きたかまの家の検討模型
日影アトリエでは、
かなり初期の段階でラフな模型をつくり、
屋根のかたちを含めた
全体のプロポーションを検討します。
「 きたかまの家 」も例外ではなく、
平面のアウトラインの方向性が見えた段階で、
4つのパターンの検討模型を製作しました。
模型は完成模型ではなく、
「検討模型」なのでかなりラフにつくります。
時には段ボールなどで
即効的につくる場合もよくあります。
きたかまの家は、
計画当初から東西軸を棟とする
切妻屋根がふさわしいと考えていましたが、
平面が雁行しているため、
屋根が雁行する部分を
どう納めるかが課題です。
実はもうひとつ懸案事項がありました。
南側に山が迫っており、
その山に遮られて太陽の光を
十分に取りとりこめないのではないかと・・・。
この懸案事項を解決するために
片流れの屋根の可能性も
検討模型で探っています。
切妻屋根が雁行部で二段に重なる案。
切妻屋根が雁行部で
北側の屋根が連なり、
南側のみ二段に重なる案。
切妻屋根が北側も南側も連なり連続する案。
南側に登る片流れ屋根の案。
by y-hikage
| 2018-10-25 11:30
| きたかまの家(北鎌倉の住居)
|
Comments(0)