村野藤吾の日本橋高島屋
東京での打合せがあり、
せっかく東京に来たので
日本橋高島屋で開催されている
「日本橋高島屋と村野藤吾」展を
見に行きました。
日本橋高島屋は、
建築家・高橋貞二郎が描いた図面と、
戦争により中断された
アンビルドの増築図面(1936年頃)をもとに、
戦後、村野藤吾が
高橋貞二郎に敬意を払いながら
4度にわたる増築設計(1952~1965)を
おこない現在の姿になったものです。
増築部にガラスブロックを多用するなど
古典的な意匠に
モダンなデザインを融合させています。
展示室はとても小さく
かわいらしい空間でした。
建築史家の松隈洋による
ビデオ解説がわかりやすく
ビデオ映像に釘付けになりました。
展示を見たあと時間がゆるす限り、
重要文化財・日本橋高島屋S.C.本館内を
見学しました。
村野藤吾の造形美がいたるところに
ちりばめられていました。
特に階段の手すりの意匠は、
現在設計中の練馬の家の
階段の設計に参考になりました。
手すりの実測ができなかったので、
また近くまで行ったら
訪ねてみようと思います。
by y-hikage
| 2019-04-27 11:15
| 建築巡礼
|
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