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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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カテゴリ:住み継ぎ・住宅の町医者( 6 )

住宅の町医者

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日影良孝建築アトリエが


東京の自由が丘から鎌倉に移転して、

早いもので5年半が過ぎました。

その間に少しずつ地元・北鎌倉で

知り合いもできて、

町内会の入会も進められたりして、

すれちがう人とあいさつを

交わすことも増えました。

ましてや日影アトリエ製図室から

徒歩平均10分以内の場所に、

以前設計した

「 北鎌倉の家 」

「 台の家 」

「 大町の家 」が建っていて、

建主さんと偶然会うことも

少なくありません。

このように地元に根づきはじめてきて、

ご近所から家の相談なども

受けるようになってきました。


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例えば

戦後すぐに建築された

家の雨漏りの相談・・・。

屋根裏を点検して雨漏りの状況を確認し、

雨漏り箇所とその原因を調べました。

原因は、屋根瓦の割れやズレによるもの。

本来なら下地ごと

全面的に葺きなおすことが理想ですが、

様々な事情から

あと何年使えるかわからない状況であること、

内部空間の造作や意匠が

数寄屋風で意外と良く、

もしかしたら

移築することになるかもしれないこと・・、

などから最低限の予算で

補修することになりました。


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工務店と補修方法を検討し、

雨が漏っている箇所の範囲を

下地から葺きなおし、

その他に瓦がずれている範囲を

古い瓦を再利用しながら

直していく方法としました。


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瓦屋さんが屋根を改修している様子・・・。


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無事、瓦屋根の改修工事が完了しました。

〇  〇 〇

このような貴重な仕事をやらせていただくと、

地元の既存住宅を

改修することの意義を感じます。

広域での新築や改修の仕事も

今まで通り続けていきたいのですが、

「 住宅の町医者 」のように

手の届く場所で家を治していくことも

大切な仕事にしていきたいと

思うようになりました・・・。



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by y-hikage | 2018-06-07 10:39 | 住み継ぎ・住宅の町医者 | Comments(0)

住宅医スクールを受講しました。

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昨日、住宅医スクールを受講しました。

講義テーマは、「温熱環境の改善と対策」

午前1045分から

午後4時半までの通しの講義です。

昨年も同じ講義を受けましたが、

住宅の温熱環境は、

新築でも改修においても

重要な設計テーマです。

理解を深めるために

今年も受講することにしました。

毎日が勉強です・・・。


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ところで

一昨日の1115日の夕方、

作家の小川糸さんの

サイン会とトークショーが

鎌倉の由比ガ浜会館でありました。

この種は、サイン会の前に入った

ラーメン屋さんでいただいた蕎麦の種です。

製図室の植木鉢で

育ててみようと思います。

すずめウリは、

RUNのコースで拾ったもの・・・。

製図室の植木鉢で

育ててみようと思います。


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by y-hikage | 2017-11-17 13:05 | 住み継ぎ・住宅の町医者 | Comments(0)

「 住宅医 」に認定されました。

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このたび「一般社団法人 住宅医協会」から

「 住宅医 」として認定されました。

「 一般社団法人 住宅医協会 」と

「 住宅医 」について

知らない人がいるかもしれないので、

住宅医協会の資料の中に書かれている

「住宅医協会の設立趣旨」と

「住宅医の必要性」に関する文章を読んでみます。


※ ※ ※ ※ ※


〇住宅医協会の設立趣旨


高度経済成長期から循環型社会への転換期である今、住宅においては法律の施行やリフォームが最重点と位置付けられた国の政策など、スクラップアンドビルドによる大量生産から良質なストックの形成へ、という流れに移行しています。

建築のプロはこのような社会の要請に答えられる職能を早急に習得する必要があります。一般社団法人住宅医協会では、その前身団体「住宅医ネットワーク」において、人材育成と調査診断の技術開発に早くから取り組んで参りました。

一方中古住宅の流通の活性化やリノベーションが一般的に認知されるようになりましたが、それに伴う見かけだけの改築・リフォームが溢れることに危惧を抱き、かかりつけの医者のように、患者(=既存住宅及びその施主)の状態をきちんと把握して対処できる人材の育成とその活動の後押しが、適切な既存住宅の改修に必要であることから、「一般社団法人住宅医協会」として法人化し、より組織的に、全国的に支援していくことと致しました。


〇住宅医の必要性


今、既存住宅の現状を把握する調査診断技術を身につけ、さらに改修施工技術に優れた「住宅医」の存在が注目されています。

既存住宅を新築住宅に近い性能に向上させるためには高い知識と技術そして実践力が必要です。

住宅医協会では、このような人材を育成するために、2009年より「住宅医スクール」を開校しています。住宅医スクールでは、英国で学問体系として歴史ある「建築病理学」に基づき、住宅医の育成に努めています。

