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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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2019年 04月 03日 ( 1 )

74.吉村順三記念ギャラリー「ニューヨークに」

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平成313月のとある週末、

吉村順三記念ギャラリーに行きました。

テーマは、

74回「 ニューヨークに 」


展示内容は、ニューヨークに設計した作品で、

今まで展示していない

四つの作品を集めたものでした。

1948年:ニューヨーク国際繊維改修工事

1956年:日本航空ニューヨーク事務所

1958年:高島屋ニューヨーク店

1976年:ホテル北野


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そして第74回・吉村ギャラリーの目玉は

なんといっても、

「ポカンティコヒルの家」

別名「ロックフェラー邸」の軸組模型。

この模型は

平成304月から9月まで

開催された「建築の日本展」に

展示されていたものです。

「建築の日本展」では撮影不可だったので、

吉村ギャラリーに

戻るのを楽しみにしていました。


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「ポカンティコヒルの家」について

吉村順三作品集に

書かれた解説を読んでみます。


※ ※ ※ ※


この住宅はニューヨーク近郊の広大な敷地の中に、眺望のよい一画を塀で囲って落ち着いた住まいの環境を作り、その中に建てられている。

地階をコンクリート構造とし主階は開放的なプラントするために積層材の柱梁構造とした。

冷暖房は床ダクトによる空調方式である。

壁の中に引き込む軽い間仕切りによって居間、食堂、回廊スペースを自由に変化させることが出来る。

回廊はコレクションの展示に使われる。

中庭の繊細な植栽は荒々しい冬の風雪から守られている。

地形を利用した地階のピロティ部分は多目的に使用され、風の強い日はガラスのパーティションを引き出せるようになっている。


※ ※ ※ ※


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吉村順三の作品は

美しい屋根の建築が多いと思います。

「美しく日本的な屋根」と

言ってもいいような気がします。

2冊組の吉村順三作品集の中で、

美しい屋根をあえて5つ選ぶなら、


1.1988年:八ヶ岳高原音楽堂

2.1974年:ポカンティコヒルの家

3.1986年:インターボイス軽井沢山荘

4.1967年:湘南茅ヶ崎の家

5.1962年:軽井沢山荘(吉村順三の夏の家)


です。


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門からポカンティコヒルの家をのぞき見ます。


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地階平面図


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主階平面図


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断面図


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ニューヨーク国際繊維展の図面


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日本航空ニューヨーク事務所のインテリア。

インテリアが一枚の絵葉書のようです・・・。


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高島屋ニューヨーク店

既存のビルを改修した店舗のようです。

大胆にも外壁の一部を解体して

ガラスのカーテンウォールにしています。


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高島屋ニューヨーク店

店舗内の階段。

どのようにして階段を支持しているのか

見当がつきません。


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高島屋ニューヨーク店

店舗内の階段図面。

どのようにして階段を支持しているのか、

図面を見ても見当がつきませんでした・・・。


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今回の第74回「 ニューヨークに 」は

平成最後の展示でした。

平成最後に

「ポカンティコヒルの家」の軸組模型を

展示した記念すべき

74.吉村順三記念ギャラリーでした。


次回は、第75回「高輪の家」です。

令和元年54日から開催します。


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by y-hikage | 2019-04-03 12:29 | 吉村順三ギャラリー | Comments(0)