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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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カテゴリ:森の中と町の中で( 248 )

マーラーの交響曲第5番

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先月の616日の日曜日、

相模原女子大学グリーンホールに

コンサートを聴きにいきました。


オーケストラは、

相模原市民交響楽団

指揮者は田代俊文さん


コンサートプログラムは、


1・ブラームス作曲:

大学祝典序曲ハ短調

2・シューベルト作曲:

劇音楽「ロザムンデ」よりバレエ音楽1.2

3・マーラー作曲:

交響曲第5番嬰ハ短調

4・アンコール

シューベルト作曲:

劇音楽「ロザムンデ」より「第三幕への間奏曲」


今回のプログラムは

マーラーの交響曲第5番を

メインにしていました。

全体で第5楽章からなり、

演奏時間が70分におよぶ大曲です。

4楽章のアダジェットは

映画「ベニスに死す」で

使われたこともあって特に有名です。

僕もこの第4楽章は好きな曲で、

弦楽器とハープのみで演奏されます。

CDでしか聴いたことがない第4楽章を

生演奏で聴けた

貴重なコンサートとなりました。


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4楽章の中心的存在であるハープ


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製図室のCDを探してみたら

マーラーの交響曲第5番が

2枚あることに気がつきました。

1枚はボストン交響楽団 + 

指揮:小澤征爾のもの。

もう1枚は

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 +

指揮:クラウディア・アバド。

2枚とも全体を通して

聴くことはめったにありません。

建築の設計中には

どうも音楽が大きすぎるからです・・・。


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by y-hikage | 2019-07-02 11:25 | 森の中と町の中で | Comments(0)

円覚寺の開山箪笥(かいさんだんす)

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512日の日曜日、

東京・日本橋の

三井記念美術館で開催されている

「 円覚寺の至宝 」展に行ってきました。

円覚寺は、

日影アトリエ製図室からみて

線路の反対側にある

北条時宗が創建した臨済宗のお寺です。

円覚寺創建の2年後、

病床の北条時宗は寿命を悟ると

無学祖元(むがくそげん)を招いて

剃髪(ていはつ)し、

道杲(どうこう)という法名を授かり、

その日に亡くなったとされています。

「円覚寺の至宝」展では、

開山箪笥に封印されている

宝物が展示されていました。


円覚寺には

開山箪笥(かいさんだんす)と呼ばれる

桐の箱があります。

それ自体は江戸時代のものですが、

中に収められた品々は、

開山・無学祖元(むがくそげん)の所用とされ、

お寺にとって、かけがえのない宝物です。

毎年秋の宝物風入期間以外は、

蓋の周囲に和紙を貼って封印されています。

開山箪笥は、

工芸史上、染織、漆芸、陶磁など

各種の貴重な伝統技術が

凝縮された宝庫です。

それらの品々のほとんどが

国の重要文化財に指定されています。



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酔翁亭図堆黒盤(ついおうていずこくばん)

宋時代


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団扇(だんせん)

江戸時代

芭蕉の葉の表面に菊花を描いた、

僧侶用の団扇(うちわ)


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環(かん)

南宋~明時代

袈裟の紐を結ぶための用具


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青磁袴腰香炉(せいじはかまごしこうろ)

宋時代


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前机(まえづくえ)

鎌倉時代

開山堂の須弥壇前に置かれていたもの。

木彫透かし彫りの牡丹唐草の文様は、

のちの鎌倉彫に通じ、

その成立に影響を与えたと考えられています。


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「円覚寺の至宝」展で

開山箪笥に封印されている宝物の

美しい意匠に目を奪われた

日曜日の午前中でした・・・。


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ところで

三井記念美術館がある

界隈をおとずれたのははじめて・・・。

重要文化財の三井本館と

隣接する

重要文化財の日本銀行本館を

見ることができました。

両方とも重厚な建築でした。


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1829年に竣工した三井本館の列柱。


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三井本館の列柱の柱頭部の意匠。


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日本銀行本館

辰野金吾の設計により

1896年に完成しました。

ネオバロック様式に

ルネッサンス的意匠が加味されています。


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日本銀行本館・・・。

現在、免振化工事が行われていました・・・。


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by y-hikage | 2019-05-13 11:38 | 森の中と町の中で | Comments(0)

