2009年に完成した
「北鎌倉の家」の建主さんは、
木工技術のレベルが高く、
趣味の域をはるかに超えて、
僕は鎌倉一番の木工作家ではないかと
いつも思います。
家をたずねるたびに
家の中に置いてある
作品を見てほれぼれします。
素人が作ったものとはとても思えません。
そこで、ものは試しに
「漆塗りを教えていただけませんか?」と
お願いしてみたら、
こころよく了解していただきました。
僕一人で漆塗りを教えていただくのは
もったいないので、
キムラ建設の木村亮介さんと
大工の西矢誠さんと僕の3人で
漆塗りの体験教室を
開いていただくことになりました。
日程は、
6月17日(日)
6月24日(日)
6月30日(土)の3日間です。
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北鎌倉の家の建主さんの
木工作品のほんの一部を紹介します。
上の写真は玄関に置いてある下駄箱です。
玄関に置いてある下駄箱の天板の詳細。
廊下に置いてある四本脚の棚と
その向こうのガラスのついたて。
廊下に置いてある引出し付きの棚。
引出しが細かい網代で編まれています。
小物入れの重箱。
三本脚の小さな椅子・・・。
ここで紹介した木工作品は、
こ全て拭き漆で仕上げられています。
漆塗りの教室は
建主さんの寝室でおこなわれました。
手前に写る70cm×150cmほどの
机の上で作業しました。
漆塗り教室を受講するには、
事前に白木の作品を準備しなくてはなりません。
木村さんは小皿。
大工の西矢さんは墨坪。
僕は日影アトリエのロゴマークを作りました。
日影良孝建築アトリエのロゴマーク。
右下の湾のかたちをした曲線は海岸線を意味し、
森と海のつながりを表現しています。
右側にぷにゅーと突き出た半島のかたちは、
日影の「 ひ 」の字が
すっぽりはまるような
かたちにしたつもりです。
( 次回に続く・・・ )