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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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カテゴリ:吉村順三ギャラリー( 63 )

73.吉村順三記念ギャラリー「ポカンティコヒルの家」

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今年の1月のとある週末、

吉村順三記念ギャラリーに行きました。

テーマは、

73回「 ポカンティコヒルの家 」


ポカンティコヒルの家は1974年、

ニューヨークの北

およそ40㎞の郊外ポカンティコの丘の上に

建築された

アメリカの企業家であり富豪である

ロックフェラーの住宅です。

東西南北およそ1㎞四方の

広大な敷地の西側に計画されました。

500坪ぐらいの大きな西洋館に住んでいた

ロックフェラーが

「こんどは200坪ぐらいの小さな家を

吉村順三に設計をやらせたい」と言って

設計を依頼した住宅です。

敷地は広大で

見える部分のすべてが

ロックフェラー家の敷地で、

敷地の中に湖がひとつと

フリーウェーが一本と

山が一つと

九ホールのゴルフ場がひとつあり、

それらを2階のリビングから

眺めることができます。

日本の木造住宅の良さを生かした

コンパクトで住みよい住宅をという

ロックフェラーの希望を

簡潔なロの字の平面で実現しています。

各室のプロポーションは

生活に見合ったスケール感を

生みだしています。

地階西側のピロティは

庭を介して周囲の自然環境と

連続しており、

地階と1階をつなぐ中庭から

それを取り囲む諸室へと、

自然が室内まで導いています。

中庭に面したギャラリーや

居間・食堂の間仕切りとなる襖や障子は、

すべて壁内に引き込まれ、

用途に応じた室内空間の

フレキシビリティと同時に、

中庭との一体感と

広大な自然を見おろす眺望を

獲得しています。

データによると

1階と2階をあわせた床面積は

360坪におよびます。

写真をみると

家の巨大さを感じさせないところが

吉村順三のうまさと

言えるのではないかと思いました。

僕は宙に浮いたような

屋根の軒先とバルコニーの

水平線の美しさを

いつもうっとりとした気分で見ています。

置かれている家具のほとんどが

ジョージ中嶋の作品ですが、

吉村順三の空間と

ジョージ中嶋のデザインが

衝突しあっていると

感じるのは僕だけでしょうか・・・。


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by y-hikage | 2019-03-13 10:58 | 吉村順三ギャラリー | Comments(0)

72.吉村順三記念ギャラリー「松風荘」

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松風荘(しょうふうそう)は1954年、

ニューヨーク近代美術館(MOMA)の中庭に、

吉村順三の日本の住宅の原点であるとの思いを

世界に知らしめた建築です。

この計画は

ニューヨーク近代美術館の建築主事である

フィリップ・ジョンソン、

アーサー・ドレックスラー、

ロックフェラーと

関野克氏らの要望で、

中世の武家の住まいを紹介するものでした。


松風荘の設計に関して

展示用パンフレットに書かれた

吉村順三の文章を引用してみます。

※ ※ ※ ※

吉村の記—1


近代美術館での僕の仕事は、普通の仕事ではなくて、日本を紹介するというのが目的ですから、それにふさわしいものにしたわけです。

自分のオリジナルでもないし、そうかといって、日本そのままでもないわけですね。アメリカの人たちが消化しやすいようにしてあります。

シカゴ万博で平等院がでたり、サンフランシスコのゴールデン・ゲート公園の日本庭園が出来たりというのが日本的だと思われていたんですね。

日本建築にはこういう合理性がある。合理性があっておもしろいんだということを僕が主張して、だんだん向こうも分かってきたんですよ。そういう意味で日本建築というものに、非常に興味を持つようになったわけですね。

エキゾチックというばかりでなくて、ちょうどモダンな建築がはやってきた時期ですから、それと同じようなことで、日本建築も入ってきたわけです。

僕のほうは、そういうことをすでに感じていました。このデザインの中には、アメリカ人にも理解できる近代的なものがあるということをね。


吉村の記—2


20階、30階のビルに囲まれてた狭い土地で、小さな日本の平屋がどう見えるかと心配していたが、できてみると桧皮の屋根の曲線が周囲の建物と強い対照を見せ、白い築地に囲まれた庭が静かな額縁となってかえって効果的であった。