めぐろパーシモンホールでのコンサート

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54日・土曜日の午後、

東横線都立大駅から

徒歩7分ほどのところにある

「めぐろパーシモンホール」に

コンサートを聴きにいきました。

オーケストラは、

緑交響楽団。

指揮者は和田一樹


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コンサートプログラムは、


1・フェリックス・メンデルスゾーン作曲:

序曲「美しきメルジーネの物語」op.32

2・ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲

「ヴァイオリン協奏曲ニ短調」op.61

ソリスト:白井篤

3・ヨハネス・ブラームス作曲:

「交響曲第2番ニ長調」op.73

4・アンコール

ヨハネス・ブラームス作曲:

「ワルツ第15番イ長調」op.39



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ベートーヴェン(17701827

メンデルスゾーン(18091847

ブラームス(18331897

は、ドイツを代表する作曲家です。

ブラームスは

ベートーヴェンを尊敬していたと言われ、

どことなくブラームスの曲は

ベートーヴェンの曲調に

通じるところを感じます。

今回演奏されたブラームスの

「交響曲第2番ニ長調」は

ベートーヴェンの「田園」に見立てられ、

全体的に開放感に満ちた

春のようにのびやかな作品でした。


ベートーヴェン作曲の

「ヴァイオリン協奏曲ニ短調」は

ベートーヴェン唯一のヴァイオリン協奏曲です。

個人的にもとても好きな曲です。

まさに第2楽章の美しさは

この世のものとは思われません。

製図室にはこの曲のC D2枚あり、

ヒラリー・ハーンのものと、

パトリシア・コパンチンスカヤのものです。

ヴァイオリニストとして

この二人は対照的で、

アメリカ生まれの

ハーンはアスリートのように激しく力強く、

ルーマニアに近いモルドバに生まれた

コパンチンスカヤは

深い森の中で聴くジプシー音楽のようです。


最後に演奏されたブラームスの

「ワルツ第15番イ長調」はとても短い曲でしたが、

聴衆を幸福に導いてくれるような

楽しい曲でした・・・。



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細い縦桟で構成された

ステージの壁面は、

フィンランドの建築家

アルヴァ・アアルトの影響を

受けているように見えました。



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by y-hikage | 2019-05-06 10:33 | 森の中と町の中で | Comments(0)

ラムネホールでのコンサート

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47日・日曜日の午後、

横浜の山手駅から近い聖光学院ラムネホールに

コンサートを聴きにいきました。

オーケストラは、

聖光学院管弦楽団。

指揮者は田部井 剛。


コンサートプログラムは、


1・R・シュトラウス作曲:

「 ホルン協奏曲第2番変ホ長調  」

ソリスト:福川伸陽氏

2・アンコール

福川伸陽氏によるホルン独奏

3・マーラー作曲:

「 交響曲第1番ニ短調・巨人」

4・アンコール

「 交響曲第1番ニ短調・巨人」より

「 花の章 」


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作曲家:

リヒャルト・シュトラウス(18641949・ドイツ)

の名前を見ると、

映画「2001年宇宙の旅」の

メインタイトル曲である

「ツァラトゥストラはかく語りき」を

すぐに思い出します。

この映画ではヨハン・シュトラウス作曲の

「美しき青きドナウ」も流れます。

R・シュトラウスはここ数年、

CDでも聴いていなかったので新鮮でした。

そしてホルンの独奏を近くで

観たのははじめてで新しい発見でした。


作曲家:

マーラー

18601911・オーストリアのボヘミア)は、

音楽が雄大でほとんど仕事中は聴きません。

ましてやタイトル「巨人」ともなると、

どれほど巨大な音楽なのかと

想像していましたが、

マーラー本人の失恋の曲という解説を読み、

この表情豊かな曲に納得がいきました。

リクエストで演奏された

マーラーの「花の章」は

まさに花のように美しい曲でした。

マーラーの曲で製図室で唯一聴く曲は、

「交響曲第5番第四楽章・アダージェット」です。

観たことがない映画ですが

「べニスに死す」のテーマ音楽のようです。

この「アダージェット」の解説を読むと

当時の恋人であるアルマにあてた

音楽によるラブレターであると

書かれておりました。


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「ツァラトゥストラはかく語りき」⇒





「美しき青きドナウ」⇒





「アダージェット」





「アダージェット・ピアノVer.」⇒







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by y-hikage | 2019-04-09 10:25 | 森の中と町の中で | Comments(0)

