一般社団法人「 木和堂 」が主催する
「鎌倉みんなのけんちく学校」が
昨年度(2021年度)に引き続き、
今年(2022年度)も
5月からはじまっています。
子どもたちが、
実物の建築物の中にはいり、
眼で見て、
手で測り、
模型をつくったり、
図面を書いたりする・・・。
「自分の眼で見て、身体で覚える」ことは
建築に限らず、とても大切なこと。
この感覚を子どもたちに伝えたい・・・
という僕のかわらない思い・・・。
例えば建築家の吉阪隆正は、こう言っています。
◇◇◇
触れるという意味はそのほとんどの場合が、
手で触れるということを示すのだろうが、
心に触れるという言葉もあるように、
何か人間にとって大切な行為であり
心理なのであろう。
触れることで人は多くを認識する。
◇◇◇
2022年度のプログラムには、
「製材」と「左官」が加わりました。
全体の流れの中心軸は、
北鎌倉にたつ茶室「宝庵」の中の「夢窓庵」を
実物大で建てることを目標としています。
〇第1回(5月):
「小さなおうちを体験しよう」
北鎌倉にある小さな茶室(夢窓庵)を実測します。
〇第2回6月):
「設計のわざ」
実測した夢窓庵の模型を作ります。
〇第3回(7月):
「森のわざ/製材のわざ」
木の伐採を見学し、製材を見学します。
〇第4回(8月):
「小さなおうちをつくるわざ」
実測した夢窓庵から職人さんのわざを発見します。
〇第5回(9月):
「壁のわざ」
実測した夢窓庵の実物大の壁を左官で塗ります。
〇第6回(10月):
「とびらのわざ」
実測した夢窓庵の障子をつくります。
〇第7回(11月):
「組み立てのわざ」
大工さんの墨付け・刻みを体験し学びます。
〇第8回(12月):
「茶室を組立てよう」
実測した夢窓庵の骨組みを実物大で組立てます。
実測する建築「夢窓庵」は、
北鎌倉の「宝庵」の中にたつ
一畳台目の小間の茶室です。
隣接する茶室「常安軒」とともに、
建築家・山口文象(1902~1978)の設計で
1934年に竣工した建築です。
第1回「小さなおうちを体験しよう」
常安軒で授業のガイダンスや
宝庵の由来を聞く子どもたち。
夢窓庵を見学する子どもたち。
子どもたちの実測がはじまりました。
実測の方法と野帳の書き方を教える日影良孝。
子どもたちは、
じっくりと
真剣に
実測をおこなっていました。
実測の合間に抹茶をいただく子どもたち。
常安軒の畳の実測や
床の間の実測もおこないました。
次回は「設計のわざ」・・・。
模型を作るための
カッターナイフの使い方を教えました。
夢窓庵の壁床に、
夢窓庵の絵の掛け軸が掛けられていました。
〇△□(まるさんかくしかく)が
デザインモチーフの夢窓庵です。
〇△□
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