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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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初釜でお茶碗が当たりました。

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15日の初釜では

お食事がすんだあとにくじ引きがありました。

お盆にうえに

先生からの贈り物である

扇子とくじが人数分のせられ、

生徒さんたちが扇子とくじを手に取り

手渡しで隣にまわしていきました。

ほぼ最後の順番で僕も同じように

扇子を手にとりくじを選びました。


くじを広げてみたら「1」と書いてありました。

一番いいお品を示すものでした。

その一番のお品は「お茶碗」でした。


僕のような初心者がはじめての初釜で

お茶碗をいただいて

いいのだろうかと思い、

恐縮する気持ちでいっぱいになりながら

ありがたく頂戴いたしました。


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くじ引きの「 1 」


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先生からの贈り物である

扇子とくじ引きで当たったお茶碗


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説明書きにお茶碗の名前は

「 太公望 」と書かれてありました。

先生がこのお茶碗を選ばれた理由は確か、

令和二年の歌会始のお題が

「望(のぞみ)」であったからと

話していたように思います。


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太公望(呂尚・りょしょう)は、

紀元前十一世紀頃の古代、

周の軍師、斉国の始祖です。

ある日、周の文王が狩猟に出ると、

黄河の支流のひとつである

渭水(いすい)のほとりで

釣りをしている呂尚に出会いました。

二人は語り合い、文王は

「吾が太公が待ち望んでいた人物である」

と喜びました。

呂尚は文王に軍師として迎えられ、

太公望と称しました。

呂尚は文王を助け

殷(いん)を滅ぼし

周王朝の成立に貢献しました。


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「太公望 茶碗」は

宮内庁「詠進歌」令和二年歌会始のお題

「 望 」をテーマに造られたお茶碗です。

美濃いちい窯・横井清秀氏によるものです。


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はじめての初釜・・・。

とても縁起のいい令和二年の初釜となりました。



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by y-hikage | 2020-01-11 10:08 | お茶のお稽古 | Comments(0)
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