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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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カテゴリ:チャイハウス( 4 )

チャイハウス・その4

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今年にはいってからの

チャイハウスの改修工事も

塗装工事や食卓のテーブルの製作などを残して

完成に近づいたのが310日ごろ・・・。

そこで、改修工事の完了を祝って

「 しのぶ亭 」で

ごはんを食べようということになりました。

メンバーは

建主さんでもあり料理人でもある内山しのぶさん、

改修工事を担当したサンユー建設の

地井章一郎さんと

高栁礼さん、

そして僕の4人です。

庭のミモザと桜も満開でした。


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内山しのぶさんが選んだ

「ヘラクレウム」という名の

照明器具の設置高さを慎重に慎重に決定し、

照明の設置が完了したら

すぐに食事会のはじまり・・・。

内山しのぶさんの

おいしい手料理をたくさん食べ、

おいしいワインをたくさん飲んだ

楽しい時間でした。



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内部の壁と天井の塗装を塗り替えて、

縦型ブラインドも交換しました。

縦型ブラインドは、

クリエーションバウマンです。


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今後の課題は、

80cm×長さ270cm

食卓テーブルを製作すること・・・。

テーブルの天板を無垢の板にして

脚を金属にしたいという

内山しのぶさんのイメージ。

今年にはいってからずっと

金属の脚のデザインを考えています。



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by y-hikage | 2018-03-27 09:47 | チャイハウス | Comments(0)

チャイハウス・その3

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チャイハウスの建主さんである

内山しのぶさんは、

昔むかしから料理がとても上手で、

その美味しさにいつもびっくりしてきました。

内山しのぶさんと友達になってから、

かれこれ30年ぐらいたちました。

内山しのぶさんは、

大学を卒業してから

出版社のマガジンハウスで

デザイナーを務めたあと、

出版社の世界文化社で

「 家庭画報 」副編集長を務め、

その後「 MISS 」や「 GOLD 」などの

女性編集長として活躍しました。

2016年に世界文化社を退社したあと、

料理好きが高じて料理の本、

「 しのぶ亭へようこそ。編集長のおうちごはん 」

を書き下ろしました。


そう・・・チャイハウスは

「 しのぶ亭 」と呼ばれているのです。


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「 しのぶ亭へようこそ。編集長のおうちごはん 」の

2頁目の前口上に

内山しのぶさんはこう書いています。



〇 〇〇〇 〇 〇 〇


ご飯さえ炊けなかった私がお料理をするようになったのは一人暮らしをしてから。

料理上手だった母に電話してはいちいち聞きながら作っていたあの頃を懐かしく思います。あれから30年。

誰に習ったわけではありませんが、結婚し料理のレパートリーも増えわが家には、食いしん坊のお友達が沢山集まるようになりました。

そしていつしか「 しのぶ亭 」と呼ばれるようになり、

編集長を務めていた「 MISS 」という女性誌で編集部の女の子たちの“レシピを教えてほしい“という声から連載がスタートしました。

本書のレシピは2011年から2012年までの2年間「 MISS 」で連載していたものに加筆したものです。

連載時はいつも自宅で作る献立を毎月ひとつのテーブルにしました。撮影もすべて自宅で、食器もいつも使っているものでした。

プロではないので、お料理の基本ができていなかったり、きれいなお料理とは呼べませんが、忙しく時間のないなかでも日々簡単に作れるレシピばかりです。

食べたいもの、作りたいものを、和洋とらわれずに楽しめるのがお家ごはん。甘さや辛さもその家その家で違うはずです。レシピの分量や味付けの濃さはわが家流ですので、好きにアレンジして、みなさまの「○○亭」を作ってもらえればうれしいです。



〇 〇〇〇 〇 〇 〇



(後略・・・

「しのぶ亭へようこそ。編集長のおうちごはん」

より引用・・・)


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れんこんの煮物と牛肉のごぼう巻き

・・・美味しそうです・・・


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パエリア風炊き込みご飯

パエリア大好物です。

・・・美味しそうです・・・


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あさりとトマトの酒蒸し

あさりもトマトも大好物です。

・・・美味しそうです・・・


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海の幸、松・竹・梅パスタ

どれも好きな材料。

・・・美味しそうです・・・


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エビと香草の生春巻き

タイ料理は大好物です。

・・・美味しそうです・・・


〇 〇〇〇 〇 〇 〇


ページにめくるごとに

おなかがすいてきます・・・。




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「 SINRA 」という雑誌にも

料理のページを担当しています。

きのこの号と

海の恵みの号


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自分が設計した家で

建主の内山しのぶさんが、

大勢の友人たちのために家庭料理をふるまって、

楽しい時間を過ごしている・・・。

このこと想像しただけで、

心の中が喜びで満ちてきます。

と同時におなかがすいてきます・・・笑。


〇 〇〇〇 〇 〇 〇


内山しのぶさんは、現在

「 POINTE de ROUX (ポワンドルゥ) 」

という会社をつくり、

集英社のWEB&通販マガジン「 La Vivant 」の

コンテンツディレクターを務めながら、

ファッション・料理・ジュエリーなどの

企画・編集・製作を中心に

仕事のフィールドを広げています。

「しのぶ亭(チャイハウス)」の改修は、

料理のお仕事をするための

目的でもあるとのことです・・・。


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この写真は

今年の120日に訪れたときのもの・・・。

桜とミモザの花が咲くには

まだまだ時間が必要でした・・・。


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次回の


チャイハウス・その4 に続く・・・。



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by y-hikage | 2018-03-26 17:00 | チャイハウス | Comments(0)

