祖師谷の家の部分詳細
北町の家の階段の手すりを考えていて、
ふと日影アトリエの過去の事例が
気になりだして、
2007年に竣工した祖師谷の家を
ふりかえってみました。
設計の仕事は、そのたびに
与えられたテーマで
全力を尽くしますので、
こうして過去の事例をふりかえってみると
新鮮な再発見があります。
たとえば
「もう一度、
このティテールを採用してみようか・・・」
など・・・。
これから少しずつ過去の作例を
日日日影新聞で記事にしていこうかと思いました。
玄関回りの空間。
玄関扉は無垢のトチの木。
造作材はタモ、
床は栗、
壁は漆喰ですが一部土壁塗りとしています。
左官は山泰荘と同じ江原さんです。
構造の柱を丸削りとして、
壁から縁を切り、
手すりのかわりとしています。
日影アトリエでは、
漆喰の壁に手がつかないように
水平の手すりを設ける場合がよくあります。
奥の部屋は仏間。
仏壇の棚の紫色は左官仕上げ。
階段と手すりまわりの詳細。
2001年竣工のチャイハウスのように
モダンな住宅にしてほしいという要望から、
構造をあらわさない大壁構造とし、
木の表情をおさえるために
広葉樹のタモを選んでいます。
by y-hikage
| 2016-02-17 08:54
| 祖師谷の家
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