一般社団法人「木和堂」が主催する
「鎌倉みんなのけんちく学校・2022」の
第7回目は「組み立てのわざ」
講師は、
大工の田中龍一さん(田中大工店)と
木村亮介さん(キムラ建設)です。
11月12日の土曜日、
キムラ建設の工場に子どもたちが
集まりました。
今回の「組み立てのわざ」の主な目的は、
日本建築の「木組」を学ぶこと・・・。
ただ「木組」と言っても、
あまりに範囲が広いので、
抽象的に木組を学ぶのではなく、
より具体的な学びの場にしようと考えました。
それは、
最終回・第8回目の「茶室を組み立てよう」で
組立てる「ちいさなおうち」の
木組の実物の仕口・継手を学ぶことで、
最終回の予行練習をおこない、
最終回の「実戦」に備えようということ。
「組み立てのわざ」の教材です。
ちいさなおうちと同じ断面寸法の骨組み。
昨年の組立てた芯去り上小材の柱と
芯持ち一等材の柱。
材料は、諸戸林業のヒノキです。
そして模型と図面・・・。
軒桁の仕口と足固まわりの仕口は、
ちいさなおうちとおなじもの。
最初に木村さんが、木の年輪のことや、
芯持ち材と芯去り材の特徴を説明しました。
昨年、丹沢の諸戸林業の森から
いただいた杉。
年輪を数えています。
田中さんが木の使い方や
背割りの意味を教えてくれました。
田中さんが模型と図面を使って
番付について教えてくれました。
田中さんが墨壺(スミツボ)と
墨差(スミサシ)を見せながら、
墨付けについて説明しています。
実際に子どもたちが、
曲尺(サシガネ)と墨差(スミサシ)を使って、
墨を引く(墨かけの)練習をしました。
僕も曲尺(サシガネ)と
墨差(スミサシ)を使って、
墨を引くことを
やってみたかったけどこらえました・・・。
墨壺(スミツボ)を使って、
墨をうつ練習をしました。
田中さんが継手を作る実演をします。
田中さんがノミで土台を掘る様子を
子どもたちが注目しています。
田中さんがノコギリで土台を切る様子を
子どもたちが注目しています。
腰掛け蟻継ぎ(こしかけありつぎ)を
作っています。
田中さんがノミで加工した切り口を
指で触って感動・・・。
ツルツルしたヒノキの切り口。
腰掛け蟻継ぎが完成・・・。
子どもたちが木組に魅せられています。
木と木とが継がれて一本になりました。
田中さんが
腰掛け鎌継ぎ(こしかけかまつぎ)を
見せてくれました。
田中さんが持って来てくれた
大黒柱の四方差しの模型。
まるで木組パズル・・・。
ノコギリの練習もできました・・・。
ちいさなおうちの木組を
組むことができました。
次回(最終回)の
組み立ての予行練習です。
次回(最終回)は、
組み立てから解体までおこないます。
解体の予行練習もできました。
◇◇◇
いよいよ次回は
鎌倉みんなのけんちく学校の最終回・・・。
12月10日・午前10時より、
鎌倉市御成町の
㈱カヤックの会議棟1階で、
ちいさなおうち2棟を
子どもたち6人が中心になって
組立てます!
◇◇◇
ちいさなおうちは、
北鎌倉の茶室「夢窓庵」を
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