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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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江戸東京たてもの園・その7(常盤台写真場)

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常盤台写真場は、


現在の板橋区常盤台に


1937年(昭和12年)に


建てられた写真館です。


スラントといわれる


自然採光のしくみをもっており、


照明設備の発達していない時期の


特徴をよく表わしています。

建物は木造2階建てで、


外壁をリシン仕上げとしています。


外観は、全体的に左右非対称の構成で、


交差点に面した角の部分を搭状に高くしています。


このように水平線と角部の


垂直線の対比を強調するデザインは、


戦前期の都市建築に流行したものです。


総体的に開口部が多く、


特に北側立面は大部分が


スリガラス窓で占められており、


写真館の特徴を


外から見ても感じとることができます。


玄関から内部に入ると、


玄関ホールの西側に書生室があります。


その北側、つまり建物北西角の


塔状の部分にあたる箇所は


以前の押入があたります。



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2階への階段を上がると、


高い天井と広々とした空間、


豊富な自然光などが


印象的な写真場(スタジオ)があります。


階段室に面した腰壁の円形開口、


棚板端部の半円形、


ニッチ風の飾り棚などのデザインは、


写真撮影の背景としての機能を


意識したものと思われます。


屋根勾配がそのまま天井の傾斜となり、


北側に大きなトップライトを設けています。


また北側には


大きなスリガラス窓をとっていますが、


これはムラのない自然光を


取り入れるためで、


画家や写真家などのアトリエに


しばしば用いられる手法です。



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ホール南側の応接室は、


天井の太い猿頬縁(さるぼおぶち)が


特徴的です。


六畳の2室は居間と老人室ですが、


とくに後者は、


網代天井、


床の間の櫛型(くしがた)意匠など、


数寄屋風のデザインが特徴的です。


また2室の庭側足下には掃き出し窓が、


食堂との境には回転式のガラス欄間が、


それぞれ設けられています。


これらは、南側下部から入る風を


北側上部に抜くためであり、


夏場の通風にも配慮していることがうかがえます。



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◇◇◇

江戸東京たてもの園・その8に続く・・・。



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by y-hikage | 2024-11-18 10:43 | 建築巡礼 | Comments(2)
Commented by 雨のみち at 2024-11-19 09:07
地元に合った写真館です
今はマンションになっていますね
写真館はそこに残っています
Commented by y-hikage at 2024-11-29 14:43
> 雨のみちさん
そうなんですか?驚きました!この写真見たことありますか?
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