宮内庁楽部の雅楽を鑑賞してきました。

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先週の316日の土曜日の午後、

皇居内で雅楽の演奏を鑑賞してきました。

正式な演奏会の名称は

「天皇陛下御即位30年記念春季雅楽特別演奏会」

というものです。


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演奏場所は皇居内の

「宮内庁楽部」という建築の中。

入場券は事前に用意しないと

演奏会会場には入れないものでしたが

幸運にも友人のバイオリニスから

いただくことができました・・・・。

本格的な雅楽を聴くのは初めてでした。

かつて伊勢神宮で

御神楽・「倭舞」と「人長舞」を

鑑賞したことはありますが、

伊勢神宮の御神楽と

宮内庁式部職楽部との

ちがいがわかりませんでした。

 

そこで「雅楽」の概要を知るために、

パンフレットに書かれた文章を読んでみます。


  ※※※※※※※※※


「雅楽」とは、元来「俗楽」に対する言葉で、正統の音楽を意味します。

この意味で雅楽と呼ばれる音楽は中国や朝鮮にもありましたが、その音楽そのものは日本の雅楽とは全く別のものです。

日本の「雅楽」は、日本古来の歌と舞、古代アジア大陸から伝来した器楽と舞が日本化したものおよびその影響を受けて新しくできた歌の総体で、ほぼ10世紀(平安時代中期)に今日の形に完成した日本の最も古い古典音楽であります。

主として宮廷、貴族社会、有力社寺などで行われてきましたが、現在では宮内庁の楽部が伝承する雅楽がその基準となっています。

「雅楽」は、千数百年の伝統を有し、世界で最も古い音楽文化財として貴重な歴史的価値を持つものであり、昭和301955)年、宮内庁式部職楽部の楽師が演奏する雅楽は国の重要無形文化財に指定され、楽師全員が重要無形文化財保持者に認定されております。

さらに、平成212009)年には、ユネスコ無形文化遺産保護条約「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に記載されました。

このように雅楽は、今後伝承されていくべき我が国の伝統文化として国際的にも認知されており、雅楽それ自体が発展し広まるとともに、他の音楽・舞踊に影響を与えていく可能性を有しております。


  ※※※※※※※※※


平安時代中期に完成された

日本の最も古い古典音楽・・・・。

建築にあてはめてみると

平安中期で最も有名な建築は

平等院鳳凰堂(1053年)

ではないかと思います。


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雅楽には、

「 管楽 」

「 舞楽 」

「 歌謡 」の

三つの演奏形態があることも、

今回の演奏会ではじめてしりました。

音の調子は全体的に平たんでゆっくりです。

途中、眠りの中で

美しい旋律を聴いているかのような

錯覚さえおぼえました。


(管楽と舞楽の演奏風景はパンフレットからの転載)


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雅楽にはじめて出会った記念すべき土曜日。

1000年以上受け継がれてきた

日本の古典芸術のかたちに

触れることができた貴重な時間となりました・・・。


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雅楽が演奏された宮内庁楽部の天井の意匠。

トップライトによる自然採光と

人工照明の組み合わせのように見えました。

ところで

僕は午後の部の230分からの

開演に参加しましたが、

午後の部に参加される人で

9時から並んでいる人がいたそうです。

僕は午後1時前に行きましたが、

すでに長い長い行列ができていて

雅楽の人気の高さに驚きました。


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by y-hikage | 2019-03-21 15:01 | 森の中と町の中で | Comments(0)

