国立近代美術館で開催されている
「日本の家」展には、清家清が設計した
「 斎藤助教授の家(1952年) 」の
実物大の模型が展示されています。
その実物大の家を見て、
思っていたよりも意外と大きいと思いました。
想像していたよりも
1割り増しぐらいの大きさ・・・。
実物大の斎藤助教授の家の室内を
十分に身体に覚えこませてから、
製図室にある図面を見直してみました。
平面図と断面図を拡大縮小コピーして
切り張り着彩しながら・・・
斎藤助教授の家の設計データ
〇軒高:GL+2984㎜
〇床高:GL+454㎜
〇屋根勾配:2寸勾配
〇軒の出:1060㎜
〇梁間方向:4尺モデュール
〇桁行方向:おそらく3尺モデュール
〇南側テラスからの床までの高さ:+約200㎜
〇天井高:2363㎜
〇客間の内法高さ:1727㎜
〇鴨居厚:45㎜
〇丸柱:ヒノキ直径121㎜
僕は天井の高さは、
2100㎜から2150㎜ぐらいだと思っていたので、
ここでスケール感の思い違いが
起こったことがわかりました。
実物大の家に置かれている
チェストと障子は
実際の家で使われている本物とのこと・・・。
移動畳と椅子はレプリカ。
昔、日影アトリエで作った
斎藤助教授の家の縮尺100分の1の模型