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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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アントニン・レーモンドの聖ポール教会

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824日(土)と25日(日)、


「東玉川の家(2007)」の別荘での、


バーベキュー大会のために


軽井沢を訪れました。


軽井沢には、


建築家・アントニン・レーモンドの


作品がいくつかあります。


聖ポール教会(1935)もそのひとつです。


◇◇◇


「夏の家」の翌年に、


同じく軽井沢につくられた教会。


木造による新しい近代建築を試みた


夏の家に対し

ナショナル・ロマンティシズム的な


空間がつくり出されている。


外観はスロバキア地方の教会の


伝統をそのまま取り入れているが、


内部はなぐり仕上の栗丸太の架構が


露出されたレーモンド独自のものになっている。


ノミエ夫人はステンドガラスのかわりに


切り紙でパターンをデザインし、


聖ポール像を石彫のかわりにセメントでつくった。


また祭壇や内陣、椅子などは


ジョージ・ナカシマがデザインした。


工事は日光での仕事で


その腕を見込まれた中村兵二氏が


職人らとともに軽井沢にやってきて、


4カ月で完成させた。


レーモンドの「自伝」には、


簡単な平面図とスケッチだけで


進められ詳細図はつくらなかった


と書いているが、


中村氏によると「詳細図はあった」とのことである。


JA33アントニン・レーモンド作品集


・新建築社より)


◇◇◇



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訪ねたこの日も、


ミサで内部を見学できませんでした。


数年前もミサで内部を


見学できませんでした。


内部を見学できたのはかなり昔のことです。



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目板押さえの外壁と


銅板一文字葺きの屋根。


特に銅板仕事が「超」見事で


何度見ても驚かせらます・・・。



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好きな写真の構図・・・。



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窓の外から内部を撮影しました。

◇◇◇


次回、


アントニン・レーモンドの建築


軽井沢夏の家


に続く・・・。




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by y-hikage | 2024-08-30 11:15 | 建築巡礼 | Comments(0)
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