毎日新聞を読んでいたら、
カカオの不作が深刻化し
「ビーン(豆)ショック」が世界を揺るがしている」
という記事を見つけました。
世界生産の6割超を占める
コートジポワールやガーナなど
西アフリカの異常気象が
原因であるとのことや、
地政学的リスクも要因のひとつとされています。
生産地を熱波や豪雨が襲い、
カカオを枯らす病気も拡大しているそうです。
コーヒー豆も同様のようです。
コーヒーの産地は
「コーヒーベルト」と呼ばれる
赤道周辺に集中し、
中でも生産量の約6割を占める
「アラビカ種」は
昼夜の寒暖差が激しい熱帯を好むそうです。
「ワールドコーヒーリサーチ(WCR)」が
発表した将来予測では、
2050年にはアラビカ種を
栽培できる地域が
半減する恐れがあると言っています。
◇◇◇
ぼくは、子どものころから、
どちらかと言えば、
甘いお菓子は食べないほうでした。
特に和菓子は、まったくと言っていいほどに
食べてきませんでした。
ところがチョコレートだけは、
時々食べたくなって買います。
和菓子は、最近、
お茶のお稽古をするようになってから、
好きになりました。
製図室(仕事場)では、
間食にお煎餅は食べます
(食べ過ぎないように注意はしていますが・・・)。
コーヒーは毎日、飲みます。
コーヒー豆の種類は、
あまりこだわりがありませんが、
スターバックスのハウスブレンドと
決めています(中でも安いので)・・・。
このチョコレートとコーヒーが
将来消えてしまうかもしれない・・・。
地球上の異常気象による災害は、
食生活にもおよんでいます。
そういえば、最近、
コンビニにオレンジジュースがなくなりました。
◇◇◇
今年の3月、
「木を建てる-稲山正弘」展の
展示会場の裏のスパイラル(槇文彦設計)で
「TOHU」展があり、
チョコレートを買いました。
「TOHU」展は、
京都の「吉原組(よしはらぐみ)」が
建築デザインをボーダレスに捉え、
その知見を応用しながら
他分野で造形美や「用の美」を
提案していく試みとした
「TOHU(トーフ)」プロジェクトとのことです。
その第一弾として、
建築の基本工程である
「BASE、ASSE、ROOF」から
着想を得たショコラタブレット(3枚)と、
付属品として建築で使用する
神代欅(ジンダイケヤキ)や
チークなどの端材を加工した
木皿(5種類)を組み合わせています。
チョコレート本体は、
フレンチの神様と称される、
ジョエル・ロブション氏の元で
15年以上シェフパティシエを務めた、
équ(エキュ)の中村忠史氏が
レシピ開発・監修をしているとのことです。。
チョコレートはとてもおいしくて、
3カ月かけてゆっくりといただきました。
チョコレートの上に木皿がのっています。
チョコレートの箱を開けると、
木皿がのっていました。
木皿の下に、
三種類のチョコレートがはいっていました。
ショコラタブレット(3枚セット)は、
建築デザインの基本工程から
着想を得たネーミングで、
ミニマルなタブレット型となっているそうです。
まず、建築の基礎を表した
「BASE(ベース)」はカカオの香りを
存分に感じられるビターショコラ、
基礎の次に構造を組み上げる
工程を表している「ASSE(アッセ)」は、
なめらかでバランスの良いショコラに
上質なトンカを練り込み、
砂糖漬けにしたオレンジを組み合わせて、
鮮やかなオレンジの香りと
上品でスモーキーな
ニュアンスを楽しめる
フレーバーとなっているそうです。
最後に文字通り屋根を表している
「ROOF(ルーフ)」は、
ビターチョコレートにキャラメリゼされた
4種類のナッツをトッピングした、
食感を楽しめるショコラタブレットとのことです・・。
チョコレートに詳しくないぼくでも、
存分においしいと感じるチョコレートでした。
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