池田和広金唐紙展に行きました。

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昨年の12月のなかごろ、

品川区上大崎のギャラリー

「館游彩(やかたゆうさい)」で開催されている

「池田和広金唐紙展」を観にいきました。

「金唐紙(きんからかみ)」は、

中世ヨーロッパで壁の内装や皮革工芸品などに

用いられたギルトレザー

「金唐皮(きんからかわ)」にルーツを持ち、

日本の和紙を型押し加工して作られた

日本の伝統工芸品です。

東京台東区の重要文化財である

旧岩崎家住宅のなどの

重要建築物の内装にも

使われているそうです。

岩崎家住宅は何度か見学していますが、

金唐紙を見逃していたようです・・・。


製作は、

越前和紙に0.07㎜の錫箔などを張り、

桜材でできた版木に和紙を

ロール状に巻き付け、

黒豚の毛でできたブラシで

型打ちしていくそうです。

型打ちした和紙を一晩おき

彩色するそうです。

襖一枚を版木で打ち込むのに

二人がかりで8時間以上もかかり、

相当の体力を必要とし、

箔押し・精緻な彩色という

手先の器用さも求められる

高度な職人技術による作品です。


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言葉では言い表すことができないほど

美しい池田和広さんの手仕事。


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照明器具にも金唐紙を使用しています。

いつの日か、日影良孝建築アトリエの仕事に、

金唐紙や

金唐紙を使用した照明器具を

使用してみたいと思いました。


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「きんからの華」という作品。


上段左・「早春」

旧池田氏庭園洋館(重文)


上段中・「草花と昆虫」

旧呉鎮守府司令長官官舎(重文)


上段右・「鳥とアイリス」

旧林家住宅(重文)


中段左・「田園風景」

東京芸術劇場


中段中・「菊花模様」

旧日本郵船小樽支店(重文)


中段右・「幾何模様」

旧岩崎邸(重文)


下段左・「花唐草」

移情閣(重文)


下段中・「イスファハン」

旧池田氏庭園洋館(重文)


下段右・「花と曲線模様」

旧岩崎邸(重文)


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ギャラリー「館游彩」の2階には茶室があり、

幽玄な空間体験もできました。


高度で職人技術と高い芸術性に

出会うことができ、

とても有意義な時間でした・・・。


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後日、池田和広さんから

お送りいただいたポストカード。

池田和広さん作「竹模様」


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後日、池田和広さんから

お送りいただいたポストカード。

池田和広さん作「花蝶模様」


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昔からお世話になっている

建築家の山本厚生さんと山本ヒカルさんから

お送りいただいた

展覧会案内状のポストカード。


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by y-hikage | 2019-03-04 14:22 | 森の中と町の中で | Comments(0)

ベートーヴェンの第九

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1216日のこと、

相模原女子大学グリーンホールに

コンサートを聴きにいきました。


プログラムは、

1. フンパーディンクの作曲:

歌劇「ヘンゼルとグレーテル」の

前奏曲

魔女の騎行

パントマイム

2. ベートーヴェン作曲:

交響曲第9番ニ短調作品125「合唱付」


ベートーヴェン作曲の

交響曲第9番ニ短調作品125「合唱付」は

誰もが知る

年末に演奏される「第9」という曲。

曲は第1楽章から第4楽章で構成され、

独唱と合唱は第4楽章で

力強くドラマチックに歌われます。

音楽が大きく壮大なので

製図室ではCDでさえも

聴くのをためらっていました。


はじめてコンサートホールで聴いた「第9」。

ベートーヴェンが54歳のときの作品。

2年後の56歳に亡くなる前の

最後の交響曲の作品です。

3楽章・・・

自らの死を予感させる

おだやかで美しい曲に感動しました。

特に弦を指ではじく

ピッツィカートの音の波は

湖畔の風のようでした。


コンサートのあと・・・、

製図室にあるベートーヴェンの

交響曲第9番の第3楽章がはいる

CDをすりきれるほど

くりかえし聴いています・・・。



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by y-hikage | 2018-12-29 09:07 | 森の中と町の中で | Comments(0)

アルルの女 第一組曲の「アダージェット」

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1123日・金曜日の午後、

カルッツかわさきホールに

コンサートを聴きにいきました。

オーケストラは、

緑交響楽団。

指揮者は和田一樹。


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コンサートプログラムは、


1・ジョアキーノ・アントニーオ・ロッシーニ作曲:

歌劇「セビーリャの理髪師」序曲

2・ジョルジュ・ビゼー作曲:

アルルの女 第一組曲・第二組曲 作品23

3・アントニン・ドヴォルジャーク作曲:

