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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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カテゴリ:きたかまの家( 9 )

ちいさな家・きたかまの家

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きたかまの家の間取りがほぼ決まり、

断面もあらかた決まりました。

そのスタディ模型を机の前に置いています。

(写真中央の白い模型)


この模型を眺めていると、

つくづく小さい家だなあ・・と思います。


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縮尺100分の1の

きたかまの家の模型の

左上と右上に同じ縮尺の

吉村順三の模型を置いています。

左上は御蔵山の家(宮本邸・1966)、

右上は軽井沢の山荘(1962)。

御蔵山の家は吉村作品の中で

小住宅といえる作品で好きな住宅です。

巾約8m×奥行約7m×高さ

地盤面から3mの箱型の家。

この御蔵山の家と、

きたかまの家をくらべながら

家の小ささを確認しています。


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軽井沢の山荘の模型ですが、

屋根の上の物見台が

2011311日の地震で

棚から落ちて壊れました。

直そうと思いながら

はや8年半がたってしまいました・・・。


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御蔵山の家ときたかまの家


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by y-hikage | 2019-08-19 15:39 | きたかまの家 | Comments(0)

屋根のかたち

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「 きたかまの家 」の

間取りを若干修正しながら、

面積を3坪縮小しました。

1階と2階をあわせた床面積は

37坪となりました。

間取の変更にともない

また新しく検討模型を作りました。

左手前が新しい検討模型です。

雁行した平面形を素直に受けて

切妻屋根を2段に架けた案としています。

屋根が重なり合う部分の

施工性に問題が残っています。

過去の模型も見ながら、

軸組図を再度検証しています。


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九通り軒桁

35分上りにしたらどうだろうか・・・。


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by y-hikage | 2019-01-14 16:45 | きたかまの家 | Comments(0)

手書きの実感。いろはにほへと

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あたらしい年にうつり、

「 きたかまの家 」の設計を再開しました。

平面もほぼ決まり、

軸組図によって

矩計のプロポーションを検討しました。

次に構造伏図を描きはじめました。

同時に番付を決定させます。

番付を決定することは

設計の方向性を決定することと同義です。

間取 + 矩計寸法 + 構造によって

空間の骨格が生まれ、

その骨格に番付が刻印されます。


日影アトリエの図面は手書きで描かれます。

番付はひらがなのテンプレートで

描いていきます。


い・ろ・は・に・ほ・て・と・・・・


という具合に・・・。


CADとちがい

基礎伏図・床伏図・小屋伏図など

一枚一枚、

い・ろ・は・に・ほ・て・と・・・と

繰り返し手書きで描いていきます。


一見無駄な作業、

要領を得ない時間のように思えますが、

このたんたんとした手の動きが

大切だと思うようになりました。

「 手書きの実感 」が

伝える感覚というものでしょうか。


い・ろ・は・に・ほ・て・と・・・と


繰り返し手書きで描いているあいだ、


この家のことに思いをはせます。


はたしてこのまま設計を進めていいのだろうか・・・。

どこか根本的なずれがないのだろうか・・・。

家族や環境が家と調和しているだろうか・・・。


そして昨日の夕方、

「きたかまの家」の番付を描くことを急に止めた。

なにかがちがうと思ったから。



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by y-hikage | 2019-01-09 11:12 | きたかまの家 | Comments(0)

きたかまの家の検討模型

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日影アトリエでは、

かなり初期の段階でラフな模型をつくり、

屋根のかたちを含めた

全体のプロポーションを検討します。

「 きたかまの家 」も例外ではなく、

平面のアウトラインの方向性が見えた段階で、

4つのパターンの検討模型を製作しました。

模型は完成模型ではなく、

「検討模型」なのでかなりラフにつくります。

時には段ボールなどで

即効的につくる場合もよくあります。

きたかまの家は、

計画当初から東西軸を棟とする

切妻屋根がふさわしいと考えていましたが、

平面が雁行しているため、

屋根が雁行する部分を

どう納めるかが課題です。


実はもうひとつ懸案事項がありました。

南側に山が迫っており、

その山に遮られて太陽の光を

十分に取りとりこめないのではないかと・・・。

この懸案事項を解決するために

片流れの屋根の可能性も

検討模型で探っています。


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切妻屋根が雁行部で二段に重なる案。


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切妻屋根が雁行部で

北側の屋根が連なり、

南側のみ二段に重なる案。


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切妻屋根が北側も南側も連なり連続する案。


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南側に登る片流れ屋根の案。



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by y-hikage | 2018-10-25 11:30 | きたかまの家 | Comments(0)