さらに住宅医協会では、単に知識だけではなく、分析力、技術力、実践力が備わっていると認定した住宅医スクール修了生を「住宅医」として認定しています。

このような住宅医による調査診断・改修が広まり、住宅医が地域で活躍すれば、歴史ある街並みや情緒ある古家がむやみに壊されることなく、設計者が生む不適切な改修工事で、被害をこうむる住まい手も少なくなるでしょう。

すなわち「治す力」を備えた「住宅医」こそ、今、求められている人材なのです。


※ ※ ※ ※ ※


上の文章をあらためて読んでみると、

これからの建築設計のありかたが

問われているようで、

身が引き締まります。

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今回「 住宅医 」として

認定していただいたので、

更なる技術の向上をめざして、

勉強を重ねていかなくてはならない

という思いが強くなっています。

頑張らなくては・・・・。


住宅医協会のHP内・各地の住宅医

http://sapj.or.jp/inspect/members/




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by y-hikage | 2017-10-19 11:26 | 住み継ぎ・住宅の町医者 | Comments(0)

「住宅医スクール2017」で講義を受け持ちました。

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先月の914日、

「住宅医スクール2017東京」で

第四講義の講師を受け持ちました。

昨年の住宅医スクール2017東京では、

受講生として

6月から2月までの8か月間受講し、

欠席をせずに終了証をいただいた身分です。

その受講生が

今年の「住宅医スクール2017東京」で

講師を努めるなど考えてもみませんでした。

大勢の人前で話すことなど

最も苦手とする僕など、

建築を専門とする建築技術者に

建築について講義をするなどできるわけはないと、

断ろうと思いましたが、

建築家の三澤文子先生からの

直々の依頼であったので

お断りすることはできませんでした。


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講義のテーマは、

「 再生して住み継ぐ家 」

設計の仕事を自立した

26歳から現在にいたるまで、

再生した(改修した)設計実例を

説明するかたちで、

1時間半の講義をすることにしました。



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講義資料は、


この講義のためにあらためて

作成したのですが、

最初の項目として使用したのは、

1991年に作った「 住み継ぎBOOK 」にしました。

今回ひさしぶりに

この「 住み継ぎBOOK 」を読んでみて、

その内容にとても感心しました。

「 住み継ぎBOOK 」は、

当時、20代の若者を中心とした、

研究者、学生、文学者、主婦、建築設計者・・・

などが集まった「住み継ぎネットワーク」の

メンバーが編集した、

A4版・14頁の薄い冊子です。

( 「 住み継ぎ 」という言葉は、

この若いネットワークの集団が生み出した言葉です

ブログ:日日日影新聞にリンクあります )

僕も原稿を数ページ担当しましたが、

加藤雅久氏(現在:居住技術研究所)の

原稿の内容が26年前に書かれたにもかかわらず、

現在最も必要とされている

建築や生活の技術論を語っていたのには驚きました。


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「 住み継ぎBOOK 」では、

はじめのページで5つの柱を立てます。


1・手放す人と欲しい人の出会う場所を

考えていきたい。

2・家を建てる技術を考えていきたい。

3・素材として木を考えていきたい。

4・住む行為の広がりを考えていきたい。

5・住むことの経済学を考えていきたい。


次に加藤雅久氏のページに移ります。


加藤雅久氏のページのタイトルは

「 住み継ぎ経済学のすすめ

(省資源時代、地球の住み継ぎ方を考える) 」


加藤氏の原稿を引用してみます。

(かなり長文・・・)


※※※※※※※    ※


省エントロピー社会再び


エントロピーという言葉がある。もともとは物理学用語で、拡散の程度を表す物理量である。エントロピーは直接見えるわけではないが、われわれはそれを廃棄物や廃熱という形で確認することができる。

エントロピーは増大するが減少はしない(熱力学第2法則)。また増大に限界があり、そこに達するとあらゆる活動は止まる(熱的死)。地上の生物は物のエントロピーを出さないように循環しながら全体として熱エントロピー(廃熱)を出し、地球はそれを宇宙に追い出す(放熱)ことによって、内部がエントロピーで満たされるのを防いでいる。ダムで例えていうなら、放流して発電した電力で再び水を汲み上げているようなものである。

われわれ人間社会も、近代以前は生物循環を前提とし、「山を背に、田畑を前に、人家在り」というような暮らしだったが、工業技術の導入と発展により、大量生産・大量消費を繰り返し、ついに地球規模での環境バランスを揺るがすまでになった。これはダムを一斉放流しつづけるようなもので、宇宙が熱的死に向かって崩壊するよりもはるかに速いスピードで、エントロピー増大の限界を迎えることになる。あと数年で、確実に。