庭と建物が一体となってつくりだす環境は、西洋にはまったく新しいもので、日本が数百年も前からこのような家をつくってきたということに人々は驚いている。

鉄とコンクリートの町の中で苔のある石、柔らかな庭木の曲線、泉水の音、青畳、桧の木肌、襖の軽い線等の構成が心のやすらぎを感じさせるためか、広縁に座って何時間も庭をながめて動かない人々が少なくなかった。

私にとっては、機械的に近代化されたアメリカの建物と洗練された手工業による日本の建築を対照して見ることができて非常に得難い経験だった。


(展示用のパンフレットから引用)


※ ※ ※ ※



1908年生まれの吉村順三が

松風荘を完成させたのが1954年なので、

吉村順三が46歳のときです。

完璧なまでの日本建築を設計した

吉村順三の力量には驚きます。

おそらく青年のころから、

いや幼少のころから

日本建築に親しみをもって

接していたのでしょう・・・。

松風荘の展示では、

今まで見ることができなかった

写真や図面が多く展示されていて

貴重な展覧会でした・・・。


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配置図


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平面図


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天井伏図


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屋根伏図


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床伏図


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小屋伏図


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立面図


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立面図


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断面図


※ ※ ※ ※



松風荘はMOMA2年間展示されたあとに

フィラデルフィア市郊外の

フェアマウント公園に移築されました。



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by y-hikage | 2019-01-15 14:07 | 吉村順三ギャラリー | Comments(0)

71.吉村順三記念ギャラリー「モテルオンザマウンテン」

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9月のとある週末、

吉村順三記念ギャラリーに行きました。

テーマは、

71回「 モテル・オン・ザ・マウンテン 」

この飲食店を兼ねた宿泊施設は、

1956年、アメリカのマンハッタンから車で

1時間ほど走った山の上に建築されました。

山頂の人工池を中心に等高線に沿って

弧を描くように配置されています。

この吉村順三の作品は、

1枚目の見上げの写真と

男性が立っているバルコニーの

2枚目の写真のみが

今まで書物などに公開されており、

いわば謎の作品でした。

今回の展示では、

多数の写真と図面が展示され、

ある程度、

謎が解けたと思われました。

僕の中では・・・。


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最終的な吉村順三のスケッチ。

このスケッチをもとに

所員が図面にしていったそうです。


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遠景から見る

モテル・オン・ザ・マウンテン。


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バルコニーでくつろぐカップル。


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レストラン棟は

もっとも眺望の開けた一角に張り出し、

清水寺のような懸造りになっています。


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屋根のかたちが入母屋造になっており、

きわめて「日本的」な意匠を

採用しているのには驚きました。

吉村順三の作品には

入母屋の屋根はめずらしく、

作品集をみると他には

「松風荘(1954)」

「新宮殿(1968)」

「神慈秀明会神苑祭事棟(1986)」

3棟のみです。

この入母屋の屋根は、

ニューヨーク近代美術館に展示された

「松風荘」に感銘を受けた建主が、

急きょ設計を依頼したことと

無関係ではないと思います。


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インテリアに障子を用いるだけではなく、

長押の存在も見受けられます。


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吉村順三の断面図は、


例外なくプロポーションが美しいです。


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次回の吉村順三記念ギャラリーは、

ニューヨーク近代美術館に建った

「 松風荘 」

お知らせのハガキにこのように書かれています。


1954年に、ニューヨーク近代美術館の中庭に、吉村の日本住宅の原点であるとの思いを世界に知らしめた建物です」


次回が楽しみです。

11月3日(土)からです。



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by y-hikage | 2018-10-05 10:57 | 吉村順三ギャラリー | Comments(0)

国際文化会館の建築

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六本木の鳥居坂に建つ

「 国際文化会館 」は、

坂倉順三、前川國男、吉村順三の

3人の共同設計であることは有名です。

この建築をいずれ

見学してみたいと思ったきっかけは、

吉村順三記念ギャラリーでの

展示を見たからでした。

その展示は、20155月の

「吉村の増改築の考え方」というテーマで、

「 国際文化会館・小食堂増築 」が

事例のひとつとして紹介されていました。



まず、1955年に竣工した

国際文化会館の概要を知るために

松隈洋氏の文章を読んでみます。


○ ○ ○ ○ ○


国際文化交流の促進を目的に、ロックフェラー財団などから巨額の寄付を元に、閑静な屋敷町の面影を残す鳥居坂の一角に建てられた、講堂や会議室、宴会場、宿泊部門などからなる文化施設。

