5月8日の土曜日、
吉村順三とアントニン・レーモンドが
設計した建築を見学する途中、
好きな建築に出会いました。
プロポーションが美しく、
全体の意匠やディテールが洗練されていて、
全体的に吉村順三が設計する
住宅を感じさせました。
製図室に帰り、
吉村順三の作品集を調べても、
この美しい建築はなく、
設計者は不明のままです。
腰屋根のシャープな水平線と
大屋根の軒先と軒天井の
エッジのきいた関係・・・。
ポストのデザインも
建築とマッチしています。
玄関扉にのぞき窓として、
細長い横長のスリットを設けています。
◇◇◇
実は、この美しい建築が
吉村順三の設計ではないかと
思った理由は具体的に二つありました。
玄関扉の意匠と
屋外照明のデザインです。
玄関扉の
細い横長のスリットは、
吉村順三記念ギャラリーの
通用口の意匠そのまま・・・。
屋外照明のデザインは、
箱根のジャパントータルクラブ
芦ノ湖別館「四季」や
伊豆の川奈倶楽部で
見た照明のデザインと同じ・・・。
吉村順三的な屋外照明
吉村順三記念ギャラリーの通用口
吉村順三記念ギャラリーの通用口
(写真・左側の横長のスリット)
ジャパントータルクラブ
芦ノ湖別館「四季」の屋外照明
川奈倶楽部の屋外照明
吉村順三は、
屋根を腰屋根形式にする場合があります。
祐天寺の家や伊豆多賀の家など・・・。
写真は見学に行ったときに撮影した
「伊豆多賀の家」
建築を見学する旅で、
目的の建築物の周辺で、
偶然興味深い建築に出会うことがあります。
移動は基本的に徒歩なので、
建築との偶然の出会いが
多いのかもしれません・・・。
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