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日日日影新聞 (nichi nichi hikage shinbun)

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草薙総合運動場体育館に行きました。

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先日の3月15日の昼過ぎ、

沼津駅で草薙運動場体育館に

電話をしました。

「草薙駅から歩いて行けますか?」

「歩くのはかなり厳しいと思います。

草薙駅で静岡鉄道に乗り換えて

県総合運動場駅で下車してください。

その駅から歩いて来るのが便利です。

体育館の見学ですが、

1階のコートは使用中ですが、

2階席からは自由に

見学できますよ・・・」  ・・・と

電話で確認したあとに

東海道線各駅停車に乗って

草薙駅に向かいました。

それにしても

東海道線はいつも混んでいます。

平日の昼過ぎ、下り方面の電車なので

ガラガラだと思っていましたが、

普通に混んでいました。

だれかが静岡は交通の大動脈と

話していましたが、

本当にそうだと思いました。

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そして内藤廣さん設計の

草薙総合運動場総合体育館に着きました。

(通称:このはなアリーナといいます)

想像していたより大きく見えました。

黒いチタン亜鉛合金板が外観を

大きく見せているのかもしれません。

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黒い建物がメーンフロア。

手前の楕円の屋根はサブフロア。

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鉄筋コンクリートのスラブに

黒い屋根が斜めにのっています。

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メーンフロアの軒先詳細。

軒裏に見える鉄筋コンクリートの

スラブは構造のかなめです。

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サブフロアの妻面。

このサブフロアが気にいりました。

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サブフロアの軒先詳細。

メーンフロアと同様に、

軒先を薄く見えるように

スチールで工夫しています。

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サブフロア遠景。

左奥で解体中の建物は、

旧体育館でしょうか・・・。

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メーンフロアの内部空間。

バスケットボールコート4面分の広さ、

2700席の観客席があるそうです。

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構造は、

〇下部構造が鉄筋コンクリート造。

〇中間構造(下屋根:斜め柱群)が

木造+鋼製筋違(すじかい)。

〇上部構造(上屋根)は鉄骨造

としているそうです・・・。

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下屋根を支える木材は、

地元の天竜杉集成材を使用し、

断面が36㎝×60㎝×長さ14.5m、

合計256本あるとのこと・・・。

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下屋根の構造と

杉のルーバー天井とのとりあい。

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このアリーナの構造上、最大の特徴は、

幅9m×厚さ50㎝の楕円状の

鉄筋コンクリートのリング(床スラブ)

にあるようです。

このスラブの上に柱を斜めに林立させ、

スラブをささえる鉄筋コンクリリートの

柱上部が免震構造になっています。

(おそらく柱の上に見える

丸い二本の柱が免震装置・・・)

またリング(床スラブ)は耐火設計にも

大いに役立っているとのこと・・・。

(上に炎の上昇を止める役目?)

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手すりのデザインから

内藤廣であることがわかります(?)。

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模型は、ギャラリー間で開催された

内藤廣展で撮影したもの・・・。



木造の大空間は今まで、

どこか無理をしている印象が

残っていましたが、

草薙の体育館は力の流れが

素直に木構造で表現されていて、

画期的な建築だと思いました。

(これからの木造の指標になるでしょう)

ただ僕の強い思い込みでしたが、

室内が自然光に満たされ、

木がきらきらと自然の光で輝いていると

信じていました・・・。

でも考えてみると、

室内が自然光に左右されると

競技に支障をきたします。

百聞は一見にしかず・・。

来て本当によかったです。

さて次は、国宝建造物の

久能山東照宮に向かいます・・・。

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by y-hikage | 2016-03-18 11:01 | 建築巡礼 | Comments(0)
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