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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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秘密基地での2日間

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11月の4日と5日、

桜設計集団の

八ヶ岳の秘密基地に泊まりました。

まったりとゆっくり流れる時間でありながら、

実はとても密度の濃い時間、

濃い時間でありながら

のんびりと楽しいひと時でした。

「 とても楽しかった! 」

この言葉を純粋に言えたのも

ひさしぶりのような気がしました・・・。

3間×3間の大きさの秘密基地は、

建築的にもすばらしい建築で、

さりげなく見えるようで、

実は吟味された

イメージと材料で丁寧に設計され、

丁寧につくられています。

雄大な風景をとりこみ、

美しい光が空間を包んでいます。

とても居心地がいい空間でした。


八ヶ岳の秘密基地が掲載された

チルチンびとの文章を読んでみます。


・・・・


ここは、木造住宅の設計や防火設計を行う「桜設計集団」を主宰する建築家・安井昇さんの、八ヶ岳の“秘密基地“。

安井さんが、家づくりの仲間たちが集えるようにと建てた、3間角の小さな小屋だ。

2年にわたる建設期間を経て、20175月に竣工した。

「酒吞処でもあり保養処、交流処、教育処、研究処、そして時には避難処として活用していきたいと思っているんです」と安井さんは笑う。

この“秘密基地“では、土地柄、天災でライフラインが途絶えたとしても、3日間は自立して生活できる仕組みを取り入れている。

夜にともる灯は、太陽光発電パネルで得たエネルギーをバッテリー(鉛蓄電池)で蓄電する自家発電によるもの。

この独立電源での電力自給のほか、受水槽の貯水・太陽熱温水器を使った湯の確保、薪ストーブを使って採暖や調理もできる。

(チルチンびと94号より抜粋)


・・・・・


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114日の昼過ぎに秘密基地に到着し、

昼食の準備をしています。

手前に座って絵を描いているのは、

住宅技術評論家の南雄三さん。

南さんは昼食を食べたあとの

豆本づくり教室の講師です。


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北側の窓から見える調理風景。


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ほうとうをみんなで作っています。


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とても美味しかったほうとう。

たくさんおかわりしました。

テーブルはヤマザクラに拭き漆仕上げ。


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南さんがこの場でさらさらと描いた

秘密基地から見える風景と秘密基地のスケッチ。


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秘密基地から見える風景。

見えるのは山並みと田んぼだけの別世界。


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薪を割っています。


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秘密基地の外観。

外壁は焼杉板を張っています。


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真空管温水器。


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太陽光発電パネル。


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南側外観。

広いデッキに座っていると

気持ちよくて眠くなってきます。


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別棟の小さな小屋。


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豆本づくり教室がはじまり、

作り方を説明する南雄三さん。


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みなさん真剣に豆本を作っています。


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日影良孝の豆本製作過程。


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夜は、近くの温泉に行ったあと、

スライドを見ながらお鍋をいただきました。



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二日目の朝。


夜露が樋なかを、

するすると滑り落ちているのが

朝日に輝いてきれいでした。


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朝食をつくっています。


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デッキに干された

寝袋と山並みの風景が妙に調和していました。


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木摺り漆喰の前に座る南雄三さん。

光がフェルメールの絵のようです。


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南さんのスケッチに一同サインをしました。


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南雄三さんと記念撮影。


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二日目の午後は、

山梨県北杜市須玉町の

津金学校(つがねがっこう)に

見学に行きました。

津金学校は1872年(明治5年)の建築で、

創建から今日まで同じ場所に建ち、

旧見付学校(静岡県)と並び

現存する最古の儀洋風学校建築です。


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津金学校の教室で記念撮影。


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津金地区は、

左官技術を継承する町のように思われました。


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戸袋の意匠も左官で表現されています。


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農家体験民宿の「なかや」にも立ち寄りました。

江戸時代後期の民家です。


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「なかや」に吊るされた干し柿。

吊るしたばかりで、

触ったらぬるぬるしていました。


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「なかや」の小屋組。


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「なかや」の前で記念撮影。

中央の青いシャツを着るのが安井昇さん。


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津金学校の次に向かったのは八ヶ岳美術館。

八ヶ岳美術館は村野藤吾の設計です。


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八ヶ岳美術館の次に向かったのは

中村キースへリング美術館。

設計は北川原温。

199031歳にエイズによって

亡くなったニュースを

いまでもなんとなく覚えています。


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キースへリング美術館の展示風景。


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キースへリング美術館の屋上庭園。


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中村キースへリング美術館に隣接する

ホテルキーフォレスト北杜。

この建築の設計も北川原温。

外観のみ見学。


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20177月・新しくなった小淵沢駅。

前の駅舎に親しみがあったので

前衛的な新しい建築に驚きました。

この建築の設計も北川原温。


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小淵沢駅の内部空間。


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小淵沢駅の待合室。

八ヶ岳がはめ殺しの窓で切り取られていました。


・・・・


115日の夕方、

秘密基地での2日間が終わりました。

帰りのあずさに乗りながら、

2日間の楽しかった時間をふりかえっていました。


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北鎌倉の日影アトリエ製図室で

秘密基地でつくった豆本を開きました。


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by y-hikage | 2018-11-26 15:43 | 建築巡礼 | Comments(1)
Commented by ame-no-michi at 2018-11-28 10:46
充実した2日間だったようですね
夜露が流れるのが見えるのも素敵ですね
雨が開いているところがあると
そんなことも感じられるんですね
ensuiのご紹介ありがとうございます
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