先週の水曜日、
都内で打合せがありその帰り、
近くの「猪俣邸」に行きました。
猪俣邸は、吉田五十八の設計によって
1967年に完成した数寄屋建築です。
今まで何度か見学してきましたが、
お茶のお稽古を始めてからの
見学は初めてです。
猪俣邸には二つのお茶室があります。
「カン庵?」という一畳台目の茶室と
「勁松庵(けいしょうあん)」という
四畳半の茶室です。
一説には一畳台目は
裏千家の今日庵の写し、
四畳半は裏千家の
又庵(ゆういん)の写しと言われています。
そう言われてみればそうかもしれない・・・
けれど異なるところもたくさんありそうです。
一畳台目の茶室は、
大きな下地窓による色紙窓が特徴で
独特な光を室内に演出しています。
四畳半の茶室はきわめて開放的で、
にじり口も普通よりも倍の大きさがあります。
一畳台目の茶室
一畳台目の茶室の水屋・・・。
水屋はお茶室の命です・・・と、
お茶のお稽古は始めてから思うようになりました。
四畳半の茶室
四畳半の茶室の水屋
四畳半の茶室の外観
主屋と四畳半の茶室をつなぐ渡り廊下
渡り廊下にあるトイレ
このトイレの繊細な意匠にはいつも驚きます。
腰壁の見切りと
障子の敷居と
鏡の連続が見事です。
鏡の一部が照明になっています。
写真ではよくわかりませんが、
鏡の一部が鏡処理されずに
和紙張りとなり
照明器具が埋め込まれています。
電球の交換方法が謎です。
恐らく裏の押入れから交換すると思います。
浴室
洗面脱衣室の鏡
建具が鏡になっており動きます。
開放的な書斎
防犯のために格子に
鉄の丸棒がはいっています。
広縁
和室の空調吹き出し口
開放的な居間
中庭
玄関ホール
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