
先週、茨城県笠間市の採石場を
見学したあとに、
水戸市内に移動し、
茨城県近代美術館を見学しました。
茨城県近代美術館は
吉村順三の設計によって
1988年に完成した建築です。
吉村順三が生涯設計した
美術館は意外と少なく、
北野美術館増築(長野県1988)と
天一美術館(群馬県1997)と
茨城県近代美術館の合計三棟です
(僕の知る限り・・・)。
数少ない吉村順三の美術館なので、
以前から見学したいと
思っておりましたので
今回、見学が実現できて
満足することができました。

東側正面外観。

中庭から見た外観。

ホールからエントランスを見る。

ホールから中庭方向を見る。

ホール・南側展開。

2階へあがるスロープ。

1階へ下るスロープ。


2階ホール。
茨城県近代美術館を見て、
とても印象に残ったのは、
ホールのトップライトでした。


2階展示室。

2階展示室。

2階展示室のトップライト。

ホールのトップライトと手すり。

ここで吉村順三作品集
(1978~1991新建築社)に
掲載されている、
茨城県近代美術館の解説を
そのまま引用してみます・・・。
※
「建物の外観は高さを低く抑え、千波湖の水と緑に溶け込む佇まいとし、内部は簡潔で分かりやすい平面構成とした。外壁は、両側面に断熱材を吹き付けたRC壁を挟んで、外側を石張り仕上げとし、内壁に展示室壁面をつくり、それぞれの内・外仕上げ壁とRC壁の間を通気層としている」.....
※
ところで、この美術館のとなり建っている
近代的な建築がとても気になりました。
製図室に帰って調べてみたら、
1966年茨城県立県民文化センター
(設計:芦原建築設計研究所)
ということがわかりました。

芦原義信設計の
茨城県立県民文化センター。
とても「 近代建築 」的な建築・・・。
※
そして、
美術館を見学したあと、
水戸の偕楽園に行きました・・・。