交響曲第9番ホ短調「新世界より」作品95

4・アンコール

  アントニン・ドヴォルジャーク作曲:

  スラブ舞曲 第10番 作品72



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カルッツかわさきホールは初めてのホール。

今回、一番心に残った曲は、

アルルの女 第一組曲の中の

「アダージェット」・・・。

弦だけで奏される旋律が優美で静か。

3分弱のとても短い曲ですが、

いつまでも聴いていたい音楽でした。



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by y-hikage | 2018-11-29 15:06 | 森の中と町の中で | Comments(0)

トランヴェール好き

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昔から、

JR東日本の新幹線に乗ることの

楽しみのひとつが車内誌の

「トランヴェール」を読むことです。

「すごい楽しみ!」と言っても

過言ではありません。

東北の文化や自然や芸術や技術を

丁寧に取材し、

わかりやすい表現で

記事にしています。

本棚には、

気に入った記事が

ぶ厚いファイルに

スクラップされています。


巻頭エッセイも見逃すことができません。

大好きな作家が時々連載しています。

今の巻頭エッセイは尊敬する沢木耕太郎。

沢木さんの連載を読むためだけに

新幹線にのるなど贅沢はできないので、

今のところ読み逃している号も

たくさんあると思います。

201810月号は

「 木の国、秋田へ 」

「 木好き 」の僕には温かい号です。



そして

10月の終わりに山形に行きました。

鶴岡市に建つ

国宝建造物・羽黒山五重塔を

見学するためです。


上越新幹線に乗り新潟経由で

鶴岡駅に向かいました。


途中下車を2回おこないました。


新発田で降りて、

アントニン・レーモンド設計の

新発田カトリック教会を見学し、

その次に越後下関で降りて、

関川村の

重要文化財・渡辺家住宅を見学しました。

渡辺家住宅は、

期待をはるかに超える名建築でした。

関川村にのこる名もない建築もよかったです。



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この建築は、

201810月号に掲載されていた

秋田市の国際教養大学・中嶋記念図書館。

友人のヴァイオリニストが

この木の図書館で

演奏してみたいと話していました。

見るからに

音の良さそうな音楽ホールです。






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by y-hikage | 2018-11-12 11:05 | 森の中と町の中で | Comments(0)

ラムネホールでのコンサート

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前の週のグリーンホールに続き、

923日・日曜日の午後、

聖光学院ラムネホールに

コンサートを聴きにいきました。

オーケストラは、

聖光学院管弦楽団。

指揮者は田部井剛。


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コンサートプログラムは、


1・メンデルスゾーン作曲:

「 美しいメルジーネの物語  」作品32

2・シューマン作曲:

「 交響曲第4番ニ短調 」作品120

3・ラフマニノフ作曲:

「 ピアノ協奏曲第2番 」ハ短調作品18

  ピアノソリスト・今川裕代。

4・アンコール

  シューマン作曲:

「 トロイメライ 」

ピアノソリスト・今川裕代。


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ラフマニノフ作曲:

「 ピアノ協奏曲第2番 」は、

前の週のグリーンホールで

倉澤杏菜さんが弾いた曲と同じです。

幸い、両方ともピアノを弾く手が

よく見える席だったので、

手の動きで

二人の弾く音のちがいが

なんとなくわかりました。

倉澤杏菜さんの演奏は

ダイナミックで力強く、

今川裕代さんの演奏は

優しくやわらかい印象でした。

そしてまた

倉澤さんは、

指が立ち跳ねているように見え、

今川さんは

指が平らにゆっくりと

動いているように見えました。


アンコールの前に

指揮者の田部井さんと

今川さんとのトークがあり、

「 手 」の話しになりました。

今川さんいわく、

「私の手は大きく指も長いほうですが、

華奢で手のひらも薄いほうです」と話され

手のひらを客席に見せてくれました。

透き通るような美しい手は、

彼女が奏でるピアノの音を

すぐに連想させてくれました。

「ピアニストにとって手は

楽器の一部だと思います」と

言った言葉が忘れられません。


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アンコールの

「トロイメライ」は

帰りの電車の中で

耳の中で鳴り続けました・・・。


トロイメライ⇒



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by y-hikage | 2018-10-02 09:58 | 森の中と町の中で | Comments(0)