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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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孤篷庵の忘筌に行きました・その2

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(少し前の話ですが・・・)


今年の524日から612日まで、


京都の大徳寺塔頭の孤篷庵が


特別公開されるというので見学に行きました。


以前からどうしても見てみたい建築だったので、


この機会を逃すと


いつ見れるかわからないので


仕事の合間をぬって京都に出かけました。


どうしても見学してみたい理由は2つありました。


ひとつは、小堀遠州が設計したという


孤篷庵に組み込まれた忘筌席は、


日本を代表する「日本建築の構図」


この空間をこの身で体験してみたいということ。


もうひとつは、昨年からはじめた


「鎌倉みんなのけんちく学校」の


会場にさせていただいている


北鎌倉の宝庵の中の数寄屋建築「常安軒」の


四畳の茶室の広縁先の空間が


孤篷庵忘筌席の写し


ではないかとされることから


オリジナルを見てみたいと思ったことでした。


そして何より、


写真で見る忘筌席の草庵露地風の縁先と


書院座敷の構成に


違和感を感じていたこともあり、


実物をこの眼で確かめてみたかったのです。



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忘筌席の縁先の空間



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忘筌席の書院座敷・・・。


この写真だけを見ると、


やや堅苦しい書院のように見えますが、


縁先の草庵露地の空間と中和して、


とても居心地のいい空間でした。



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こちらは、北鎌倉の常安軒の縁先・・・。



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宝庵の中の「常安軒」と「夢窓庵」は、


建築家・山口文象の設計によって


1934年に竣工した茶室建築です。



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四畳の茶室から


縁先を通して見える庭はとても素敵です。


この四畳の茶室はとても好きな空間です。



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by y-hikage | 2022-09-26 15:45 | 建築巡礼 | Comments(0)
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