前回の記事で、
作家・劇作家の井上ひさしさんのことを
少し記事にしました。
その流れで、
前回の記事に少し手を
加えてみようかとおもいます。
※
作家・井上ひさしさんが執筆した戯曲は、
どれをとっても素晴らしく、
笑いがとどまらず、
涙もとまらず、
心につよく響き、
その表現は、
むずかしい内容ではあるけれど、
とてもわかりやすく受け取る側に、
言葉をなげかけてくれます。
そのなかでも、
広島で被爆した父と娘を描いた
「 父と暮らせば 」 は最高傑作だと思います。
( 何度観ても
最初から最後まで涙とまらず・・ ・)
※
井上ひさしさんは、とても残念なことに
2010年4月に天国に旅立たれましたが、
「 父と暮らせば 」 と同様に、
2010年に海外でも公演された「 ムサシ 」も
「 恨みの鎖を断ち切る 」 という
永遠のテーマを題材にした戯曲で、
蜷川幸雄さんの演出と藤原竜也さんの
演技のすごさによって、
舞台にひきこまれるような勢いで、
観客を引っ張ってくれました。
「 ムサシ 」の初演は2009年3月ですが、
2010年にロンドンとニューヨークでも
公演され高い評価を得ています。
※
ここからは少し自慢話になりますが、
海外公演のプログラムに
2006年、日影アトリエが設計した
「 宝蓮寺文庫 」の写真が
2頁目に掲載されました( 写真:西川公朗さん )。
この白い版と黒い版の二冊のプログラムは、
僕の大切な宝物となりました・・・。
( 上の写真の三冊のプログラムのうち
一冊は、国内公演版です・・・ )