当時の建築界を代表する坂倉順三、前川國男、吉村順三の3人が唯一共同で設計した貴重な建物である。

鉄筋コンクリートの薄い屋根、プレキャスト・コンクリートの柱や梁と、大谷石や大きな木製サッシュ、障子などを組み合わせて、近代的でありながら日本的な雰囲気をもった透明感あふれる端正な空間が生み出されている。

1976年には、前川國男の設計により大規模な増築が行われたが、今なおその原型をよくとどめている。

2004年、理事会は改築計画を発表、その行方が注目されている。

(文化遺産としての

モダニズム建築DOCOMOMO100選展・

図録より引用)


○ ○ ○ ○ ○


次に吉村ギャラリーに展示されていた

国際文化会館・小食堂増築の

解説を読んでみます。


○ ○ ○ ○ ○



国際文化会館・小食堂増築

本館は、1955年に竣工して、人が集まれるところは、講堂以外には大食堂と18㎡で10人位の利用できる特別食堂だけであった。

3年後の1958年に大食堂に隣接した特別食堂を潰して、3~40人が利用できる部屋を増築した。


○ ○ ○ ○ ○

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国際文化会館には、

すでに取り壊されてしまった

吉村順三が設計の

「 国際文化会館住宅 」

が建っていました。

2棟連棟型・板張り切妻屋根の住宅です。

このシンプルで美しいプロポーションの住宅は、

設計の参考にするために

何度となく作品集を見てきました。

作品集の解説文を読んでみます。


○ ○ ○ ○ ○


坂倉順三、前川國男、吉村順三が共同で設計した国際文化会館に隣接する、館長、副館長のための連棟住宅。本館の外観が平側をプレキャスト・コンクリートの柱梁による真壁風、妻側を本実型枠コンクリートによる縦羽目風とされたことに対応し、この住宅では平側を木造の真壁、妻側を杉板の縦羽目とし、本館との文脈的な関連づけをしている。

JA59・吉村順三より引用)


○ ○ ○ ○ ○

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国際文化会館住宅の外観と室内

JA59・吉村順三よりからの転載))

取り壊されてしまったのが残念な建築です。


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アプローチから見える国際文化会館の側面。

近代建築らしい佇まいを感じさせます。


今回、坂倉順三、前川國男、吉村順三の

3人よる共同設計である

国際文化会館を見て思ったのは、

共同設計の難しさでした。

どこが坂倉順三的か、

どこが前川國男的か、

どこが吉村順三的か、

見る眼が弱いせいでしょう、

伝わってきませんでした。


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左手向こうに見える平屋の建築が

吉村順三設計したが小食堂。


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池に浮かぶように建つ食堂棟。

水平の軒先とテラスのスラブ。


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ここからの写真と図面は、

吉村順三記念ギャラリー

第51回「吉村の増改築の考え方」より・・・


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図面にマーカーで書かれた部分が食堂棟。


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次回、

吉村順三記念ギャラリー・第71

「モテルオンザマウンテン」に続く・・・。



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by y-hikage | 2018-10-04 10:54 | 吉村順三ギャラリー | Comments(0)

70.吉村順三記念ギャラリー「ジャパンハウス」その2

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吉村順三記念ギャラリー

70回「 ジャパンハウス 」の

展示の中で、

とても貴重だと思えるものが

2種類ありました。


ひとつは、

ジャパンハウスの

中庭かエキジビジョンエリアに

計画された「組立式茶室」の図面。


もうひとつは、

吉村順三が描いたジャパンハウスの初期のスケッチ。


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中庭に配置された組立式茶室の平面図


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ジャパンハウスの中庭


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組立式茶室の小屋伏図


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組立式茶室の立面図


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無駄な部材を一切排除した簡素な矩計。

この組立式茶室が完成していたら

名建築の部類にはいると思われます。


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吉村順三が描いた

ジャパンハウスの初期のスケッチ。

貴重な原画のコピー。

吉村順三のスケッチからは

いつも愛が感じられます・・・。

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次回の吉村順三記念ギャラリー

小さな建築展

71回は、

「モテルオンザマウンテン」です。

1956年建築の

懸造りのような木造2階建ての

飲食店+宿泊施設です。





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by y-hikage | 2018-08-20 16:02 | 吉村順三ギャラリー | Comments(0)

