外にあるので、

雨の日は作業ができません。

しかも裏山の落ち葉が舞い降りたり、

虫や小動物もみかけます。


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かといって炎天下の作業は苦ではありません。


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( 次回に続く・・・ )



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by y-hikage | 2018-07-06 11:45 | 北鎌倉の家 | Comments(0)

北鎌倉の家・漆塗り教室・その1

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2009年に完成した

「北鎌倉の家」の建主さんは、

木工技術のレベルが高く、

趣味の域をはるかに超えて、

僕は鎌倉一番の木工作家ではないかと

いつも思います。

家をたずねるたびに

家の中に置いてある

作品を見てほれぼれします。

素人が作ったものとはとても思えません。

そこで、ものは試しに

「漆塗りを教えていただけませんか?」と

お願いしてみたら、

こころよく了解していただきました。

僕一人で漆塗りを教えていただくのは

もったいないので、

キムラ建設の木村亮介さんと

大工の西矢誠さんと僕の3人で

漆塗りの体験教室を

開いていただくことになりました。

日程は、

617日(日)

624日(日)

630日(土)の3日間です。

・・・・・・・・・・・・

北鎌倉の家の建主さんの

木工作品のほんの一部を紹介します。

上の写真は玄関に置いてある下駄箱です。



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玄関に置いてある下駄箱の天板の詳細。



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廊下に置いてある四本脚の棚と

その向こうのガラスのついたて。



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廊下に置いてある引出し付きの棚。

引出しが細かい網代で編まれています。



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小物入れの重箱。



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三本脚の小さな椅子・・・。

ここで紹介した木工作品は、

こ全て拭き漆で仕上げられています。



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漆塗りの教室は

建主さんの寝室でおこなわれました。

手前に写る70cm×150cmほどの

机の上で作業しました。



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漆塗り教室を受講するには、

事前に白木の作品を準備しなくてはなりません。

木村さんは小皿。

大工の西矢さんは墨坪。

僕は日影アトリエのロゴマークを作りました。


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日影良孝建築アトリエのロゴマーク。

右下の湾のかたちをした曲線は海岸線を意味し、

森と海のつながりを表現しています。

右側にぷにゅーと突き出た半島のかたちは、

日影の「 ひ 」の字が

すっぽりはまるような

かたちにしたつもりです。


( 次回に続く・・・ )



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by y-hikage | 2018-07-05 13:52 | 北鎌倉の家 | Comments(0)

北鎌倉の家の猫の出入り口・その2

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2月の中ごろ、

北鎌倉の家に猫の出入り口がつきました。

猫の出入り口の目的は、

居間や寝室と廊下を仕切る引戸を

閉めておくと猫が行き来できない・・。

そうかと言って開けておくと

廊下の冷たい空気が居間や寝室に入ってくる。

この問題を解決する方法を

ローコストで簡単にできないかと・・・。

いろいろと考えて

模型なども作って検討した結果、

柱と引戸の間に猫が通り抜けられる

四角い穴を開けた杉の板をはめ込む方法・・・。

穴を開けたままだと

冷たい空気が入ってくるので、

開閉できる板を四角い穴に入れる。


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柱と引戸の間にはまった猫の出入り口板。

場所は2階の寝室。


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猫の出入り口板の模型。


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柱と引戸の間にはまった猫の出入り口板。

場所は1階の居間。


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柱と引戸の間にはまった猫の出入り口板。

場所は1階の居間。


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実物の猫の出入り口板を開けてみる。

🐈 🐈 🐈 🐈 🐈 🐈 🐈 🐈 🐈 🐈 🐈 🐈

みたかの家でも猫の出入り口をつくりました。

猫の出入り口を考えるのが

好きなのかもしれません・・・。


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by y-hikage | 2018-03-31 12:42 | 北鎌倉の家 | Comments(0)

