小澤征爾さんがお亡くなりになりました。
悲しいです・・・。
心よりご冥福をお祈りいたします。
ぼくは、音楽にたいして
まったく知識もなく詳しくもないのですが、
小澤征爾さんが演奏するCDは
何枚も聴いてきて、
小澤さんの明るくのびやかな音は好きだし、
これからもずっと聴いていくと思います。
そして村上春樹さんが
小澤さんについて語る言葉や
小澤さんとの対話を読むのが好きでした。
特に
「小澤征爾さんと音楽について話をする」は
何度も読み何度も聴いてきました。
今朝の朝日新聞に
「小澤征爾さんを失って」というタイトルで
村上春樹さんが寄稿していました。
この中で村上春樹さんがこう書かれています。
この寄稿文の全てに感銘を受けましたが、
一部分を読んでみます。
◇◇◇
「そこには過度なメッセージ性もないし、
大げさな身振りもないし、
芸術的耽溺もなく、感情的な強制もない。
そこにあるのは、
小澤征爾という個人の中に確立された
純粋な音楽思念の、
虚飾を排した誠実な発露でしかない。
彼はそれを立体的な音像として、
満席のコンサートホールに
鮮やかに再現することができた。
作家が文体を真摯に追求すればするほど、
文体自体が消えていって見えなくなり、
あとには物語だけが残る・・・
そういうことが小説の世界にはある。
征爾さんの晩年の演奏は、
あるいはそういう熟達の境地に
達していたのではないだろうか。
そんなことができる人は・・・
彼ほどうまく自然にできた人は・・・
他にちょっと思い浮かべられない。」
(朝日新聞朝刊20240211より)
◇◇◇
小澤征爾さんとは、
京都のうどん屋さんで
偶然お会いしたことがあります。
ロームシアター京都の
近くの大明神總本舗で・・・。
2017年3月のことでした。
お店の中で偶然お見かけして、
腰がぬけるほど驚き、
足を震わせながらサインをお願いしました。
快くサインに応じてくれたときのことを
一生忘れることができません。
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