70.吉村順三記念ギャラリー「ジャパンハウス」その1


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7月のとある週末、

吉村順三記念ギャラリーに行きました。

テーマは、

70回「 ジャパンハウス 」

まずは、JA59 吉村順三 (新建築社刊)の

解説を読んでみます。

※※

この建物は、日米間の相互理解と学術交流を目的とする「日本協会(ジャパン・ソサエティ)」の本部として、ニューヨーク市の中心街、国連ビルのすぐ近くに1971年に建設された。

大柄な高層ビルがひしめくマンハッタンにあって、わずか4階建てと小規模な建築ではあるが、存在感を主張している。

ファサードのプレキャスト・コンクリートやアルミの簾。鉄製の犬矢来に見られるデザインの細やかさが、内の空間まで一貫している。

平面構成は簡潔だが、連続する屋内外ふたつの庭を中心に展示室や会議室、事務室、ロビーから地下のオーディトリアムへの空間が緊密に連続している。

そこには、近代建築の貢献しうる日本的空間センスが惜しみなく提案されている。

JA59 吉村順三・新建築社刊より)

※※


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この建築は、

吉村順三の作品の中でも好きな部類にはります。

(特に嫌いな部類は見つからないのですが・・・)

水平線を基調としたシンプルな外観。

トップライトから光が注ぐ室内の池と

池に浮かぶ美しい階段。

端正で繊細な日本的な細部・・・。

掲載されている作品集を

何度も何度も見てきました。


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1階の縦格子と犬矢来。

3層目と4層目の簾が

日本的な意匠を表現しています。


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エントランスホール。

正面の池に浮かぶ美しい階段。


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トップライトから自然光が注ぐ吹抜け空間。


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オーディトリアム。


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地階平面図


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1階平面図


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ファサードのスケッチ


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京町屋のファサード・・・。

犬矢来とは、

京都の町屋などにある

軒下の防護柵のようなものを指します。


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アルミの簾の詳細。


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アルミ簾の詳細図とスケッチ。


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吹抜け上部のトップライトの詳細。


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トップライトの詳細図。


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地下平面図


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1階平面図


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2階平面図


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3階平面図


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断面図


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断面図


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今回あらためてジャパンハウスの外観を見て、

青山タワービルを連想しました。

両袖の鋭くエッジが効いた

タテのライン。

水平線を強調する横連窓の窓。

1969年に竣工の青山タワービルの

2年後・1971年に

ジャパンハウスが竣工しています。


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美しいエントランスホールの階段。



(インキングされた図面と写真の一部は、

JA59 吉村順三・新建築社刊」と

吉村順三作品集からの転載です)


70.吉村順三記念ギャラリー

「ジャパンハウス」その2に続く・・・。


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by y-hikage | 2018-08-20 15:18 | 吉村順三ギャラリー | Comments(0)

69.吉村順三記念ギャラリー「軽井沢の家」

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5月のとある週末、

吉村順三記念ギャラリーに行きました。

テーマは、

69回「 軽井沢の家・T邸 」

1961年に軽井沢に建てられた平屋の家。

南側に大きくテラスが張り出しています。

そのテラス全体を屋根が覆っています。

テラス全体を屋根で覆う・・・。

よくありそうな事例のようですが、

実は

あまり見かけない形式のような気がします。


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外観の写真をみると、

単純な屋根に見えますが、

テラスを覆う大きな屋根と

左右の屋根のとりあいが

うまく解読できませんでした。

小屋伏図も展示していましたが、

いまだに完全に理解できていません。


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次回の吉村順三記念ギャラリーは

「 ジャパンハウス 」

ニューヨークに建つ(建っていた?)

