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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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円覚寺舎利殿と正福寺地蔵堂の禅宗様

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神奈川県内で唯一の国宝建造物である


「円覚寺舎利殿」と


東京都の国宝建造物のひとつである


「正福寺地蔵堂」の2棟から


禅宗様建築の特徴を


読みとっていきたいと思います。


(上の写真は円覚寺舎利殿)



禅宗様建築は鎌倉時代、


禅宗と共に中国から伝わった建築様式です。


当時はモダンな様式だったので「唐様」と呼ばれ、


それまでの伝統様式である


「和様」と区別されました。


和様と比べて木工が主で、


瓦や土壁も使わず、


材料も少なく経済的であり、


極めてシステマティックな技法だったことから、


和様建築にも和様建築にも強く影響を与えました。



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円覚寺舎利殿の外観



円覚寺舎利殿の禅宗様の特色は、


1


床を張らず、土間建築で、


地面に瓦または石を張る場合がある。


2


柱は高く、礎盤(そばん)にたち、


柱の上下に粽(ちまき)というすぼまりをつける。


柱を繋ぐ横材には、下から


地覆・腰貫・飛貫・柱貫(頭貫)・柱頂の台輪がある。


3


組物は柱の上だけでなく、


「詰組」といって柱間の中間にも組む。


組物は長短二種の材からなるので、


全体が鉢状に開いた形になる。


組物には直交方向に


大垂木(尾垂木・おだるき)が組み込まれ、


その内側は持ち送りになる。


全体に組物の構造はきわめて巧緻です。


4


裳階と主屋の繋梁に屈曲した形状の


海老虹梁を用いる。


5


上部の梁は虹梁と呼び、


断面の幅を比較的小さく、丈を大きくとり、


これに太平束(大瓶束・たいへいづか)という


丸束がまたいでたつ。


この架構を「虹梁・太平束」といいます。


6


天井は板を一面に平らに張った鏡天井で、


周囲1間通りは垂木を化粧にあらわした


化粧屋根裏とする。


7


軒は垂木を放射状に配列した扇垂木である。


ただし、中央若干(古くは中央間)を


平行垂木として、この割付を鎌倉割という。


裳階は全部平行垂木です。


8


屋根は入母屋で、元亨3年(1323年)、


円覚寺法堂や円覚寺境内絵図から見て


檜皮葺または葺きが主でした。


9


花頭窓(火灯窓)の枠には


繰形(くりかた)の曲線が施される。


10


桟唐戸(さんからど)の組子は唐戸面で


軽やかな意匠である。


11


弓欄間(ゆみらんま)は、


装飾的な堂内の明り取りとしている。



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円覚寺舎利殿内部



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円覚寺舎利殿立面図



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円覚寺舎利殿の


上層屋根の「二軒扇垂木」と


下層屋根の「二軒平行垂木」


柱頭を粽(ちまき)とし丸く細めることで、


柱を長く見せる効果をだしています。



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円覚舎利殿の花頭口と花頭窓



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円覚寺舎利殿の上層斗(組物)



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円覚寺舎利殿の裳階海老虹梁



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円覚寺舎利殿の斗の詳細図



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正福寺地蔵堂外観



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正福寺地蔵堂立面図



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正福寺地蔵堂断面図



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正福寺地蔵堂内部



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by y-hikage | 2025-08-06 16:04 | 鎌倉の建築 | Comments(0)
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