国立近現代建築資料館で
開催されている、
原広司展
「建築に何が可能か」
を観に行きました。
建築家・原広司(1936年~)の
作品で観たことのある建築で
おぼえているものは、
田崎美術館(1986)、
ヤマトインターナショナル(1986)、
飯田市美術博物館(1988)、
梅田スカイビル(1993)、
京都駅ビル(1997)だけです。
その複雑な形態は
磯崎新(1931~2022)と比べようもなく、
素人目から見ても
「屋根の掃除が大変そう・・・」
「すぐに雨が漏りそう・・・」
という感想をもちました。
もしこの建築の形態が
「建築の哲学」から
由来したものだとすれば、
その難解な哲学を理解できない
自分の無能さも感じました。
その当時、
僕は25歳ぐらいだったと思います。
僕の設計の処女作は、
石川県加賀市から
鎌倉市に民家を移築した
「鎌倉の大屋根」です(1989年)。
この仕事をきっかけに
「日本の集落」に
興味を持ちました(今でも・・・)。
この興味の眼にとまったのが
原広司が書いた本
「集落の教え100」でした。
この本に書かれた一個一個の文章が
僕の設計のヒントになりました。
たとえば
「複雑なものは単純化せよ。
単純なものは複雑化せよ。
その手続きの複雑さが人の心をうつ」
ただし原広司の一個一個の文章と、
原広司が生み出す建築作品が
どうしても結びつかないと思ったのは、
僕の無能さかもしれないとも思いました。
原広司自邸
工藤山荘
伊藤邸
ニラム邸
ヤマトインターナショナル
ヤマトインターナショナル・スケッチ
田崎美術館
田崎美術館・スケッチ
飯田市美術博物館
那覇市立城西小学校
那覇市立城西小学校・スケッチ
宮城県図書館
札幌ドーム
新梅田シティ・スカイビル
内子町立大瀬中学校
内子町立大瀬中学校・スケッチ
有孔体と浮遊の思想
コンペ案
コンペ案
この記事を書きながら
原広司の建築作品で
一番好きな建築はなんだろう・・・と
考え続けました。
やはり著作「集落の教え」かなあ・・・
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