ブログトップ | ログイン

日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

hikagesun.exblog.jp

軽井沢で好きな建築と出会いました。

軽井沢で好きな建築と出会いました。_c0195909_10083023.jpg



58日の土曜日、


吉村順三とアントニン・レーモンドが


設計した建築を見学する途中、


好きな建築に出会いました。



軽井沢で好きな建築と出会いました。_c0195909_10082608.jpg



プロポーションが美しく、


全体の意匠やディテールが洗練されていて、


全体的に吉村順三が設計する


住宅を感じさせました。


製図室に帰り、


吉村順三の作品集を調べても、


この美しい建築はなく、


設計者は不明のままです。



軽井沢で好きな建築と出会いました。_c0195909_10082142.jpg





軽井沢で好きな建築と出会いました。_c0195909_10080832.jpg



腰屋根のシャープな水平線と


大屋根の軒先と軒天井の


エッジのきいた関係・・・。



軽井沢で好きな建築と出会いました。_c0195909_10080259.jpg



ポストのデザインも


建築とマッチしています。



軽井沢で好きな建築と出会いました。_c0195909_10075697.jpg
軽井沢で好きな建築と出会いました。_c0195909_10075190.jpg



玄関扉にのぞき窓として、


細長い横長のスリットを設けています。


◇◇◇


実は、この美しい建築が


吉村順三の設計ではないかと


思った理由は具体的に二つありました。


玄関扉の意匠と


屋外照明のデザインです。


玄関扉の


細い横長のスリットは、


吉村順三記念ギャラリーの


通用口の意匠そのまま・・・。


屋外照明のデザインは、


箱根のジャパントータルクラブ


芦ノ湖別館「四季」や


伊豆の川奈倶楽部で


見た照明のデザインと同じ・・・。



軽井沢で好きな建築と出会いました。_c0195909_10074588.jpg



吉村順三的な屋外照明



軽井沢で好きな建築と出会いました。_c0195909_10071592.jpg



吉村順三記念ギャラリーの通用口



軽井沢で好きな建築と出会いました。_c0195909_10071177.jpg



吉村順三記念ギャラリーの通用口


(写真・左側の横長のスリット)



軽井沢で好きな建築と出会いました。_c0195909_10070202.jpg



ジャパントータルクラブ


芦ノ湖別館「四季」の屋外照明



軽井沢で好きな建築と出会いました。_c0195909_10065734.jpg



川奈倶楽部の屋外照明



軽井沢で好きな建築と出会いました。_c0195909_10065328.jpg



吉村順三は、


屋根を腰屋根形式にする場合があります。


祐天寺の家や伊豆多賀の家など・・・。


写真は見学に行ったときに撮影した


「伊豆多賀の家」



軽井沢で好きな建築と出会いました。_c0195909_10064804.jpg



建築を見学する旅で、


目的の建築物の周辺で、


偶然興味深い建築に出会うことがあります。


移動は基本的に徒歩なので、


建築との偶然の出会いが


多いのかもしれません・・・。



軽井沢で好きな建築と出会いました。_c0195909_10194968.jpg



by y-hikage | 2021-05-17 10:21 | 建築巡礼 | Comments(1)
Commented by 牧 俊朗 at 2022-10-25 09:15 x
この作品は吉村順三事務所の作品で当時、番頭格の故大野寛さんが設計したものです。
北野建設の先代の北野次登社長が吉村先生の作品が好きで、この営業所も吉村先生に依頼しました。この当時は吉村先生は実務にはあまりかかわらず、八ヶ岳音楽堂なども大野さん担当で設計されていました。因みに北野建設東京本社なども設計してもらいました。
<< 製図室にスズメの子どもが舞いお... アントニン・レーモンドの.軽井... >>