チャイハウス・その2

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登り梁による片流れの屋根

南に開かれた片流れの開口部と天井

南から太陽の光と等々力渓谷の緑をとりこむ

東西軸の開放的な空間がデッキに連なる

木の表情をおさえながら確かに木が存在する

木と白のバランスを注意深く

台所

暖炉の火

空からの光

おふろ

心地よい窓辺

陽だまり

もとからあった樹

デッキと樹がひとつ

どこにいても気持ちいい


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竣工当時のチャイハウス

撮影:畑亮さん

〇 〇〇 〇〇    〇

次回

チャイハウス・その3に続く



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by y-hikage | 2018-03-24 10:49 | チャイハウス | Comments(0)

チャイハウス・その1

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2001年に竣工した築17年の「チャイハウス」は、

今年にはいってメンテナンスを含めた

ちいさな改修工事を行いました。


・ 内壁の塗装 、

・ 食器棚の設置 、

・ デッキの金属部の塗装 、

・ デッキ材の一部交換と塗装 、

 2階南側の引き違いはき出し窓を

  両開き戸に変更 、

・ 食卓上の照明器具の新設などなど・・・。

〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
 
「チャイハウス」が完成してから

もう17年の経つとは・・・、

時の流れのはやさに驚きます・・・。

〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇

18年ぐらい前に建主の内山さんから

世田谷に土地を買ったから

見てほしいという電話があって、

すぐに見に行きました。

古くからの友人である内山さんが

「 かわいい家をつくってね! 」と

僕にリクエストをしました。

「 かわいい家・・・? 」

それまでの僕は「 かわいい家 」を

設計したことがありませんでした。

どちらかというと

日本的な伝統木造住宅が主でした。

1989年に竣工した僕の処女作

「 鎌倉の大屋根 」は民家の移築再生だったので、

その延長上が僕の設計手法でした。

〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇

そして

内山さん夫婦との最初の設計打合せの日・・・。

設計の参考にと内山さんが持参した本は、

吉村順三の2冊の作品集でした。

「 こんな家がいい・・・ 」

僕はそれまで

吉村順三の存在は知ってはいたものの

意識したことはほとんどありませんでした。

この打合せの日が

本当の意味での

「 吉村順三との出会い 」でした。


・気持ちいい空間を

・重心のある空間を

・狭い家のなかで広い空間をとる

・エレベーションは最後に

・天井は低く押えて

・ディテールに安易によりかかるな

・住宅の質は設備の良し悪しできまる

・少ない材料で豊かな空間を

・自分の好きなコーズィーコーナーをつくる

・家中のみんなが使いたくなるような台所を

・一鉢の植物でも

・デザインのスタートは人間をどうとらえるか

10年後を考えて

・住まいは住む人の人格まで変える

・よい建築をつくる純粋さと誠実さ

・イマジネーションをもって

・自然と伝統の中から学ぶ

・住宅設計は自分がそこで生活するつもりで


これらの吉村順三の言葉をたよりに、

吉村順三の空間のありようを

チャイハウスの設計をしながら学びました。

〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇

それまでの僕の設計の考え方を

簡単に書くとこうです・・・。


〇 美しい間取りと架構から生まれる

  凛とした伸びやかな空間。

〇 風景やまちなみに調和する美しい屋根。

〇 住み継ぐ家・住み継げる家。


これらそれまでの概念を

吉村順三が生み出す空間と

「和える(あえる)」ことはできないかと・・・。

柱や梁が見えない空間であってもいいはずだ。

なぜなら伝統的な民家や町家や店蔵などの

すべての事例が横架材である梁が

見えているわけではないし、

美しく優れた建築ほど、

美しいプロポーションと架構が

隠されている場合も少なくない。

美しい建築は

美しい骨格によって成り立っていて、

その骨格は

筋肉や皮膚や服装によって覆われている。

さながら体内を行き交う循環器は

設備ではないかと・・・。

こんなようなことを考えながら

「チャイハウス」の設計をまとめていきました。

〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇

長い付き合いである友人の内山さんの

好みを多少知っていたこともあって、

基本設計が完了するまで

さほど時間がかかりませんでした。

自分で言うのもなんですが

「かわいい家」ができあがったと

完成した時に思いました。

今から17年前のことです・・・。

〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇

「 チャイハウス 」が

「 チルチンびと 」の

2002年夏号に掲載されました。

「 チャイハウス 」のデッキが表紙を飾り、

いろんな意味で

僕の節目となる仕事となりました。


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吉村順三の作品集


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チャイハウスが掲載された

「チルチンびと」2002年夏号

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次回の

チャイハウス・その2に続く・・・。



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by y-hikage | 2018-03-23 13:56 | チャイハウス | Comments(0)