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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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江戸東京たてもの園・その1(八王子の穀倉)

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今年の5月、


Kata.建築工房の片岡悦子さんが設計した


「こだいらの家」を見学に行った日に、


こだいらの家が


江戸東京たてもの園の近くだったので、


たてもの園も見学しました。


江戸東京たてもの園の開館したのは


1993年、開館当初から通っています。


◇◇◇


江戸東京たてもの園には、


好きな建築がいくつかありますが、


たてもの園の中でもっとも地味で


目立たない建築が


「八王子の穀倉(こくそう)」です。


この小さな建築がとても好きで、


可能であれば庭先に


復元してみたいと思うほどです。



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八王子にあったこの穀倉は、


1800年代に八王子市館町に


建てられたものと伝えられています。


現在内部は3部屋となっていますが、


もとは柱ごとに仕切りがあり、


小部屋3室、


大部屋2室に分かれていました。


穀物の出し入れは


前面の「落とし板」を取り外して行います。


閉める時は、下の板から順に落とし、


最上段の横木に錠をかけるようになっています。


大部屋には米のほか、


麦、粟、稗、豆などを貯蔵し、


俵にして30俵分の収納ができました。


小部屋には、


雑穀を俵に入れないまま貯蔵していました。



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◇◇◇


江戸東京たてもの園・その2に続く・・・。



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by y-hikage | 2024-11-08 10:04 | 建築巡礼 | Comments(0)
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