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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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江之浦測候所に行きました・その3

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「 江之浦測候所 」は、

冬至と夏至、春分と秋分といった

季節の節目に太陽の軌道を

確認することを目的とした

建築であるとされています。


この目的を自分の言葉で表現するなら、


太陽の光を受信し我が身と宇宙の距離を測る。


ということかと思います。


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その装置のひとつ「冬至光遥拝隧道」は、

70mのトンネルを

コールテン鋼でつくられています。

       ○

一年で最も日照の短い日。冬至は一年の終点でありまた起点でもある。

この特別な一日は、巡り来る死と再生の節目として世界各地の古代文明で祀られてきた。

日が昇り季節が巡り来ることを意識化し得たことが、人類が意識を持ちえたきっかけとなった。この「人の最も古い記憶」を現代人の脳裏に蘇らせる為に、当施設は構想された。

冬至の朝、相模湾から昇る陽光は70メートルの隧道を貫き、対面して置かれた巨石を照らしだす。

(江之浦測候所パンフレットから引用)


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冬至光遥拝隧道の中ほどに

設置された「光井戸」

井戸枠は、

ノミの痕跡から中世のものとされています。

井戸枠の中には工学硝子破片が敷き詰められ、

雨天時には天井に穿たれた

開口部から雨粒が降り注ぐ様子が

見れるそうです。


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全速力で駆け抜け


相模湾に飛んでいきたくなるような衝動。

右は工学硝子舞台。



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工学硝子舞台

冬至光遥拝隧道と平行に、

冬至の軸線に沿って、

檜の懸造りの上に工学硝子が

敷き詰められています。

冬至の朝、

ガラスの小口に陽光が差し込み輝くとされています。



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出入り口の詳細。

江之浦測候所の建築は

全体的に出入り口及び開口部の詳細を

徹底的に追及しています。

機能的に美しく。

しかも見た目にも強く。


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檜の懸造りと錆びたコールテン鋼との対比に

蜜柑の色が添えられています。


 ○


江之浦測候所に行きました。

その4に続く・・・。


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by y-hikage | 2019-02-12 14:34 | 建築巡礼 | Comments(0)
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