北鎌倉の家の猫の出入り口・その1

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北鎌倉の家の建主さんから、

室内を行き来する猫のための

出入り口を考えてほしいと言われて考えました。

低コストで

誰でも作れそうな簡単ものでいいと・・・。

そこで考えたのは、

誰でも思いつきそうな構造・・・。

杉の一枚板をくり抜き、

くり抜いた板を

ヒモで吊るすという構造・・・。

四角い穴は、15cm×15㎝・・・。

〇 〇 〇  〇 〇 〇

段ボールで模型を作って、

建主さんに見せました・・・。

その結果、

意匠的な理由からヒモではなく、

脇から金属製のピンを指すことにしました。

製作するにあたり

ヒモよりもピンのほうが

どちらかと言えば難しいのですが、

シンプルな美しさを優先しました。

自分でも作れるのですが、

工務店の監督さん本人に

作っていただくことにしました・・・。


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ヒモで板を吊るした猫の出入り口の模型。


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金属製のピンを

竹ひごに変えて模型を作り直しました。


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竹ひごピンで作った猫の出入り口の模型。


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板は、竹ひごピンを軸にして

スムーズに動きます。

実際は金属製のピンで作ります。


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段ボールで模型を作ったついでに、

段ボールで

C D 置きを作りました。


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聴いている C D 

製図板の前に立てかけているのですが、

すぐに倒れてしまうので、

C D の転倒防止の溝付き台です。

木で作ろうと思っていたのですが、

仮設でしばらく使ってみようと思います。

ちなみにこの C D は、

庄司紗矢香が演奏する「 Bach & Reger 」

天を突きさすような

すごい演奏です・・・。


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by y-hikage | 2018-01-28 13:40 | 北鎌倉の家 | Comments(0)

北鎌倉の家のわらボッチ

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大雪の前に

北鎌倉の家に設ける

猫の入り口の打合せに行ったら、

庭に「 わらボッチ 」ができていました。

わらボッチは、

ヒャクリョウを雪から守るためのものです。

このような日本の伝統的な手仕事をみると、

つくづく日本人に生まれて

良かったなあと思うのです・・・。


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北鎌倉の家の庭には、

水の流れがあります。

その水は、

裏山から湧き出る水を利用しています・・・。



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by y-hikage | 2018-01-27 11:37 | 北鎌倉の家 | Comments(0)

築8年の北鎌倉の家

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昨日、「 北鎌倉の家 」に

メンテナンスの打合せに行きました。

2009年に竣工した北鎌倉の家は、

はやいもので築後8年になります。

打合せのあとに、

築後8年の様子を撮影させていただきました。

北鎌倉の家の建主さんの

住まい方はとても美しく、

置かれている家具も

室内に美しく調和しています。

置かれている家具のほとんどは

建主さんの手づくりです。

木工・漆工の趣味の

領域をはるかに超えて、

名工の領域に達しています。

〇 〇〇〇     〇

「 北鎌倉の家 」は、

八王子に建っていた実家の

二間続きの和室を移築しています。

2階建ての家ですが、

通りから小さく見えるように

手前を平屋にしています。

庭の緑に埋もれるように建っています。


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写真は以前、撮影したものも

数枚含まれています。

紅葉した庭も綺麗です。

紅葉の時期に撮影に行ってみます。





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by y-hikage | 2017-10-13 14:26 | 北鎌倉の家 | Comments(0)

北鎌倉の家に行きました。

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先週、北鎌倉の家に行ってきました。

メンテナンスの点検のためです・・・。

北鎌倉の家は2009年に竣工していますので、

築後8年が経過したことになります。

外部の表情も味わいがでてきています。

水が流れる雑木の庭の樹も大きく育っています。

北鎌倉の家の和室の続き間は

八王子から移築したものです。

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北鎌倉の家は、

日影アトリエの製図室から

歩いて15分ほどの場所に

ひっそりと建っています。



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by y-hikage | 2017-09-05 13:10 | 北鎌倉の家 | Comments(0)