一般社団法人「木和堂」が主催する
「鎌倉みんなのけんちく学校」の
第7回目は最後の授業となります。
最後の授業ということは、
子どもたちが
卒業するということになってしまいます(泣!)。
なので、
せっかくだから卒業証書的なものを
子どもたちにあげたいね・・・、
ということになり、いろいろ考えたあげく、
北鎌倉女子学園の「森のめぐみ講座」で
つくった「組手什(くでじゅう)」を
卒業メダルにすることにしました。
丹沢の諸戸林業のヒノキで
北鎌倉の茶室・夢窓庵の
実物大を組み立てた、
その材料を使った余りを、
45㎜×60㎜の
小さな小さな卒業メダルにするという
物語が素敵だと考えました。
北鎌倉女子学園での
「森のめぐみ講座」のために
日影アトリエ製図室で組手什を試験組しました。
せまい製図室での試験組でした・・・。
諸戸ヒノキの組手什。
逗子の自宅でメダルサイズに切りました。
メダルはひとつひとつ手書きです。
朱色の色を決めるために、
10本以上の色鉛筆で
試験塗りをおこない色鉛筆を決めました。
まずは
夢窓庵をモチーフにした図形を書きました。
丸・三角・四角が夢窓庵のモチーフです。
色鉛筆で彩色し、
ホルダーの朱色で
重ね塗りをして仕上げました。
卒業メダルの裏側に
「木和堂」の文字を刻みたいね・・・、
という話になり、篆刻を提案しました。
さいわい北鎌倉には有名な篆刻屋さん
「かまくら篆助」があります。
「かまくら篆助」で
「木和堂」の篆刻を作っていただきました。
手持ちの朱肉の発色がよくないため
「かまくら篆助」で
「印泥(いんでい)」を買いました。
「印泥」の存在をはじめてしりました。
木和堂の名刺のロゴマークと
原寸大の篆刻ができました。
「鎌倉みんなのけんちく学校」の
卒業メダルが完成しました。
組手什の木を
ひとつひとつ吟味しながら選定しました。
木は45㎜×60㎜に
なってもひとつひとつちがいます。
見た目も触れた感覚も・・・。
最後にドリルで穴を開けて革ひもを通しました。
卒業メダルはつなぐことができます。
12人の卒業生が手をつなぐように・・・。
12人の子どもたちが手をつないでいます。
◇◇◇
次回
第7回 鎌倉みんなのけんちく学校・質問コーナー編
に続く・・・。
<< 第7回 鎌倉みんなのけんちく学... | 第7回 鎌倉みんなのけんちく学... >> |
11月に上田の幼なじみ訪.. |
by ATSUKOHOME at 13:16 |
> 山田正彦さん 日日.. |
by y-hikage at 12:04 |
昨年、『越中福野の詩百篇.. |
by 山田正彦 at 17:01 |
この作品は吉村順三事務所.. |
by 牧 俊朗 at 09:15 |
今回は、ご一緒出来て嬉し.. |
by 阪口勝行 at 07:55 |
ファン申請 |
||