昨年末に竣工した横浜の山手の家・・・。
山手の家には6畳の和室があります。
この6畳の和室は、
鎌倉に建つ建築家・吉田五十八が設計した
旧吉屋信子邸の和室の
障子まわりと天井まわりを写しています。
旧吉屋信子邸の和室
天井の高さは2295㎜
鴨居の内法高さは1745㎜
吉田五十八の和室は、
長押や吊束を設けないのが特徴です。
和室から続く広縁の天井は勾配天井としています。
山手の家の和室
天井の高さは2250㎜
ご主人の身長が1800㎜あるので
鴨居の内法高さを1900㎜としています。
写真は障子紙を張る前。
旧吉屋信子邸と同じように
鴨居を細い鉄で吊っています。
広縁は勾配天井としています。
旧吉屋信子邸の障子の
組子の割付も山手の家では写しています。
山手の家では、
旧吉屋信子邸の障子を
雪見障子としています。
旧吉屋信子邸の天井は布張りです。
竿の部材寸法と目透しの幅を実測し、
同じ寸法で山手の家では設計しています。
旧吉屋信子邸
鴨居を吊る吊りボルト
旧吉屋信子邸
広縁の軒桁と天井の取り合い
旧吉屋信子邸は布張り天井ですが、
山手の家は杉の無垢材とし、
蜜蝋ワックス仕上としています。
杉の源平の色のちがいが
はっきりしていますが、
すぐになじんでくるでしょう・・・。
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