(少し前の話ですが・・・)
今年の5月24日から6月12日まで、
京都の大徳寺塔頭の孤篷庵が
特別公開されるというので見学に行きました。
以前からどうしても見てみたい建築だったので、
この機会を逃すと
いつ見れるかわからないので
仕事の合間をぬって京都に出かけました。
どうしても見学してみたい理由は2つありました。
ひとつは、小堀遠州が設計したという
孤篷庵に組み込まれた忘筌席は、
日本を代表する「日本建築の構図」
この空間をこの身で体験してみたいということ。
もうひとつは、昨年からはじめた
「鎌倉みんなのけんちく学校」の
会場にさせていただいている
北鎌倉の宝庵の中の数寄屋建築「常安軒」の
四畳の茶室の広縁先の空間が
孤篷庵忘筌席の写し
ではないかとされることから
オリジナルを見てみたいと思ったことでした。
そして何より、
写真で見る忘筌席の草庵露地風の縁先と
書院座敷の構成に
違和感を感じていたこともあり、
実物をこの眼で確かめてみたかったのです。
忘筌席の縁先の空間
忘筌席の書院座敷・・・。
この写真だけを見ると、
やや堅苦しい書院のように見えますが、
縁先の草庵露地の空間と中和して、
とても居心地のいい空間でした。
こちらは、北鎌倉の常安軒の縁先・・・。
宝庵の中の「常安軒」と「夢窓庵」は、
建築家・山口文象の設計によって
1934年に竣工した茶室建築です。
四畳の茶室から
縁先を通して見える庭はとても素敵です。
この四畳の茶室はとても好きな空間です。
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