一般社団法人「木和堂」が主催する
「鎌倉みんなのけんちく学校2022」の
第4回目は「小さなおうちをつくるわざ
(宝庵のわざさがし)」
第1回目の「小さなおうちを体験しよう」で
実測をした北鎌倉の宝庵が4回目の場所です。
◇
宝庵の「わざさがし」の方法は、
6人の子どもたちを東組と西組の2組にわけ、
宝庵(常安軒+夢窓庵)のディテールの
写真カードを10枚ずつ配り、
その写真の部位を探し当てるという
クイズ形式のゲームです。
探し当てたら、
講師がその部位の建築的特徴を
解説するという段取りです。
講師は、
建具職人の新井正さん(木建屋杢正)と
江原久紀さん(江原官塑)と
日影良孝の3人です。
子どもたち配布した写真カード
ゲームの前のガイダンス・・・。
左から右に、
新井正さん、江原久紀さん、
司会進行の檜山綾香さん、
日影良孝。
ゲームの前に、
1回目と2回目と3回目で
子どもたちから出た質問に答える
コーナーがありました。
実測野帳の描きかたを説明したり、
烏口(からすぐち)の使い方を
もう一度教えたり、
模型の大切さを説明したり、
木の木目について解説したり・・・。
それでは、
カードを配ってゲームの開始!
常安軒の妻壁の左官について
説明をする江原さん。
けんちくの部位を探す子どもたち。
夢窓庵をけんちくのわざを探す子どもたち。
夢窓庵の左官のわざを説明する江原さん。
夢窓庵の軒桁の木組を説明しています。
炉畳を上げてほしいと希望されました。
常安軒のけんちくのわざを見つけた子どもたち。
常安軒の竹の格子のわざを解説する新井さん。
常安軒の網代天井を解説する新井さん。
常安軒の木製建具の
ヨコざると目板を解説する新井さん。
大徳寺孤篷庵忘筌席を模した
吊り障子を解説しました。
常安軒の雨戸の戸出し口の
はっかけ納まりを見つけました。
夢窓庵の楊枝柱を見つけました。
自然石の沓石にのる
柱のひかりつけの方法を説明する新井さん。
夢窓庵の下地窓について説明する江原さん。
夢窓庵のチョウナはつりをされた
栗の足固めについて説明する新井さん。
ふすまの切り引手をみつけました。
切り引手について説明する新井さん。
茶室の腰張りについて説明する江原さん。
常安軒の下地窓について説明する江原さん。
常安軒の長すさ壁について説明する江湶さん。
常安軒の面戸塗について説明をする江湶さん。
猫間障子について説明する新井さん。
江原さんが茶室の壁を塗るときに使う
コテや、のれんやトンボを持って来てくれました。
コテについて説明をする江原さんと
興味深く説明を聞いていました。
◇◇◇
今回は、宝庵の中とまわりを
活発に動きまわる楽しそうな子どもを見ていて、
おとなの僕たちも
とても楽しく、元気になりました。
◇
小4から中2の子どもたちから
こんな感想をもらいました。
◇
昔の家にはいろいろなしかけや
壁の特徴などがあって、
どれも興味深かったです。
昔の人は、とても考え抜いて家を作っていて、
もっと違う家も見てみたいと思いました。
◇
夢窓庵と常安軒のことをもっと知った。
◇
いろいろな道具があった。
障子には、いろいろな種類、見せ方があった。
◇
場所と写真の答え合わせと
一緒に説明をしてくれるのが良いと思った。
◇◇◇
次回5回目は「壁のわざ」・・・。
最終回で組み立てる
実物のそで壁に土壁を塗ります・・・。
もちろん竹木舞の木舞かきからはじめます。
講師は左官職人の
江原久紀さんです・・・。
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