会津の建築:鶴ヶ城
第12回木の建築賞・二次選考会が
おこなわれたのは10月8日のことでした。
選考会は朝の9時開始のために、
前日に会津若松市内のホテルに
宿泊することになっていました。
せっかく会津若松に行くのだからと、
午前中に栃木県足利市の
国宝建造物の鑁阿寺(ばんなじ)を
見学し郡山経由で
会津若松市に向かいました。
あんがい
足利市と会津若松市は距離があり
磐越西線各駅停車が
会津若松駅に着いたのは
夕方の4時前ぐらいでした。
会津若松市といえば鶴ヶ城です。
鶴ヶ城は、東日本大震災の記憶が
生々しく残っていた2013年の
大河ドラマ「八重の桜」の
舞台のひとつとなったお城です
(今でも震災の記憶は
消えることはありません・・・)。
主人公の綾瀬はるか演じる
新島八重ら女性たちが
戊辰戦争(明治元年の会津戦争)で
鶴ヶ城に籠城し新政府軍と戦い、
新政府軍の猛攻の前に
1カ月持ちこたえたといわれています。
大河ドラマ好きの僕は、
ホテルに荷物を置いて
まっさきに歩いて鶴ヶ城にむかいました。
難攻不落の鶴ヶ城は戊辰戦争によって
激しく損傷はしたものの
城郭自体は残りましたが、
戦争後に新政府軍によって、
石垣だけを残して解体されました。
現在の城郭は昭和40年に
鉄筋コンクリート造で復元されたものです。
鶴ヶ城を見学したことがきっけかで、
僕にとって新しい建築の視点を
見つけることができました。
それは「石垣」です。
鶴ヶ城の石垣を見て
石垣の美しさを再発見したのでした・・・。
石垣は城郭建築だけのものではありません。
○ お城の石垣・・・。
○ 農家の石垣・・・
○ 畑の石垣・・・・
○ 古い町並みの石垣・・・
石垣は様々な場所で、
その地域の材料と技法で、
美しく積まれています。
これから石垣を興味をもって
見つめていきたいと思います。
会津若松市内には、
興味深い蔵が点在しています。
蔵さがしをしてみたかったのですが、
残念ながら夜になったので
あきらめました・・・。
二次選考会の翌日は、
「木の建築賞・見学会」が企画され参加しました。
その見学会について
これから連載してみようと思います。
by y-hikage
| 2016-10-24 11:08
| 建築巡礼
|
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