
円覚寺の境内に建つ「選佛場」は、
仏殿正面に見て左側に位置しています。
選佛場とは、
仏を選び出す場所という意味で、
修行僧の座禅道場のことです。
永禄6(1563)年の大火で焼失し、
現在の建物は、
元禄12年(1699)に
伊勢長島城主松平忠充が、
江戸の月桂寺・徳雲寺住職
一睡碩秀の薦めにより、
大蔵経を寄進するとともに、
それを所蔵する場所と禅堂を兼ねた
建物として建立されました。
建物は茅葺きで、
構造は比較的簡単なもので、
地覆・腰貫・内法貫・
頭貫・台輪がめぐっています。
台輪の上は三斗を載せます。
三斗の間には撥束を配します。
内部には薬師如来像と
観音菩薩像が安置されており、
仏殿が再建されるまでは
仏殿を兼ねていました。
現在は道場としては使われておらず、
薬師如来(南北朝時代の作)と、
円覚寺百観音霊場の一番として
大慈大悲観世音菩薩像が
安置されています。
また、修行僧の坐禅道場は、
舎利殿のある正続院に移されました。
かつての選佛場(坐禅道場)は、
隣の居士林に移され、その居士林は、
東京牛込にあった
柳生家の剣道場の建物を
昭和3年に移築したものでした。
現在はその居士林が解体され、
新しい居士林が建築中です。


薬師如来像(南北朝時代・1335~1392)


円覚寺百観音霊場の一番として、
大慈大悲観音菩薩像が安置されています。




仏殿(本堂)に安置されている
宝冠釈迦如来坐像


円覚寺仏殿の描かれた
前田青邨監修・守屋多々志作の
天井画白龍の図。

円覚寺仏殿に安置する
無学祖元禅師坐像と達磨大師坐像。



円覚寺舎利殿・・・
神奈川県で唯一の国宝建造物
国内での代表的な禅宗様建築です。


正続院・・・
いつ見ても障子の紙が気になります。


正続院の向いに建つ土蔵

居士林(こじりん・済蔭庵)・・・
明治の頃より円覚寺では、
在家の人の座禅(居士禅)が盛んになり、
山岡鉄舟、鈴木大拙、夏目漱石など
多くの居士が参禅しました。
大正11年、この済蔭庵(さいいんあん)に
居士の座禅道場として
居士林が開設されましたが、
大正15年に焼失、
早大済蔭団が中心となり
復興運動を起こしました。
幸いなことに柳生新陰流の剣道場を、
柳生基夫氏(徹心居士)が
寄付を決断され、
昭和3年にこの済蔭庵に
移築して開単となり、
以来、学生や社会人が
中心となって雲水と同じように修行する
学生座禅会、
土日座禅会を運営してきました。
堂内には本尊の不動明王がまつられ、
「頭燃を救うが如し」の扁額が掲げられ、
心の安らぎを求めて
座禅に来る人を待ち受けています。
築後80年以上経過した居士林の建物は、
現在新しく建て替えられています。

方丈の池泉庭園

寿徳庵から見る庫裏
この風景、とても好きです。

禅宗寺院らしい庫裏の屋根の煙り出し

妙香池・・・創建当初から知られた放生池。
1335年(建武2年)の頃の
境内地図に描かれています。

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