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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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軽井沢の睡鳩荘

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アントニン・レーモンドが設計した


重要文化財「夏の家(ペイネ美術館)」は、


塩尻湖を中心とした


軽井沢タリアセンの園内に建っています。


東玉川の家の建主さんたちと、


夏の家を見学したあと、


何げなく湖畔を散歩していたら、


重厚な木造建築を見つけました。


建築の標識を見たら、


「睡鳩荘(すいきゅうそう」と書かれていました。


なんと設計は、W.M.ヴォーリズ・・・。




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「睡鳩荘(すいきゅうそう)」は、


旧朝吹山荘とも呼ばれ、


ヴォーリズの設計により建てられた


歴史的価値ある建造物で


旧軽井沢別荘建築史の中でも


最上質なものとされているそうです。


「睡鳩荘」は、昭和6年に


W.M.ヴォーリズの設計により建てられ、


帝国生命や三越の社長をつとめた


朝吹常吉の別荘であったのち、


常吉の長女であり


フランス文学者でも有名な


朝吹登水子が


夏場を過ごすための山荘として


この建物を引き継いで使用していたそうです。


考えてみたらヴォーリズの


設計の建築を見たのは


今回が初めてかもしれません・・・。



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軽井沢は、1988年に


アレキサンダー・クロフト・ショーが


別荘を建てて以来、


避暑地軽井沢として


長い歴史が続いています。


(避暑地と言いつつ、


先日の824日・25日は、猛暑でしたが・・)


軽井沢にヴォーリズが設計した建物は、


明治末期からとされています。


最初に設計した建物は明治44年、


愛宕山中腹のグレジット・ハウスとのこと。


グレジット別荘以来、


昭和17年までの31年間、


軽井沢で設計した別荘は46棟、


ほかに幼稚園、教会、などを含めると


56棟にもなるそうです。



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824日(土)と25日(日)の


「東玉川の家」での、


一泊バーベキュー大会を機会に


軽井沢の建築を見てまわりました。


〇吉村順三の建築


・小さな森の家


・脇田邸


・某住宅


〇アントニン・レーモンドの建築


・聖ポール教会


・軽井沢夏の家


・軽井沢新スタジオ


そして、偶然にも


ヴォーリズの建築も見ることができました。


そして、そして最後に、


帰りがてら・・・、


長野県大町市社宮本にある


国宝建造物「仁科仁明宮」を


見に行きました。



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国宝建造物

仁科仁明宮







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by y-hikage | 2024-08-31 15:55 | 建築巡礼 | Comments(0)
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