きたかまの家のラフスケッチ

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「 きたかまの家 」の

おおまかな方向性が決まりました。

生活からうまれた間取り、

間取りと敷地から

うまれた架構と屋根のかたち。

そのかたちを

シンプルな線で表現したラフスケッチ。


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最初のころのスケッチは、

さまざまな要素が

ごちゃまぜの線の集まりですが、

主要な架構(軸線)、

敷地に対する屋根の関係と配置、

生活をささえる間取りなどが、

同時並行に考えられています。


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1階と2階の間取りが重なり、

構造の整合性に

破たんがないか確かめています。

たったこの三枚のスケッチで

方向性がきまったわけではなく、

この間に何枚ものスケッチが

描かれています。


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設計を進めていくにあたって、

無意識に考えていることを言葉にしてみました。

○三つの要素を調和させる。

○作為的ではなく。

○時間をつなぐ。

ほかにもいろいろな言葉が浮かびますが、

最近書きとめた言葉の集まりです。


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この現時点での

ラフスケッチは、

設計を進めていくと、

思わぬ方向に変化したり、

既存のスケッチが真っ白の紙となり、

最初から練り直すことも少なくありません。



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by y-hikage | 2018-10-24 15:27 | きたかまの家 | Comments(0)

きたかまの家の小屋組模型の試作・その2

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きたかまの家の小屋組模型に壁を立てました。

壁を立てることによって

内部空間のイメージがわかります。

模型は47cm×60cmの板の上に立てました。

縮尺は10分の1です。

構造は垂木構造です。


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この構造模型は概念的な構造模型です。

実際には棟木なしでは成立せず、

水平材の梁も存在します。



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模型の置き場所に困ったので、

本棚の格子から片持ちで腕木を出し、

その腕木の上に模型をのせました。

まるで神棚のようで違和感を感じます。


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by y-hikage | 2018-09-14 14:29 | きたかまの家 | Comments(0)

きたかまの家の小屋組模型の試作

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現在設計中の「北鎌倉の住居」というタイトルを

「きたかまの家」に変更しようかと思います。

「 住居 」というと

なんとなく硬いイメージがあり、

「 北鎌倉の家 」とすると

2009年に竣工した家の名前と重複してしまいます。

そしてある日、

北鎌倉のことを昔から

「 きたかま 」と

呼んできたことに気がつきました。

というわけで

「 きたかまの家 」の

小屋組みのイメージ模型の

試作中の写真です。

(小屋組を下からみた写真)

基本的には垂木構造ですが

棟木がありません。

途中に水平材もありません。

はたしてこのような構造が可能かどうか・・・。

間取りも断面計画も

まだまだ方針が決まってない段階での

構造スタディです。


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小屋組を見下げた写真・・・。

模型の縮尺10分の1です。


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by y-hikage | 2018-08-05 12:55 | きたかまの家 | Comments(0)

北鎌倉の住居・既存平面図

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計画を進めている

北鎌倉の住居の敷地には

既存の住宅が建っています。

上図:北鎌倉の住居・既存 配置図+1階平面図

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上図:北鎌倉の住居・既存 2階平面図


〇 〇 〇 〇


今年の6月にはいってから、

少しずつ計画を進めている北鎌倉の住居・・・。

敷地には、

築後50年ぐらいの既存の住宅が建っています。

床面積は全体で約42坪ほど。

この既存の家を解体して建て替える計画です。

既存の間取りを書いてみたのは、

50年生活してきた間取りを読みこむことで、

新しい家につながる要素を探るためです。

敷地の広さは68坪。

建て替えにかけられる予算はわずかですが、

南の庭には樹木などの緑が豊富です。

2階に登れば北鎌倉の山並みを

眺めることもできます。

新しい家には家族3人で生活します。

夫婦と娘。

夫婦ともデザイン系の仕事をしており、

娘もデザイン系の学校に通う学生です。



〇 〇 〇 〇



北鎌倉の住居・・・。

この家の設計のプロセスを

同時進行形で

追かけていこうと思います・・・。



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by y-hikage | 2018-07-04 12:14 | きたかまの家 | Comments(0)

はじまりのスケッチ

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設計のはじまりのスケッチは、

いつもまっさらなクロッキー帳に

敷地の線を描くことからはじまる・・・。

敷地の線を描き終わると、

しばらくのあいだクロッキー帳に

ペンを落とすことなく考え続ける。

この何も描かない時間は、

一日の時もあれば

一週間の時もある。

〇 〇 〇 〇

実際の敷地や

敷地をとりかこむ環境や

日当たりや

眺めや、

そして何よりも

ここに住む家族の生活の風景などを

イメージしながら、

ずっと考え続ける・・・。

毎朝のランニングで走りながらも考え続ける。

この朝 R U N が

もっともイメージが浮かぶ時間帯でもある。


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「 北鎌倉の住居 」

これから描かれる

はじまりのスケッチ・・・。


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by y-hikage | 2017-09-17 11:27 | きたかまの家 | Comments(0)