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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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初釜のこと その二

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15日の初釜は

午前10時半ぐらいからはじまりました。

15人ぐらいの生徒さんたちが

八畳の茶室と広縁にびっしりと座りました。


最初は先生による初炭の炭手前。

次に主菓子をいただき、

先生のお点前による濃茶をいただきました。

濃茶の次はゆっくりとしたお食事・・・。

お食事が終わって一息ついたころに、

くじ引きがはじまりました。

くじ引きがあるなんて、

想像もしませんでした。

そして最後に薄茶をいただきました。

この薄茶のお点前は、

参加している生徒さんが

一人一人順番にお点前をして

お茶を点てるという仕組みでした・・・。

順番が回ってこないことを祈りましたが、

全員が必ずお点前をするということなので、

ほぼ最後の順番で

お点前がまわってきました。

生徒さんの中で

まちがいなく僕は初心者・・・。

(それでももう9か月がすぎました)

みなさんの笑顔とご指導のもとで

無事お茶を点てることができました。


お茶のお稽古は、

先生に見守られつつ指摘を受けながら、

お点前の練習をしていきます。

その間は、当然メモなどとれるわけはなく、

ひたすら耳で聞いたことを

手や体の動きに反映することで

覚えていくしかありません・・・。

でなければ、

他の生徒さんのお点前を

見て覚えるしかありません・・・。

この「見て覚える」ことがとても勉強になります。

今回の初釜では、

ベテランの生徒さんのお点前を

たくさん見ることができました。

「綺麗なお点前」にほれぼれするし、

ひとりひとりのお点前のかたち(動き)が

微妙にちがうところも

見逃すことはできませんでした。


お点前は、その人の個性がでるんだ・・。

今回の初釜でそのことを学びました。



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床の間の正月飾り


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及台子に置かれた銀色の茶道具


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お食事


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薄茶のときのお菓子と金色のお盆


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銀色の蓋置と漆塗りの炉縁

お釜の蓋の丸いつまみも銀


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生徒さんたちが順番に薄茶を点てています。

このやりかたの名前を忘れました。

お茶のお稽古の様子を

記事にすることの難しさはここにあります。

すべてに意味があり

そのすべてに呼び名があるように思います。

(・・・建築と同じです・・・)

よって軽々しく文字にできない

もどかしさを感じます。

表面的な学びはすぐにはがれるので、

じっくりと時間を

かけていくしか方法はありません。



などと難しいことを書いていますが、

単純にお茶のお稽古は楽しいのです・・(笑)。



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by y-hikage | 2020-01-10 11:28 | お茶のお稽古 | Comments(0)
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