シンプルで美しい建築です。

水平線を強調した外観と

ホワイエの伸びやかな空間は

見ものです・・・。

201877日からです・・・。

〇 〇〇〇  〇

追記:

前回の

「 箱根 ホテル小涌園 」の記事で

吉村順三が敷地を見てから

一年で完成したらしい・・・。

と書きましたが、

今回のギャラリーに行ったとき

再度確認してみたら、

やはり一年で完成したのは

本当の事のようです・・・。



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by y-hikage | 2018-06-04 10:25 | 吉村順三ギャラリー | Comments(0)

68.吉村順三記念ギャラリー「ホテル小涌園」その3

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吉村順三が設計した「 ホテル小涌園 」には、

ドライブインが併設されました。

このドライブインが

ホテル小涌園の中で好きな建築になりました。

シンプルな形態と開放的な空間・・・。

そして何よりも

プールに面していること・・・。

なぜドライブインから

プールが見えるのか理由がわかりませんが、

どこかリゾート気分にさせてくれます。

ハワイのように・・・。


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写真だけだと配置関係がわからないので、

配置図を描いてみました。

黄色いゾーンがホテル棟です。

左下の赤いゾーンがドライブインで、

長方形の青い部分がプールになります。

車を駐車場にとめて、

ドライブインに入ると窓の向こうに

プールの水辺が見えるという演出です。


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ギャラリーに展示されていた上の写真は、

どことなくレトロ感があって

いい雰囲気を出しています。

プールの飛び込み台から

飛びおりたい気分にさせてくれます・・・。


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ところで今は、

ドライブインという施設はあるのでしょうか。

よく子どもの頃、岩手の父が家族旅行で

ドライブに連れていかれました。

はらがへってきたら

ドライブインに入って、

父と母と妹と弟でラーメンを

食べた記憶があります。

今はドライブに行くことがないので

(ほとんどが電車の移動・・・)、

世の中のドライブインの状況がわかりません。

道の駅かコンビニがドライブインに

変わったのでしょうか・・・。


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次回の吉村順三記念ギャラリーは、

55日からです。

テーマは「軽井沢の家」です。



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by y-hikage | 2018-04-24 13:59 | 吉村順三ギャラリー | Comments(0)

68.吉村順三記念ギャラリー「ホテル小涌園」その2

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吉村順三記念ギャラリーの

小さな建築展・第68

「箱根 ホテル小涌園」の展示を

見ていて思ったのは、

このホテルのために設計された

家具や照明のデザインの多様性でした。

家具や照明のデザインだけに絞って

見ているだけでも

時間があっという間に過ぎました。


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テーブルに置かれた灰皿に注目!

なんと灰皿までも設計しています。


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その実物の灰皿が

ギャラリーに展示されていました。

灰皿の縁に

マッチ箱を立てられるように

工夫されていました。

芸が細かいです!


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ホテル小涌園のために設計された照明・・・。


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その実物の照明が

ギャラリーに展示されていました。


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次回・・・

68.吉村順三記念ギャラリー

「ホテル小涌園」その3に続く・・・。


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by y-hikage | 2018-04-23 17:21 | 吉村順三ギャラリー | Comments(0)

68.吉村順三記念ギャラリー「ホテル小涌園」その1

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3
月のとある週末、


吉村順三記念ギャラリーに行きました。

テーマは、

68回「 ホテル小涌園 」

ホテル小涌園は、

1959年に箱根に竣工したホテルです。

「ホテル小涌園」について

吉村順三作品集に書かれた解説を読んでみます。


〇〇  〇〇 〇

戦後はじめて作られた大規模なリゾートホテルで日本の風景の中に日本的性格のホテルを意図した作品である。地形にならってプランの形が決められている。そのために客室からそれぞれ違った構図の山の景色が見える。暖房、給湯、温水プールの熱源は天然蒸気を利用している。冷房機器設備はないが、中廊下をダクトとして排気し、山の冷気を室内に取り入られるように考えられている。戦後のことで照明器具、家具、布地等に至るまで特別に設計している。

(吉村順三作品集1941-1978より引用)

〇〇  〇〇 〇


僕の読みまちがいか、

聞きまちがいかもしれませんが、

吉村順三がこの敷地に初めて訪れて

設計を着手してから

完成までちょうど1年だったとか・・・。

これが本当だとしたら

驚異としか言いようがありません・・・。

家具から照明まで

全てホテル小涌園のために

設計し製作しているのですから・・・。

次回の展覧会で再度聞いてみることにします。


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エントランスの独特のかたちをした庇。


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エントランスの

独特のかたちをした庇の断面図。


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回遊性を感じさせる片廊下。



〇〇  〇〇 〇


次回・・・

68.吉村順三記念ギャラリー

「ホテル小涌園」その2に続く・・・。



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by y-hikage | 2018-04-23 11:25 | 吉村順三ギャラリー | Comments(0)