革新的な建築 「船頭小屋」
今年、見学した建築物で
印象に残ったものは、
いくつもありますが、
その中で印象に残った
変わった建築物と言えば
「船頭の小屋」です。
台の家のステンドグラスを
製作してくれた葛籠屋工房の
すぐそばの川崎民家園を
訪れたのは今年の夏でした。
川崎民家園を訪ねたのは
今まで2回から3回ぐらいだと思いますが、
前回は10年以上も前だと思います。
その記憶だともっと広い施設群だと
思っていたのですが、
意外とあっという間に
全ての民家を
見学することができました。
その中で、
以前の見学で見落としていたのか・・・、
新しく仲間入りした民家なのか・・・、
定かではありませんが、
「船頭の小屋」に目が釘づけになりました。
大きさは、畳二畳ほどの広さ、
高さは人間の背丈ほど。
内部は畳(ゴザ?)が敷かれ、
残りは、
小さな囲炉裏を切った土間になっています。
この小屋は船頭の
客待ち小屋のようですが、
この極限の小さな「住まい」が、
なんとも居心地がよさそうなのです。
小さな空間は
包まれる感じがあってとても好きです。
このような 小さな 小さな
小屋のような建築を設計してみたいと
いつも考えているのです・・・。
ちなみにこの船頭小屋は、
洪水のときは、
二人で担いで
移動できるようになっているそうです。
そういう意味では
革新的な建築
ではないかと思うのでした。
by y-hikage
| 2015-12-30 13:55
| 建築巡礼
|
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