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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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39回目のお茶のお稽古

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62日の木曜日、


39回目のお茶のお稽古がありました。


お稽古は、


葉蓋洗い茶巾のお稽古でした。


あわせて冷たい抹茶も


点てていただきました・・・。


冷たい抹茶はとてもおいしく、


製図室で点ててみたくなりました・・・。


ところが製図室に冷蔵庫がありません・・・。


製図室の冷蔵庫ともいえる


向いのコンビニで


冷たい水と氷を買ってくることにします。



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「富士の巻狩(ふじのまきがり)」という


お菓子をいただきました。


鎌倉では由緒あるお菓子とのこと・・・。



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「富士の巻狩」の解説文を読んでみます。


◇◇◇


鎌倉幕府初代将軍となる

源頼朝(11471199)は、

伊豆国(静岡県)で挙兵すると、

平家一門や、

木曽義仲、弟の義経、奥州藤原氏などを

次々と打倒し、

建久3年(1192)征夷大将軍に任じられます。

翌年516日富士の裾野で催した巻狩で、

嫡子の頼家(12歳)が鹿を射止めると、

頼朝は狩を中断し、

矢口の神事(やまつり)を行いました。

これば武家の男子が狩猟で

初めて獲物を獲ったことを祝う儀式で、

当人はもちろん、父の頼朝にとっても、

後継者のお披露目というべき一大事でした。

「我妻鏡(あずまかがみ)」によると、

この儀式のために、

長さ8寸(24㎝)、

3寸(9㎝)、

厚さ1寸(3㎝)の、

黒・赤・白の餅(矢口餅)が、

各色3枚ずつ、

合計9枚が3組用意されました。

3人の御家人が、頼朝と頼家の前で、

これを順番に食べるのです。

御家人の中でも

特に弓術に秀でた者たちが、

この役に選ばれました。

餅を食べる際は、

3色の餅を1枚ずつ重ねるのですが、

重ね方はもちろん、

食べる際に口をつける場所と回数、

その順番まで、家によって

独特の作法や決まりがあったようです。

3枚重ねるとかなり大きさですが、

どうやって食べたのでしょう。

(中略)

同様の儀式は、

室町時代の足利将軍家でも

行われていたことが、

江戸時代の故実書からわかります。

書によって「矢開(やびらき)」、

「矢口開き」など名称も様々で、

足つきの専用台を用意したり、

手のひらに複数のる小さな餅を使ったり、

内容に違いがあります。

しかし、いずれも黒・赤・白の3色の餅を、

選ばれた人間が

「食べる」(口をつけるだけの場合も)

点では共通しています。

頼朝の時代から室町幕府へ

と受け継がれて行った、

武家の男子の重要な

通過儀礼だったのでしょう。


◇◇◇



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半分に切られた「富士の巻狩」



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他のお菓子もおいしかったです。



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円覚寺塔頭「龍隠庵」から見える


仏殿の屋根と山並み・・・。


この日は夏のように暑い日でしたが、


涼しい風がふき気持ちいい一日でした。



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龍隠庵に岩タバコが咲いていました。



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白い岩タバコはめずらしいそうです。




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by y-hikage | 2022-06-03 15:52 | お茶のお稽古 | Comments(0)
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