庄司紗矢香の演奏を聴きにいきました。
昨夜、ヴァイオリニスト・庄司紗矢香の
演奏を聴きにいきました。
場所は、渋谷のオーチャードホール。
オーケストラはハンブルグの
NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団。
庄司紗矢香は、
ソリストとして二番目の曲
「プロコフィエフ作曲の
ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.19」
を弾きました。
このコンサートの情報は
だいぶ前から知っていたのですが、
チケットを購入しようかどうかと、
ぎりぎりまで迷っていました。
庄司紗矢香の演奏を
じかに聴いてみたい思いは、
のどから手が出るほどにあったのですが、
プロコフィエフの曲が
前衛的なような気がして
ためらっていたのです。
そして公演の2週間前ぐらいになり、
やっぱり聴きに行こう!
と決断しましたが、
時すでにおそし。
席を予約したのですが、
S席でもかなり後ろのほうになってしまいました。
庄司沙也加が演奏している姿が
まったく見えないのも残念なので、
引き出しの奥から骨董品の双眼鏡を持ち出し、
コンサートに向かいました。
開演前にいざ指定した席・31列9番に座ったら
想像した以上にステージから遠く
僕はへこみました。
さて庄司紗矢香が弾くプロコフィエフは・・・。
庄司沙也加がインタビューでこう言っています。
「 この曲は、繊細さ、やさしさ、豊かな色彩が
とても印象的で、
その奥にエネルギーが潜んでいます。
第1・2楽章でイメージするのは風、
終楽章で大切なのは遊び心です 」
○ ○
素晴らしい演奏でした。
曲も素晴らしく
プロコフィエフに対する偏見が完全に消えました。
アンコールは、バッハの
無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番アンダンテ・・・
庄司紗矢香のしっとりとした音色が
ホールを包みました・・・。
庄司紗矢香は今、もっとも好きな
ヴァイオリニストであり音楽家です。
庄司沙也加の音は、
文学と絵画を読み解くように、
ゆっくりと深く、
繊細に編んでいく。ように音を奏でます。
音楽を、文学と絵画に置き換えているように
僕には思えるのです・・・。
全体の演奏が終わって、
階段をおりて帰ろうとしていたら、
なんと驚くべきことに!!、
サイン会がありました。
幸いなことに公演プログラムのページに
庄司紗矢香さんから
直接サインをしていただくことができました。
by y-hikage
| 2017-03-08 14:00
| 森の中と町の中で
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