商品化住宅が20年を待たずして建て替えられ、解体される度に、そのほとんどがゴミとなることをご存じだろうか。それでなくても、飽和状態の産業廃棄物の3分の1は、スクラップ・アンド・ビルドを繰り返す建設廃材なのである。もはや生産→消費→廃棄という一方的な流通を続けることは不可能なのだが、ただ単に一つのものを大切にし、限られた枠の中で生活するとしたら、地球規模での経済の崩壊と社会不安に陥るだろう。それよりも、再資源化を含めた循環型の流通システムで経済を維持していくために、モノそのものが最初に持っていた価値をいかに越えて利用していけるかという判断を、自ら働かせるべきである。そうして少しでもエントロピーの増大を節約するように、意識を変えていかねばなるまい。

例えば、住居。古い民家を再生して住み継ぐ。住み継ぐ人と時代に合わせて再生され、性能は変化し、住まい方も多様化する。住居は、住み継ぐことによって、モノとして最初にもっていた価値を越えて生き続けることのできる能力があることを、心に留めておいて欲しい。


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時代と住居の表のなかで、


これからの世界観は「エコロジー」であり、

これからの社会構造は「省エントロピー」であり、

これからの経済構造は「地球環境型経済」であり、

これからの住居のあり方は「住み継ぎ」である。


と語っています。




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また住み継ぎのフローチャートを
以下のように提案しています。

1・気に入った住居を見つけ出すこと。

2・先住者との対話の中で、
  住居や外部環境とのつきあい方
 (先住者の居住サポートシステム)を学ぶ。

3・住居と自分との対話の中で、
  自分なりの住まい方を考える。

4・住居は必要に応じて移築・修理・改装する。

5・再生した住居の維持管理の方法など、
  新たな住まい方のためのマニュアルを考える。

6・再生した住居や外部環境とのつきあいを深める。

7・住居とのつきあいの中で
発見したことがらをもとに、
  必要の応じて改修や修理をしたり、
  住まい方のマニュアルを変えていく。

8・人間、住居、環境を結ぶ、
  新しい居住サポートシステムがつくられていく。


※※※※※※    ※


以上が、加藤雅久氏のページの内容です。

「住み継ぎBOOK」が発行されたのは、

ちょうど僕の処女作「鎌倉の大屋根」が

完成してから2年後のことでした。

それから26年がたちますが、

基本的な設計思想に

変化がないように思います。




※※※※※※    ※


9月14日の「住宅医スクール2017東京」では、

140枚弱のパワーポイントの

スライドページを作成しました。

この原稿を日影良孝建築アトリエの

フェイスブックページで公開します。

もしご興味がありましたらご覧ください。


日影良孝建築アトリエ・Facebookページ

https://www.facebook.com/HikageYoshitaka/





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by y-hikage | 2017-10-12 08:05 | 住み継ぎ・住宅の町医者 | Comments(0)

住宅医スクールの最後の講義

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昨日は、住宅医スクールの最後の受講日でした。


昨年の69日から無事、

全講義を受講することができて、

終了証をいただくことができました。

身になったかどうか

かなり怪しい部分がありますが、

勉強することはとても楽しいことでした。

ところで

昨日の第四講義は住宅医になるための検定会。

その二名の検定発表の一人が

なんと驚くことに、

日影アトリエ元スタッフの

萩尾聡子さんの発表がありました。

何年ぶりかの偶然の再会に喜びました。

(萩尾さんは静岡県三島市の

青木工務店で働いています・・・)



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昨日はNHKの取材でカメラが講義室で回っていました。


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受講生の皆さんと記念撮影・・・。


僕も住宅の改修設計を実現して

住宅医検定の発表をしてみたいと思いました。


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by y-hikage | 2017-02-03 12:20 | 住み継ぎ・住宅の町医者 | Comments(0)

住宅医スクールの受講が楽しみです・・・。

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今年は、住宅医スクールを

受講することにしました。

第1回目は、

ちょうど一週間前にありました。

勉強することは、

新しい発見や

今まで見逃してきた建築の要素の

重要性などを知ることができて、

とても刺激になります。

来年の2月までの講義が楽しみです。

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ところで講義会場は水道橋が最寄りの駅です。

この駅のホームは昔から好きです。

構造フレームの連続がとても美しいのです・・・。

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by y-hikage | 2016-06-16 13:30 | 住み継ぎ・住宅の町医者 | Comments(0)