8月20日と8月21日、
鎌倉芸術館で開催される
「夏休みキッズプログラムスペシャル
(鎌倉文化の魅力大発見)」の
プログラムの中の「鎌倉の13棟」の
講師を担当することになりました。
その当日の予告編として
日日日影新聞で
13棟の建築的特徴を
記事にしてみようと思います。
◇◇◇
まず最初に
御成小学校旧講堂を
取り上げたいと思います。
1933年(昭和8年)、
鎌倉御用邸跡に建てられた
鎌倉市立御成小学校の旧講堂は、
御用邸の歴史を伝えるおもむきを持つ建築で、
2つの塔屋をのせた
入母屋造りの屋根が特徴です。
全国的にも数少なくなってきた、
洋風建築の要素と和風建築の要素が
両方見られる和洋折衷の様式を持つ
木造学校建築です。
またアールデコの装飾も
一部に見ることができます。
洋風建築の要素としては、
外壁の下見張りや洋風小屋組みなどに、
和風建築の要素としては、
寺社風の屋根飾りである
懸魚(げぎょ)や木を格子状に組んだ
格天井(ごうてんじょう)に見られます。
※
明治以後、
鎌倉の地に御用邸が作られましたが
関東大震災で倒壊したため、
1931年(昭和6年)に
鎌倉御用邸が廃止され、
その敷地が鎌倉郡鎌倉町(現在の鎌倉市)へ
払い下げられました。
この御用邸跡地に
鎌倉町は小学校を建てることを決め、
1933年(昭和6年)12月に落成し、
鎌倉郡立御成尋常小学校と
名づけられて開校しました。
東面(今小路通りに側)を正面にして
南北に長い平面
(桁行39.996m×梁間16.362m)で、
内部はその大部分を講堂部分が占めています。
講堂内部は約16m×25mの大空間を
木造トラスの小屋組が支えています。
スレート葺きの大屋根棟上に
2か所の塔屋を設け、
正面南と北側にある出入口は腕木方庇付き、
背面にある3か所の出入り口は
切妻屋根としています。
講堂内部の床は、縁甲板敷き。
壁は腰壁板張りと
木ずり下地の漆喰塗の構成としています。
講堂の天井は、
周囲の折り上げ部分を蛇腹漆喰塗とし、
天井廻縁をめぐらし格縁天井組んでいます。
天井廻縁・格縁は黒色ペンキ塗り、
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