法堂(はっとう)は、
住職が修行者(僧衆)に説法する場所のことで、
禅宗の中でもっとも大切な堂です。
建長寺法堂は、山門の再建に続き、
1814年(文化11年)に再建されました。
禅宗仏堂としては、関東最大の規模をもち、
規模にあわせて組物も大型で
十分な量感をもっています。
随所に見られる復古的な意匠に
鎌倉盛期への再興の意図が込められています。
柱上の斗栱(ときょう)を大型にしたり
側面の花頭窓を裾の広がりのない関東風にしたり
建物を古風に見せる工夫が凝らされています。
時代が下がると、
木鼻(きばな)などに獅子や象、
花の彫刻がついて賑やかになりますが、
この堂は肘木(ひじき)に渦巻模様と
支輪(しりん)とよぶ軒板に
流水紋の彫刻ほどこす程度です。
彫刻がないと建物は地味になりますが、
静かな印象を与えます。
また堂内中央の天井を低く抑えているのも、
落ち着いた雰囲気を醸し出す演出と思われます。
静かで厳粛な環境で修行させようという
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