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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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山手の家の障子と天井

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昨年末に竣工した横浜の山手の家・・・。


山手の家には6畳の和室があります。


この6畳の和室は、


鎌倉に建つ建築家・吉田五十八が設計した


旧吉屋信子邸の和室の


障子まわりと天井まわりを写しています。



山手の家の障子と天井_c0195909_14095569.jpg



旧吉屋信子邸の和室


天井の高さは2295


鴨居の内法高さは1745


吉田五十八の和室は、


長押や吊束を設けないのが特徴です。


和室から続く広縁の天井は勾配天井としています。



山手の家の障子と天井_c0195909_14094844.jpg



山手の家の和室


天井の高さは2250


ご主人の身長が1800㎜あるので


鴨居の内法高さを1900㎜としています。


写真は障子紙を張る前。


旧吉屋信子邸と同じように


鴨居を細い鉄で吊っています。


広縁は勾配天井としています。



山手の家の障子と天井_c0195909_14094200.jpg



旧吉屋信子邸の障子の


組子の割付も山手の家では写しています。



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山手の家では、


旧吉屋信子邸の障子を


雪見障子としています。



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旧吉屋信子邸の天井は布張りです。


竿の部材寸法と目透しの幅を実測し、


同じ寸法で山手の家では設計しています。



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旧吉屋信子邸


鴨居を吊る吊りボルト



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旧吉屋信子邸


広縁の軒桁と天井の取り合い



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旧吉屋信子邸は布張り天井ですが、


山手の家は杉の無垢材とし、


蜜蝋ワックス仕上としています。


杉の源平の色のちがいが


はっきりしていますが、


すぐになじんでくるでしょう・・・。



山手の家の障子と天井_c0195909_14170510.jpg


by y-hikage | 2023-04-05 14:17 | 山手の家 | Comments(0)
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