新潟県高柳町の荻ノ島集落が
「大人の休日倶楽部」会員誌9月号に
掲載されました。
特集のテーマは、
「新潟・庄内カラダにやさしい里ごはん」
荻ノ島集落のかやぶきの宿の「荻の家」と
いろりのまわりに並べられた
美味しそうな手料理が
特集の中表紙になっています。
荻ノ島集落の
かやぶきの宿「荻の家」と「島の家」は
日影アトリエの設計によって
1993年に竣工した建築です。
記事の中に書かれた
荻ノ島ふるさと村組合長の
春日俊雄さんの話が印象にのこりました・・・。
「一説によると、この集落は縄文中期にできたといわれています。村人皆平等という縄文の考え方は今も変わらず、お互いに協力して暮らしている。皆で知恵を出し、自然と共生する営みがここにあるんです」
この春日さんの言葉を象徴するように
荻ノ島集落は日本でも珍しい
田んぼを囲んだ環状集落になっています。
かやぶきの宿では
囲炉裏を囲んで
食事を楽しむことができるそうです。
料理は地元の惣菜店
「とくぜん」による家庭料理に
山菜や車麩(くるまぶ)などを交えた
郷土料理が旅のお客さまたちを
楽しませているとのこと。
また柏崎市で活躍する
西村遼平シェフによるフレンチベースの
料理もいただけることです。
柏崎の魚介や野菜をふんだんに使い、
ふき味噌やワサビ、干し柿など
フレンチの枠を超えて地元食材を
伸びやかに活用する料理は、
写真を見ただけでもワインがすすみそうです。
右のページには
春日俊雄さんと西村シェフと
「とくぜん」の大塚さんが写っています。
その背景に見えるかやぶきの家は、
「たしち」という屋号の家。
ところで
8月の後半の木曜日、
この荻ノ島集落にいきました。
目的は荻ノ島ふるさと村組合長の
春日俊雄さんとの打合せのため・・・。
別件でも7月中旬に
高柳町に行ったばかり。
今年は高柳町に縁があります・・・。
写真手前右から
「荻の家」
「島の家」
そして隈研吾さんが設計した
「陽の楽家」が並びます。
訪ねた時は、
田んぼの稲が美しい風景を創りだしていました。
愛情をこめた手仕事が
美しい農村の風景を創りだし、
背景の山並みや
かやぶきの家と調和しています。
環状の中央軸に道がぬけています。
その突き当りあるかやぶきの家。
「たしち」という屋号の家です。
「たしち」には蔵が付属しています。
「たしち」が建つ場所からから
「荻の家」と「島の家」を眺めます。
手前左が「荻の家(おぎのや)」
中央が「島の家(しまのや)」
島の家の奥に建つのが
隈研吾さんが設計した「陽の楽家」
荻の家から島の家を見ます。
荻の家の2階から見る田んぼの風景。
「たしち」から見る環状集落の眺め・・・。
荻ノ島はつくづくいい集落です・・・。