送り火のすずろに消えてゆきにけり
(高橋淡路女)
毎日新聞朝刊8月16日の
「季語刻々」で見つけた俳句です。
この詩を読んで、つくづく考えました・・・。
「ああ・・しばらく
田舎に帰っていないなあ・・」って。
コロナ禍(コロナか)は、
2020年の春ぐらいからなので、
およそ4年半ぐらい前からのことになりました。
コロナ禍の前は、
毎年きまってお盆に
帰省していたように思います。
(実家は岩手県軽米町)
それがコロナ禍を機会に帰らなくなりました。
帰れない理由は、
コロナ禍だけではなく、
設計の仕事以外に、
「鎌倉みんなのけんちく学校」が
毎月あったことと、
鎌倉市主催の「鎌倉キッズプログラム」が
夏休み時期におこなわれるようになった
こともその理由です。
根っから要領の悪いぼくは、
この二つのイベントの準備に追われ、
帰省どころではなくなってしまいました。
こうして書いていると、
帰省できない理由は、
イベントのあるのではなく、
「ぼくの要領の悪さ」であることだとわかります。
田舎の父は86歳。
母は85歳になりました。
「とりあえず」二人とも元気なようですが、
電話で、父と母の声を聞くと、
「まずい!帰らなくては・・・!」と思います・・・。
高橋淡路女の詩を読んで、
季節はずれでもいいので、
父と母と三人で、
お墓参りをして、
家の前で送り火をたきたくなりました。
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